マリオット琵琶湖。おそらく満室の日の朝食、とのことで朝食会場はメインレストランダイニングG以外にボールルームも選択肢としてありました。その朝食と、ダイニングGでも和食がいただける『和ランチ』のコースの体験記です。
本旅行記は以下の3部構成です。本編は❷のお食事編です。
- ❶送迎バス・お部屋編
- ❷お食事編 ボールルーム朝食・和ランチ(本記事)
- ❸プラチナラウンジと設備編
朝食会場ガーデンボールルームは滝の見える素敵な会場
最上階レストランか地下のボールルーム。その選択肢を文字で見るとほとんどの方が最上階レストランを選択してしまうと思いますが、実は地下のボールルームは人工滝を眺める素敵空間。メニュー内容は同じですということですので空間の雰囲気で選択すると良いのだと思います。
ブッフェ台方面を見ると壁ですが、反対方向には一面のガラス窓。外には12月ながら見事な紅葉と滝の景色が見えました。
朝食ブッフェ
オーダー卵料理
着席するとまず卵料理のオーダーシートが渡されます。座席番号と好みのものを書いてスタッフさんにお渡しするスタイル。オムレツを具沢山にされたい方にはありがたいかもしれませんね。
ローカルオムレツは、日野菜の漬物が入ったもの。オムレツと一緒に出てきたのはお醤油でした。
(普通のオムレツはケチャップが出ていました)
オムレツの見た目は一緒….だと思います。
ホットミール
ウィンナーにベーコン、ハッシュポテト、温野菜とお魚。定番のお料理が揃っています。
その横にある『せいろ』では、肉まんが湯気を立てていました。
コールドミールとサラダ
冷たいものは生ハム、サーモンチーズなど。クラッカーも一緒に置かれています。
サラダ類はトルティーヤと一緒にいただけます。
麺類
麺類はうどんかラーメンどちらでも可能です。
そして麺以上に楽しめそうな具材も充実しています。左下のものはうずら卵です。
ラーメンのスープは豚骨でした。
和食と滋賀の名産品
ご飯のお供となるおかずは、しじみのお味噌汁と煮物の他、お漬物、佃煮など。
ローカルオムレツに入っているのはこれなのだと思いますが、日野菜漬も置かれていました。日野菜は滋賀の名産で蕪の一種とのこと。
滋賀県近江八幡名物とあったのは赤蒟蒻の土佐煮でした。赤蒟蒻は三二酸化鉄で赤く染められているそうです。
農林水産省のページにも滋賀の名産として記載がありますが、なぜ赤く染められてたのかについては、織田信長が派手な色を好んだからなど諸説あるようですが定かではないとのこと。
もう一つ滋賀名産と表記されていたのは、うろりの佃煮。別名はごりの佃煮とのこと。ごりとははぜの仲間のヨシノボリという1cmから3cmの小魚で琵琶湖で獲れるものです。
パン
こちらのブッフェ。麺類、ご飯にトルティーヤ、クラッカーとお腹膨らむ系が多めですが、最も多めなのはパン類です。フレンチトースト、デニッシュ系、トーストなど、ブッフェ台のテーブルの長い部分を占めています。
パンも何種類か食べたいけど麺もご飯もと悩んでしまいそうなラインナップでした。
ヨーグルト・フルーツ・シリアル
ヨーグルトはプレーン・低脂肪以外にカシスがありました。お隣はシリアルコーナー、反対隣はフルーツですので、豪華ヨーグルトの盛り付けに最適なレイアウトでした。
キッズコーナー
キッズコーナーは独立して設けられていて、低いテーブルにミートボールや乳酸菌飲料などが並んでいました。
コーンスープもアメリカンドッグも美味しそうだなと思いつつ、流石に大人2名滞在では味見はできずでした。
ジュース・珈琲
ジュース類はトマトジュースやパイナップルジュースなどオーソドックスながら充実のラインナップ。
そのお隣にはスクイーズタイプのグレープフルーツとオレンジのジュースが。牛乳と豆乳もありました。
コーヒーはお部屋にも持って行けるタイプです。
ダイニングG(最上階レストラン)で和ランチ(WaLunch)
マリオット琵琶湖のダイニングGは、イメージ的には洋食なのですが、waLunchという和食のランチコースも1日30食限定(3,900円)で行っているとのこと。
ランチ予約可能時間はは14時30分までと長め。14時ごろの予約でしたので、お店に入った時にはランチらしいざわざわ感がありましたが、食事が終わる頃には空いてきていました。
空いた時間に撮影したお店の雰囲気はこの写真のような感じです
ドリンク
今回夕刻にラウンジでいただけそうなドリンクは避けて、大吟醸『琵琶の舞』グラス(1,200円)と、メロンジュース(1,150円)をいただきました。
メロンジュースは地元産の守山メロンとなっています。このメロンジュースはあまり甘くないタイプ。お食事に合わせるためにそうしているのか、たまたまその品種がそうなのかと思って守山メロンを調べてみましたら糖度が高いとのこと。まあ、お食事に合わせて糖度を抑えていると信じたいところです。
WaLunch
和食メニューではあるのですが、一品目 八寸+お刺身を一皿に盛り付けたものは、オードブルといった雰囲気。
ただ、お食事は味付けを含めて完全に和食。手前のサンドイッチ風のものも挟んでいるはパンではなく、『麩』。丁字麩最中で挟まれています。丁字麩は滋賀の名産で、6面全てがしっかりと焼かれていて崩れにくい特徴があるそうです。
小鍋は、ビワマス、近江どり・蜆(しじみ)と名産三昧。ビワマスはその名の通り琵琶湖に生息していて、鮮やかなサーモンピンクが特徴のお魚です。
そして、舞茸ごはんと共に(おかずとして?)、秋茄子となごり鱧の揚げ出し汁が出てきます。鱧は、実は晩秋が美味しいと言われており、冬眠前に餌をたくさん食べて丸々してくるとのことです。
そして、最後の水物は丁稚羊羹です。その昔、丁稚が羊羹の残りに小麦粉を混ぜて作ったと言われている丁稚羊羹は当時の高級品の砂糖が控えめ。そのため、暑いと日持ちがしないということで、冷蔵庫のない時代は冬のみに作られてというおやつです。
現代では、逆にこの砂糖控えめな羊羹が上品に感じられました。