松山城に行くには?
松山城は愛媛県の松山空港から車で約20分とロープウェイまたはリフトの組み合わせで訪ねることができます。
ロープウェイ乗り場の周辺には、コインパーキングがいくつもありますので、空き状況と料金体系を目視確認して駐車します。
ロープウェイ搭乗(リフトの選択肢もあり)
松山城に上がるにはロープウェイまたはリフトを使うと便利です。
ロープウェイ搭乗料金は往復で、大人520円子ども260円です。なお、この金額表示を見てもわかるように、搭乗券はロープウェイ・リフトの共通券です。共通券というのはロープウェイの先にリフトがある訳ではなく、ほぼ同じ出発場所と到着場所間の手段をロープウェイにするかリフトにするかの選択制です。
リフトが怖い私は迷わずロープウェイにしてしまったのですが、ロープウェイは10月3連休中でも10分に1本。リフトの方が待ち時間なく乗車できる可能性がありました。搭乗後の所要時間はロープウェイ3分・リフト6分です。
ロープウェイとリフトを写真で見比べていただくとご自分にあったスタイルがわかるかなと思います。
松山城入城まで
松山城に近づくと、なんと石垣を登らないでくださいの注意書き。
その石垣はこちら。いや、登るとしたら忍者?など心の中でツッコみつつ進みますが、過去に登ろうとした人がいたから注意書きがあるのでしょう。
更に近づいていくと小天守が見えてきます。
その後、隠門続櫓を通って広場(大手)に。ここまでは入城料はかかりません。
天守に向かうなら荷物は少なめが正解!
入城料は520円(子ども160円)で、天守の上まで上がれます。
松山城は日本でも希少な『現存12天守』の一つです。標高132mの本丸の上に20mの天守となっています。
『どんくささゼロ!』の身体能力の方は読み飛ばしていただきたいのですが、訪問前に事前に知っておきたいのは、できれば両手が自由に使える状態で荷物を持たずに上がるようにした方が良いこと。
狭くて急で、かつ木材そのままの階段がずっと続きます。お借りできるスリッパは若干滑り止め効果がありそうな素材でしたが、一方通行の階段だけではなく上り・下りがすれ違うタイプの階段などもあります。
周りの方にご迷惑をおかけしないように動きやすい準備が良いかなと思います。ロングスカートだったりすると踏みつけてしまいそうな……。
写真はじーっと待って撮影したため無人に見えますが、行楽シーズンの三連休ということもあってか、独占で階段を利用できるシーンは少ない状況でした。
中は、江戸時代の文化を伝える展示の他、個別ブースは中止中であるものの、VR画像がテレビ画面で流れている箇所に人が集まっていました。
松山城の防御
VRで放送されているもののテーマの一つは城の防御。
数々の門
天守に上がるまでの数々の門も防御の強さを感じます。
狭間(ざま)の違い
鉄壁の防衛を誇る城として有名な松山城は、その守りに関する構造も、見どころとなります。
城の中から外に向かって、矢や鉄砲で攻撃をするための穴『狭間(ざま)』は弓矢用と鉄砲用の大きさの違いなども見て取れます。
石落とし
石落としは、城の中(上部)の床が開くようになっていて、外からうちに入ってくる敵に石を落として攻撃できるようになっている部分です。
天守からの眺め
天守からの眺めは室内から窓の外を見るスタイルで各方向に窓があります。
帰りはオレンジジュースの出る蛇口を楽しんで(有料)
ロープウェイ方向への帰り道にあるお食事どころは2ヶ所。そのうちの天守に近い方には『オレンジジュースの出る蛇口』がありました。
ビアジョッキ500円またはプラカップ350円を購入して自分で注ぐ体験をすることができます。
プラカップを購入すると動画撮影のおすすめ角度など親切に教えてくださいました。
じゃこ天うどんと坊ちゃん団子セット
オレンジジュースを飲むため店内に入ると、メニューが美味しそうでしたので、昼食を。
じゃこ天うどんは750円、じゃこ天単品は250円です。
じゃこてんは南伊予の名産で魚のすり身でできていて油で揚げたもの。単品でも温めて出していただけます。
坊ちゃん団子は、夏目漱石の小説『坊ちゃん』に出てくる三色団子の再現です。より洋風の味となったマドンナ団子と梅茶がセットとなった団子セットは400円でした。
帰りもロープウェイ・リフト選択可能
私は帰りもロープウェイで帰りましたが、行きと異なる選択肢でリフト選択をするのも可能です。
ロープウェイを降りてから見える420周年記念の点描画は、なんと近くで見るとペットボトルキャップでできていました。
ロープウェイ乗り場には他にも鯱鉾なども置かれているので、最後まで余韻を楽しめますね。