3話構成で雨の六甲モデルコース 6時間 8,000歩 公共交通機関利用
ランチ予約をした日は一日雨予報。山上の施設群のため雨だと残念だと思う気持ちもありますが、屋内施設を選択して廻れば、『空いている』六甲をほぼ一日楽しめます。
今回は以下の3話構成で繋げれば雨の六甲のモデルコースとなります。六甲ケーブル下発着10:00ー16:00の約6時間 8,000歩の公共交通機関を利用したコースです。
雨がやんでいるか小雨の場合は、ROKKO森の音ミュージアムと六甲ガーデンテラスの間に高山植物園を入れるとより楽しめると思います(雨がひどかったので訪問を諦めました)
六甲ケーブル下駅にはJR六甲道・阪急六甲駅からバスが出ています。
巡り順
- 第Ⅰ話①六甲ケーブル(六甲ケーブル下→六甲ケーブル山上)
- 第Ⅰ話②記念碑台(バス停)
- 第Ⅰ話③六甲サイレンスリゾートランチ(記念碑台から徒歩7分)
- 第Ⅱ話(No.外)六甲山上施設の駐車場利用制度
- 第Ⅱ話④ROKKO森の音ミュージアム(バス停)
- 第Ⅲ話⑤六甲ガーデンテラス(バス停)
- 第Ⅲ話⑥六甲枝垂れ(六甲ガーデンテラスから徒歩3分)
- 第Ⅲ話⑦TENRAN CAFE(六甲ケーブル山上駅)
①六甲ケーブル
六甲ケーブルは六甲ケーブル下駅から六甲ケーブル山上の2つの駅を繋いでいます。運賃は片道600円・往復1,100円です。
直線の凄い角度で山道を上がっていくものです。ガラス扉がある車両とない車両があります。六甲山の気温は地上より低いので、春とはいっても雨の日のガラス扉のない車両は寒い….といったことも考慮しながら乗る場所は選んでください。席は自由です。
途中にはダム(?)が見えたり、5月というのに赤い樹木があったりと雨が活きる景色も堪能できます。
※六甲山上バスは乗り放題券が便利(500円/日)
六甲ケーブル山頂駅の構内で、六甲山上バスの乗り放題1日乗車券が購入できます。
六甲山牧場・摩耶方面に行くスカイシャトルは対象外ですが、今回のルートは回りきれるため500円/人で購入しました。
何回乗ると元が取れるかは、通常料金が乗車・降車場所ごとの従量課金ですので、なんとも言えませんが、1箇所往復ではなく2箇所以上廻るとほぼ元に近い金額になるかと。
何よりもICカードが使えないバス(2023年5月乗車時)ですので、従量制の料金を調べて両替したり、小銭を用意したりという手間と焦りがないということを考えると乗り放題券のありがたみを感じます。
バス停は屋根のないところも 日中20分間隔運行
一日乗車券購入時に時刻表もいただけます。バスは日中20分間隔で、屋根のないバス停もありますので、時刻表をみて時間を合わせてバス停に向かうことが雨の日の快適観光につながるかと思います。
②記念碑台
ケーブル山上駅からバス停を1つ進むと記念碑台。このバス停は六甲サイレンスリゾート訪問の下車ポイントです。雨がおさまっていたので、バス停が指し示す場所となっている記念碑台に登ってみました(バス停から徒歩1分)。
上は公園となっていて晴れの日には山の空気と景色を堪能できそうですが、雨なので、記念碑に直進。
記念碑は昭和30年に半世紀以上前を振り返って、六甲山の開祖、英国人のグルーム氏を褒め称えるものでした。
グルーム氏(1846−1918)は実業家で、神戸居留地のオリエンタルホテルの社長をされていたこともある方。
景観保護と動物たちを愛護する意味も含め、六甲山に自分の別荘を建てると共に、別荘分譲などを手がけて、開発していかれました。
③六甲サイレンスリゾート
記念碑台のバス停から徒歩7分程度。
元々外国人がレクリエーションを楽しむ場所であった六甲で100年以上の歴史を持つ六甲山ホテル。その歴史を継承し、ホテル事業は行っていないものの、カフェ・BBQグリルの2つのレストランとウェディング施設となったのが六甲サイレンスリゾートです。
施設は大きく2箇所に分かれ、趣のある旧館にはカフェが、道路を渡ったところには別の建物で、大きなテラスを持つBBQグリルレストラン空のダイニングがあります。
いずれも予約が必要なメニューが多いですので、ご利用の場合は事前予約を。
六甲サイレンスリゾートカフェテリア(旧館)のメニューを見る場合はこちら(一休レストランサイト)
六甲サイレンスリゾート空のダイニングのメニューを見る場合はこちら(一休レストランサイト)
今回私は『空のダイニング』で但馬牛のロースの味わえるランチコース麗URARA(5,300円/人間)を予約しました。
六甲サイレンスリゾート『空のダイニング』但馬牛ランチ
空ダイニングの絶景を楽しめる環境
空ダイニングではテラス席もありますが、紫外線対策で室内席を予約していたことが功を奏して雨の降り始めの前絶景の片鱗を見ながら、ジューシーな但馬牛をバーベキューでいただきました。
雨ですので、テラス席には下りていかず店内席へ。手前にガラス張りが素敵な鉄板焼きコーナーがありました。
店内席のイメージはブルーのテーブルクロスがかけられた状態の席はこのような落ち着いた感じ。利用するテーブルの、クロスを外すと網が出てきます。
窓からの景色は好天ではないため遠くは見えませんが、六甲アイランドあたりの埋立地の形状がみて取れるぐらいです。窓側はほぼ全面ガラスですので、青空があれば、店内席でも絶景だと思います。
但馬牛ロースのランチ 麗
日本の三大和牛の中の一つ神戸牛も但馬牛の一種で、日本の和牛の祖と言われている但馬牛は柔らかい肉質にキメの細かいサシとそのバランスの良さが特徴です。
その但馬牛のロースをメインとしたコースにはソフトドリンクバーが含まれていますが、ご飯類は含まれない。とのことでビールとおにぎり(150円/個)をオーダーしました。(おにぎり以外に通常のご飯もオーダー可能とのこと)
ビール小瓶
ビールは生ビールがなく、プレモルの小瓶は880円です。
ソフトドリンクバーはジュース・お茶類と珈琲類があります。
サラダ
BBQの前にサラダが出てきます。
但馬牛ロース・ウィンナー・焼き野菜
但馬牛ロースはたっぷり120g。霜降り和牛ですので重さ以上にしっかりお腹いっぱいになります。ウィンナーはおそらく一つはチョリソーなのですが『もしかしたらちょっと辛い?』という嬉しい味わいです。右上に見えている四角いものは牛脂なので食べられません。
お肉は一口目から、さすが但馬牛!と思う甘味あるものでした。
焼きおにぎり!を作れるオプションおにぎり
1個150円でオーダーしたおにぎり。なんと焼きおにぎりの作れる醤油ソースとはけ付で出てきました。
私は自分で焼きおにぎりを焼くのが初めての体験だったのですが、うっすら醤油をつけて焼き、また醤油をつけて焼きの繰り返し。焦げ目がついたと思ったらボロボロと崩れてしまうなど、なかなか難しいものですね。