週末は数ヶ月前からでないと予約に取れないセントレアホテル 1164号室 シミュレータ付きのANAROOMに宿泊してきました。航空機マニアでないただの飛行機旅好きの方にもお勧めの素敵なお部屋滞在をご紹介します。(航空マニアにはたまらないかもしれない部品も沢山ありますが….)。
予約は機内食カートの夕食付き(2食付)推奨 週末は数ヶ月前から予約を。
このお部屋の場合、2食付きにすると夕食は機内食カートで提供されるルームサービスがつくため、可能な限り2食付きでの予約を推奨します。ルームサービスのお肉・お魚選択は予約後にホテルTelですので、決まらなくてもとりあえず2食つきでの予約はOKです。
ANA ROOM滞在 お土産特典は?
セントレアホテルは、名鉄の中部国際空港駅下車、改札を出てまっすぐ進んで、徒歩1分。迷いようのない立地です(改札を出たら入り口見えている感じ)。
チェックインタイムは15時。これが不変なのは、後ほど部屋を見てわかりましたので後述します。
チェックイン時に渡されるお土産特典
チェックイン手続きの際に、ステッカーとボールペンがいただけます。大人2名の予約でしたので、どちらも2つづつでした。
機内スリッパを新しいままお土産にも
お部屋に入ると、目立つお茶コーナーにスリッパが置かれていて。ああ、これは機内用スリッパ。これを部屋で履くのか。と、思わせておきながらクローゼットにはちゃんと別のスリッパも。
なるほど、これは。機内スリッパもそうですが一度下足のところで履いてしまうと持ち帰りたくないなとの心理まで踏まえた配慮かと。思い出持ち帰り兼用のスリッパなのですね。国内線だとプレミアムクラスに乗らないとスリッパ貰えないしということも踏まえたお土産品なのかもしれませんね。
ちなみに、機内提供と同様、靴べらと、持ち帰り用の袋もついています。
ANA ROOMの『航空機コンセプト』への拘り
ANA ROOMはセントレアホテル最上階の角部屋。エレベーターから最も遠い奥のお部屋。
インターホン上のプレート
そのお部屋に近づくと一室だけインターフォンの上にプレートがあるのですぐわかりました。
航空機での採用座席
お部屋を開けてまず目に入るのは、ANAのエコノミー座席。コンパクトなのに様々な体格の方にフィットするようシートの構造や圧力分散など工夫がされている座席です。
セスナ シュミレーター
隣にはシュミレーター。
セスナ機のシュミレーターで椅子は青ですがゲーミングチェアですので、このコーナーだけは一般飛行機と見た方が良いかもしれませんね。
シュミレーターが体験できる機種は『セスナ172 スカイホークSP』。
出発空港はセントレアから変更できませんが、他の地域に飛んでいって別空港への着陸体験は可能です。ただ、セントレア→名古屋駅まで飛ぶのに12分(陸上実測では名鉄特急で28分ぐらいの距離)。
私も土地勘のある関西まで飛ぶのにずーっと操縦してみましたが、空港を探し出す前に時間切れ…。となりました。
ホイールでできたテーブル
そして、テーブル。本当の飛行機タイヤのホイールなんです。欠け感も味わって欲しいと説明にあったので、実際に使われていたものですね。
ANAを示す壁装飾
そしてベッドルームの壁の奥には、空港の搭乗案内風。ここに書かれている時間がチェックインタイムとアウトタイムですので、前述内容で不変だなと思ったところです。
便名風の表記CRHはセントレアホテル、1164はお部屋番号です。
このベッドルームの背後の壁には就航図。
ベッドから外を眺める窓の上にはロゴがあります。
飾り棚の部品類は限定動画で解説あり
奥の飾り棚に飾られているのは航空機部品。解説書きです。後、宿泊者限定の動画にアクセスして、航空機整備後ご担当者の部品解説を聞くこともできます(非公開YouTubeに自身のスマホでアクセス)。
上部、モデルエアープレーンとVHFアンテナ。上から2段目。エンジンファンブレードとトランシーバーなど。他にもピトー管・マルチレーダー・慣性航法装置・機体識別板など実物と解説を見ながら解説を聞ける体験が可能です。
クローゼットの手荷物装飾
そして、クローゼットを開けると、中には手荷物サイズ表示が。100席未満の座席では持ち込めない荷物のチェックなど、空港では焦ってできないキャリーケースサイズ確認などできてしまいますね(まあ、このお部屋に泊まる飛行機好きの方はそんなの購入前にチェック済みだとお思いますが。)
浴室扉のロゴ
更に浴室ドアはANAへの入り口風となっています。
ANAコンセプト外お部屋情報とアメニティ
浴室設備とシャンプー類
ANAのコンセプト外ですが、お部屋設備情報を。浴室は、風呂椅子なしですが、浴槽とは別の場所にシャワーが。写真では写っていませんが天井シャワーもありです。シャンプー・トリートメント・ボディーソープはラメールでボトル設置となります。
