有馬温泉の日帰り温泉「太閤の湯」は、有馬の日帰り入浴の中ではおそらく最も有名な施設です。その施設を併設する宿が「有馬きらり」となります。
有馬温泉の中ではミドルクラスのお宿になり、カジュアルに、気楽な気分で楽しむことができる宿です。
阪急電車に乗りますとよく広告を見かけるのは、太閤の湯が阪急・阪神ホテルズのグループだからでしょう。兵庫南部県民には、きらりの名前よりも「太閤の湯」と言った方が馴染みがあるかもしれません。
有馬きらりへの送迎は有馬温泉駅発の定時運行
有馬温泉駅(バスターミナル着の方は有馬温泉駅が近いため移動可)からの送迎は、定時運行ですので、時刻表を公式HPでの確認が必要です。夏季・お盆・お正月期間等は時刻表が変更となるようですので、直前にも確認してから行くと良いと思います。歩くと徒歩10分程度、有馬らしく坂道で、駅から向かうと上り道となります。
有馬きらりチェックイン前後でも太閤の湯は利用可能
有馬きらりの宿泊を最大限に活かすなら、チェックイン前・チェックイン後の太閤の湯利用でしょう。宿泊者は太閤の湯を使えても、日帰り利用者は有馬きらり内の温泉は当然使えません。そのため、他の宿泊者の方々が太閤の湯を楽しんでいる間に宿泊者専用風呂をのびのび使うのがおすすめです。
有馬きらりと太閤の湯は同じ敷地内にありますが、繋がっておらず、別の他建物となっています。チェックイン前に利用する場合は、一度有馬きらり側のフロントに行ってチケットを受領し、太閤の湯の建物移動します。
太閤の湯は、日帰り温泉施設の中でもかなり大型のクアテーマパーク。館内は館内着でウロウロできます。
施設は大きく温泉施設・岩盤浴施設・お食事施設があります。
温泉施設の設備一例は以下の通り。リスト化するには多すぎるためメインどころを。
- 露天・太閤の岩風呂(金泉:かなりの濃度です。湯あたりに注意)
- 露天・瓢箪の湯(銀泉:広い湯ぶね)
- 露天・ねねの遊び湯(炭酸泉:少しコンパクトな造り、混雑気味)
- 露天・露天ハーブ湯
- 内湯・天下の湯(金泉・銀泉の混合湯。金泉より湯あたりしにくい)
- 内湯・黄金の蒸し風呂(金泉銀泉蒸気浴)
- 内湯・溶岩サウナ
- 内湯・銀泉岩清水(水風呂にまで銀泉)
岩盤浴ゾーンも大きく3種類
- 太閤の湯殿(30分間のみ無料 低温岩盤浴と蒸し風呂)
- 太閤夢蒸楽(有料・5種類のデザイン・効果の異なる岩盤浴)
- ひょうたん夢蒸楽(貸切有料・岩塩浴)
これだけみても、時間はたっぷり必要だと感じていただけると思います。是非チェックイン前後の時間も有効活用を。
有馬きらりは2019年4月全面リニューアル済
有馬きらりがリニューアルされる前は、太閤の湯から見る宿泊ホテルは老朽化してそうだなとずっと思っていました。が、2018年から10ヶ月間もの長期お休みを経て有馬きらりにリニューアルされて新しさが心地良い旅館となりました。
有馬きらりウェルカムホワイエでコーヒーブレイク
チェックインタイムには、ラウンジでコーヒーカップを選びつつ珈琲がいただけます。すでに温泉を満喫している身にも良い休憩になりました。
お部屋はデザイナーズ個室もある和室
お部屋は和室で、コンパクト。お部屋を心ゆくまで楽しむにはコンパクトすぎる感じもしますが、カジュアルな旅館として、こだわりのデザインの部分もあってお洒落。
宿泊者専用温泉にも金泉と銀泉
有馬きらり宿泊者専用の温泉は、もちろんきらり側の建物にあり、豊富な湯量の金泉と銀泉が楽しめます。
太閤の湯の方が湯ぶねの種類は多いのですが、その後に行くからこそ宿泊者専用温泉の静けさにありがたみを感じます。
有馬きらりでの夕食はダイニング
有馬きらりの宿泊の際は、夕食を太閤の湯内でいただくプランもありますが、有馬きらりでの会食をお願いすると有馬きらり内のダイニングルームでいただけます。入り口から気分が高まるデザインですね。
お料理は日本料理に洋皿が入る流れとなっていて、器の凝り方を含め盛り付けも楽しいものとなっています。蓋を開けるとどうなるの?という楽しみが続きます。配膳サービスは、有馬の他の老舗旅館と比較するとカジュアル感があり、肩の力を抜いて楽しい夕食時間を楽しめました。
朝食はブッフェ
朝食はパン食やデザートも楽しめるカジュアルブッフェでした。
朝食をしっかりいただいて、チェックアウト後も太閤の湯を楽しむという丸2日間温泉を楽しみ尽くす1泊2日旅となりました。
明日は、有馬温泉で私が最も泊まってみたいと長い期間憧れていた中の坊瑞苑宿泊記をご紹介予定です。