近鉄特急あをによし。今回は3名以上で乗車できるサロンシート乗車記です。更に、目的地となった近鉄奈良駅徒歩1分の場所にある鉄道会社社員さんが新事業として立ち上げられたブルワリー大和醸造の店舗に立ち寄り。
30分の短時間でもサクッと楽しめるビール飲み比べセットをご紹介します。
近鉄特急あをによしは奈良経由
近鉄特急あをによしは大阪難波-京都間を奈良経由で運行している観光特急です。
関西人に取っては通常の通勤ルートにも思えるこの区間、奈良駅は終点駅のようになっていて行き止まり仕様。大阪↔︎京都の場合は、そこから前後の方向を変えて再び出発し、1つのルートとして運行しています。
あをによしサロンシート
あをによしはあえての観光目的に変えるよう内装は凝っています。シートタイプはツインシートとサロンシートの2タイプ。
下の写真はツインシートで2名専用席。1名で乗車する場合も1名+小児運賃が必要で、相席はありません。
🔸過去にツインシート乗車記もアップしております🔸
そして、以下が1車両に3セットしかないサロンシートは3名か4名の利用可能です。2名以下では予約自体ができません。開放的ながらも半個室仕様。
通路との間は、衝立のようなもので区切られています。
半個室の一部分に荷物置きが設置されているため、広々利用が可能でした。
コンセントはテーブルの窓際両サイドに1つづつ。2箇所あります。
なお、サロンシートの特徴は大きな窓。途中停車駅ではホームから覗かれてきまずいぐらい開放的です。気になる場合は半分透けているカーテンを引けます。
その窓からは近鉄奈良駅をでて割とすぐに、平城宮跡が見えて乗車中の見所となっています。
実際の距離感は電車と平城宮跡でかなり離れていますが。
あをによし車内販売
今回は大阪難波↔︎近鉄奈良駅の短距離乗車のため車内販売で購入してゆったり食べるのは大忙しということで、いただいたのは一つ。大和抹茶のジェラートです。あをによしは食堂車ではありませんので、物品を購入して食べるのは自席となります。
ジェラードは蓋を開けると綺麗な抹茶の色です(当たり前か)。
お土産の新製品をチェックしたところ、トートバッグ1,100円が販売されていたので購入。
なお、車内販売の購買に関係なく、売店で記念乗車証を自由(1人1枚ですが)に取ることができるようになっています。
鉄道会社社員さんが作ったブルワリー大和醸造
さて、あをによし車内販売の項目でも掲載した飲食品メニューの中にある大和醸造クラフトビール。
これは鉄道会社社員さんが、新規事業に手をあげて作られたブルワリーのもので、ビールの製造とそれを利用したレストラン運営を近鉄奈良駅徒歩1分の場所で実施されています。
外観はこちら。(空いている閉店時間帯に撮影したものです。)
日曜夕方17時前に伺ったのですが、すでに満席にほど近い状況でしたので、座席写真は撮れませんでしたが、店内はナチュラルなイメージで、並ぶビール瓶の種類の豊富さが圧巻です。
一杯いただきながら、目に止まる場所にはビールの醸造設備が、ガラス張りの向こうに。
あをによしの乗車時間が迫る中、30分だけの超短時間立ち寄りでしたが、
そんな時にピッタリそうなビールの飲み比べができるペアリングセット(2400円)をオーダー。
といっても私はビールが飲めないので、おつまみのお裾分けをいただきつつオレンジジュースですが(550円)。
グランドメニューでもピザやフランクなど美味しそうなものも多くありそうでしたので、お時間があれば良いかなと思います。
ビールは以下の4種類 見た目だけでもかなり違いがありますね。
ペアリングセットのおつまみは、若干収まりが悪いのですが、上のビールと上下合わせるよう写真は逆さまにしてしまってます。
なぜ、ビールのおつまみにガトーショコラが?という風に見えるのですがペアリングなのですが、黒ビールには甘いものの組み合わせですね。
1番左のブルスケッタの上はアボカド、左から2番目のフリットの中身はまったりのカマンベールチーズです。
オレンジジュースは以下の写真です。ガトーショコラなので珈琲で合わせたかったところですが、メニューに珈琲はなく。オレンジとショコラも合いますよね(オレンジ比率大きすぎになりますが)。
なお、お持ち帰り用販売のビールも多々あって、自分にあうビールを見つけるためのスタイルチャートもありました。ビールは苦味の強弱とコクの強弱が判定軸になるのですね。
自分の好みのタイプの周辺の違うシリーズを試してみるともしかしたらよりドンピシャなものが見つかるかもしれませんね。
夫がいつもペールエールが好きといっていることから判断すると、ちょっと苦味が強くて程よいコクがある濃いめらしい味が好みだということですね。