※この旅行は2019年ゴールデンウィークのものです。
アルマハ ラグジュアリーコレクションデザート&スパ(以下、アルマハリゾートと表記)への所要時間は、ブルジュハリファもある都心部分からわずか45分の距離。45分なんて関西空港からだと大阪駅にも到達しない距離で全くの別世界。砂漠に景色が変わります。砂漠は、頭の中で思い浮かべていた本物。
余談ですが、私が海外旅行でもっとも想像と違っていたのは、ブルネイの油田。頭の中で思い描いてたのは、「砂漠のど真ん中に佇む鉄骨たち」だったのですが、実際は「美しく整備された緑の公園に並ぶ小型のショベルカーみたいな機械」でした。え、石油関係の博物館に先に行ってなければ、理解できなかった光景でした。そのギャップこそが、実際に行ってみる旅の醍醐味ですね。
本物の砂漠へ
余談は中断して、砂漠です。

砂漠って本物のこれです。(気球はアルマハリゾートのアクティビティではありませんでしたが、近くにアクティビティスポットがあるようでいくつも飛んでいました。)
アルマハリゾートの雰囲気
アルマハリゾートは砂漠の一角を大きく敷地に囲ったデザートリゾートで、全室プール付のヴィラ仕様となる、ラグジュアリーリゾートです。
そして、庶民には嬉しいところとして、ポイント宿泊であっても3食のお食事と1日2回のアクティビティがついてきます。有償宿泊の場合も時にはBed&Breakfastのプランも販売されているようですが、基本はフルボード(3食付)です。ドリンク込みのオールインクルーシブではないため、ドリンクは別オーダーとなります。2021年にはマリオットのポイント数が10万Pに上がっていますが、それでもかなりお安く感じる内容だと思います。
ドリンクの価格としては、ビール一杯はサラリーマンの方の平日お急ぎランチ2回分ほどの価格です。それは、日本の高級ホテルと同じぐらいですね。
ドリンクの価格を気にするような人は来てはいけないという雰囲気ではあります。お食事中、ふと聞こえた日本語が、「この前サバンナのリゾートロッジに行った時」というような、余裕あふれる方々の訪れるリゾートです。
「4桁価格なのに見た目がいまいちなオレンジジュースを出すホテルレストラン」数軒を何年たっても覚えているような人である雰囲気は1ミリたりとも見せてないように気をつけないと。(1ドリンクをつけることは当然のマナー・本来のドリンク・お料理の価格比率は1対1であるべきという高級レストラン飲食の基本はもちろん理解していますので、素敵なグラスに入れるか、サイドにオレンジで飾るなど、何か少しでも非日常感が欲しくて、それがないと記憶に変に残ってしまいます。)
もちろん、ロビーにサラッとサービスで置かれている小菓子コーナーを念入りにチェックしたりするのもご法度(笑)です。
日本人の方はそれほど多くはないと思いますが、ゴールデンウィークということもあり、3組ほどお見かけしました。中国も大型連休の期間に当たっていたのか、富裕層っぽい雰囲気の方々がかなりいらっしゃいました。
アルマハリゾートのお部屋とは?
さて、お部屋に入ってみましょう。1棟1棟が独立したヴィラとなっております。砂漠のテントイメージですので、ヴィラ単体を囲う塀や門構えはありませんが、敷地が広すぎて視界は全く気になりませんでした。
入ってすぐにはminibar。砂漠でフリーのお水はありがたいですね。ネスプレッソも充実です。
玄関部分に入ると、まずは水周り。2ボウルがありがたい洗面台です。それに続くお風呂。さりげなく置かれていますが、ここは砂漠です。砂漠でお風呂に入れるというだけで贅沢気分倍増です。
そして、ベッドルームがこちら。ベッドはいつまででも寝ていられる寝心地の良さ、ソファエリアはゴージャス仕様です。そして、このエリアを抜けてテラスに出ると。
砂漠を一望する客室プライベートプール
砂漠を一望するプライベートプールです。プライベートプールで漫才を聞いたお話は、このインターコンチネンタルプーケットの回に記載しましたが、このプールでは、そんな暇もないほど、景色が変わります。
遠くに小説風にいうと「砂漠の隊商」を思わせるような、ラクダの光景(実はアクティビティですが)。
また、プールでのんびりしていると頻繁に現れるガゼル。
人慣れしているのか、近くからじーっとこちらを眺めていて、しばらくすると走り出したりと、可愛らしさに見ていて飽きることはありません。
また、音はお届けできないですが、常時鳴いている鳥の声。
ん?鳥の声?ここは砂漠だけど?と思われると思いますが、それがこのアルマハリゾートのすごいところ。壮大なプロジェクトで水を引き、植物たちを育てて砂漠の中のサンクチュアリを創り出しているとのことでした。
この素敵なプールで、ゆったり気分な朝食をいただくこともできます。そして、この朝食もフリー。3食のお食事をルームダイニングでいただくのも標準サービスという大盤振る舞いです。
明日は、アルマハリゾートのアクティビティをご紹介。一日2回のアクティビティが宿泊に含まれています。