湯船は割とゆったりサイズ。当初はセントレアの温泉に行こうかなと思っていましたが、快適そうなのでお部屋での入浴に切り替えました。それぐらい快適そうです(温泉ではありませんが)。
洗面アメニティ(クレンジング・化粧水など基礎化粧品はフロントで受領)
洗面のアメニティーはブラシ・カミソリ・綿棒とコットン・歯ブラシです。
クレンジング・洗顔・化粧水・乳液はフロントにまとめて置かれているため、必要数をお部屋に持って上がれます。
お水・お茶類
お水は棚の上にボトルが置かれているため、同じフロアの自販機コーナーに設置されているウォーターサーバー(無料)から汲んできて冷蔵庫(空)に保管できます。自販機コーナーにはコップは設置されていないため、お部屋のボトル持参を忘れずに。
自販機では、ソフトドリンクのほかビールやハイボールなども市場一般価格と同等で販売されています。
お部屋に設置されているお茶類は、煎茶・玄米茶とコーヒー。常滑焼の器で楽しめます。
セキュリティボックス
セキュリティボックスもありますので、貴重品を置いて空港探検に行く際も安心ですね。空港ホテルらしくお荷物置きもきっちりあります。
ANAROOM限定!機内食カートで提供される夕食
シュミレーターとともに、ANAROOMに宿泊する際のメインイベントもいえる機内食カートで提供される夕食です。事前にお肉・魚各1つのリクエストを電話にて入れさせていただきました。
(お食事自体は機内食風ですが、ホテルで調理された物です。)
時間になるとお部屋に本物の機内食カートが届きます。
カートの上にボトルと紙コップが乗っているのは、ANA機内で提供されている『スープ』と機内仕様紙コップです。ナプキンもホテル仕様のものの下に機内仕様の物が置かれています。
ナプキンに合わせてより完成系を求めるなら、お茶は伊藤園さんのおーいお茶を用意すべきでした….(ホテル内自販機でサントリーさんの伊右衛門茶を購入してしまいました)。
通常ホテルのルームダイニングサービスといえば、食べられるようテーブルセッティングをするところまで行う方が丁寧と判断されますが、この部屋に限っては『自分で機内食カートを開けてみて取り出す』体験こそがサービス。
上段はバーをスライドさせるだけで開くけれども、下段は上のバーをオープンにした状態で開閉スライドを動かして開けるのですよ。ということと、ペダル赤が固定ブレーキ、緑を踏むと解除です。と丁寧にご説明いただきカートからは何も取り出さずにスタッフの方は退出されます。
上段には冷たいデザート、下段には暖かいお料理が入っています。
上段のデザートのキティちゃんですが、お食事している間そのままカートに入れていたら、顔の輪郭の紺色が顔に染み込んで若干ゾンビ気味に…..。キティちゃんの名誉のためにデザートのラップを取った写真は掲載しませんが、ご容赦ください。早めにラップを取ればよかった…。
下段はこんな感じ。国際線エコノミークラスの思い出が蘇る感じしませんか。
下がスープを注いで、ラップを取ったお食事です。バターのマーガリンは別にカトラリーのカゴに入っています。お魚料理の右上はグラタンに見えますが、ドリア。お魚料理は名前わかりませんが、中は白身魚です。
(はじに写っているビールは、ルームサービスではなく自販機コーナーで買った物です。)
お肉料理は巨大なハンバーグ。機内食のイメージより断然贅沢ですね。パスタをつける赤いソースも別添えされていました。
食後は、そのままカートにしまってカートは朝までお部屋に置いておく方が多いとのことで、カートに食器を収納しておきました。
食後も背面の『THIS SIDE NOT FACING AISLE』(こちらの面を通路側にしないでください)などの文字をじっくり見たりもできます。
滑走路一望。朝8時代は飛行機の出発ラッシュをお部屋から見学可能
チェックイン日の夕刻からしばらく、離陸する飛行機セントレアは少ないねと話していたのですが、翌朝朝ごはんを食べて戻ってみると8時台は離陸ラッシュ。ANAはもちろん、JALやスターフライヤー、着陸機ではDHL(用事をしていて着陸された後に気づきました。)。国際線も回復傾向ですね。スマホ写真だとかなり遠い写真になるのと、微妙に離陸の瞬間が建物に隠れてしまう場合が多いのですが、海外・国内の旅先にこれから向かうような気分が味わえます。
残念ながら、私がこの日乗るのは飛行機でなく帰路の『ヒノトリ(近鉄特急)』ですが、空港ってやっぱりワクワク感が募るなあと思います!
朝食情報はANAROOM滞在時も一般のお部屋滞在時も同じサービスであるため、次の記事『セントレアホテル朝食と共用ラウンジ』情報記事にまとめさせていただきます。