京都醍醐寺は桜の名所 3月最終週すでに見頃 所要時間は?

醍醐寺は真言宗醍醐派総本山です。醍醐寺は主として1時間ほど山道を登りお参りする上醍醐と、平地の下醍醐に分かれていますが、今回は下醍醐のお話です。

上醍醐に行くには+600円と、往復2時間を歩く体力を準備してから行く必要があります。

醍醐寺の場所は?

京都市営地下鉄東西線 醍醐駅からほぼ直進で約10分。途中参道感はまるでなく、10分ほど歩くと突然、大きな寺院が見えてくる感じです。

京都市営地下鉄1日乗車券

京都市営地下鉄東西線には四条・京都駅からの場合、烏丸線から烏丸御池で乗り換えです。

醍醐は結構遠いため、他の観光地を含めて巡る場合は地下鉄のみ1日乗車券800円や地下鉄市バス1日乗車券1100円がお得となる可能性が高くなります。

地下鉄のみの1日乗車券は切符の券売機ですぐに買えますが、券売機で発券された日のみとなり、改札機に入れた日付ではないため注意が必要です。

京都 醍醐寺は桜の名所

春季特別料金

京都醍醐寺は桜の名所でもあるゆえに3月下旬からゴールデンウィーク期間中は拝観料が高くなります。

参拝券は、伽藍、三宝院庭園、霊宝館のセット券となり、通常期は1,000円ですが春季は1,500円となります。(夜間のライトアップは事前予約制別料金)

早朝からすでに行列あり

料金が上がってもさすがの名所、そして他の京都の名所より早めの見頃のためか、週末ということもあり3月27日の開門時間の朝9時に伺ってももうかなり人が入館の人が集まっていました。(写真の門の奥の行列)

ただ、境内はかなり広いため入ってしまうと、そこそこは分散します。ただ、桜近くの同じ場所で長く撮影をしている人はきっと何人かの人に「早く退いてくれないかな」と思われそうな混み具合。人の撮影の邪魔をしないように配慮しながらの行動が必要です。

醍醐寺開門直後

京都 醍醐寺の桜は3月最終週すでに満開

天気予報サイトでは醍醐寺は結構咲いているという情報でしたが、行ってみると見事満開の桜がたくさん。

写真のフレームに収まり切らない大きな桜が、見事なまでに咲き誇っています。

満開 枝垂れ桜

醍醐寺3つのエリア

醍醐寺のエリアは入ってすぐの三宝院庭園(建物中は別途500円の特別拝観)、右側雨月茶屋の目の前の霊宝館、正面奥の最も広い敷地面積を持つ伽藍に分かれていてそれぞれのエリアを1度出ると再入場はできません。

醍醐寺桜見学の所要時間は?

カフェ利用等なしで、お茶屋さんで一口お茶を飲む程度、歩き回って写真を撮影してで約90分でした。三宝院の特別拝観等も見学する場合は2時間ほど取っておくと良いかと思います。

醍醐寺の桜シーズン(週末の場合は特に)はともかく『人退き待ち』の待ち時間が必要ですので、余裕を持って出かけたいところですね。

宝院庭園

このエリアの建物の中は特別拝観でのみ見学可能で特別拝観料金は500円です。そのため、通常拝観の場合は庭園部分のみとなります。

唐門

この庭園で桜を除けば最も目立つのは立派な唐門。国宝です。

外から見ても、中から見ても立派な門です。意匠は桃山時代のもので、朝廷からの使者を迎えるとき以外は閉じられている拡張高い門が当時の様子そのものに蘇っていますので、鮮やかです。

唐門(外から)
唐門(内から)

庭園

庭園は一部が公開されています。庭園は豊臣秀吉公が設計を指揮されたという美しいものです。この方向には桜が咲いていませんが、振り返って奥に行くと、しだれ桜が咲き誇っています。3分咲きというレベルではない感じでした。

庭園

入り口近くの枝垂れ桜

枝垂れ桜 近景

視界いっぱいの桜

霊宝館

霊宝館は外からでも大きな桜が見えている区画です。写真は撮れませんが、国宝などの収められた室内で沢山の仏像を拝むこともできます。

塀の向こうに唐門の見える場所の桜も非常に大きな木です。

唐門と枝垂れ桜

スールスリジェ

中に素敵なフレンチレストランがありますが、営業は10時から。朝一番に霊宝館に入ってしまったため営業時間前でした。桜を見ながらのお食事タイム最高な場所だと思います。スイーツ類もあるようですね。

霊宝院内 フレンチカフェ
フレンチカフェ 看板

伽藍

3つのエリアの中で最大の大きさの場所が『伽藍』エリア。伽藍とは寺院を構成する建物のこと。その名の通り、金堂や五重塔、阿弥陀堂など沢山の伽藍があります。

伽藍』仁王門

伽藍の入り口には仁王像があります。隣を通りすがったガイドさんが、「仁王像は阿吽」と説明しながら歩いていますが、仁王像の口元は、阿(口を開いた様子)吽(口を閉じた様子)」

阿吽については、別記事をご参照ください。

阿吽の口の狛犬のいる三井ガーデンホテル河原町浄教寺

伽藍仁王門

金堂

当初平安時代、醍醐天皇により建立されたものは消失し、現存のものは豊臣秀吉の時代に再建されたもので、国宝となります。御本尊となる薬師如来像がお祀りされています。

金堂

五重塔

金堂の真向かいの位置に五重塔があります。

五重塔がなぜ五重なのかについては四天王寺の記事をご参照願います。

四天王寺訪問記

五重塔

別の角度から見ると五重塔が隠れそうなほど、桜が咲き誇っています。

五重塔と桜

清龍宮拝殿・清龍宮本殿

五重塔の手前には醍醐寺の総鎮守清瀧権現を祀る鎮守社があり、その付近も桜が。醍醐寺は本当に桜の名所なのだなあと感じます。

清龍宮拝殿

清龍宮本殿

日月門

奥に進むと日月門という門があり、西国三十三観音霊場の第十一番札所であるという観音堂へと続きます。

日月門

観音堂

ソメイヨシノ(と言っている方がいたのでおそらく)の咲き誇る場所に佇む観音堂は現在表からは上がることができませんが、裏に回ると中に入ることができます。

観音堂

観音堂に上がって見る桜はこんな感じ。奥に見える屋根は弁天堂です。

観音堂から見る桜

弁天堂

弁天堂には七福神の一つ、音楽の神様でもある弁才天が祀られています。

弁天堂

お休み処 寿庵

下醍醐の最奥に当たる弁天堂の前にお休み処があり、抹茶やぜんざいなどをいただけます。抹茶カプチーノ300円というライトなメニューで一息つくこともできます。抹茶カプチーノは紙カップでしたが、付近の方々を見てみると、ぜんざいや、お抹茶は本格的な器で提供されていましたので、雰囲気を求められる方はそちらをどうぞ。

お茶席案内

抹茶カプチーノ



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