エスコンフィールド スタジアム・プレミアムツアー参加記 ホームチームエリア・ブルペン・監督専用席など 撮影可否 靴に配慮を(2023年6月情報)

北海道の日本ハムファイターズのホーム『エスコンフィールド』。この球場は野球開催日以外でも入場者が多く訪れることを目的とした場所で、様々なイベントが行われています。今回ナイター開催日の午前中または野球のない日に参加できるスタジアム・プレミアムツアー(平日3,500円・土休日4,500円)に参加してきました。

スタジアム・プレミアムツアーの申し込み方法は?

エスコンフィールドのプレミアムツアーは、日本ハムファイターズの公式HPチケット販売サイトにて申し込みができます。

日本ハムファイターズの公式HP チケット販売サイトはこちら

スタジアムツアーは、ベーシック(平日1,800円 土休日2,300円)とプレミアムツアーがあり、『ホームエリア』や『ブルペン』に入室できるのがプレミアムです。

予約するとWEBにて二次元コードを取得できますので、当日はそのコードを受付にかざすだけです。

スタジアムツアー受付

当日は満席 参加者は男性多め 野球知らず女性でも楽しめる!

新しい球場、しかも場所は北海道!というだけあって、観光客を含めて参加者は数十人レベル。社員旅行かなという層の男性陣グループ、単独の男性参加者も多くいました。女性はちらほら。

この中で、『ショートがどこのポジションか』に即回答できないような野球知らずは私だけかも??と思いながらの参加です。(※ブログ上でとんでもない用語誤りがあればコメントでご指摘いただけると幸いです。)

でも、見知らぬかたが、ツアー時開いていた天井が実は野球開催日(6月段階)は閉まっているのだとかの情報をくれたりと野球知らずを排除しない温かな空気のツアーですし、野球に詳しくなくてもVIPになりきった気持ちを楽しめる箇所もあるためこのツアーはお勧めです。

(鉄道マニアでなくても、観光列車は乗るでしょ??というと、空気感わかりやすいかもしれません)


野球知らず女性といえば、そんな私が、最近訪問した『ダルビッシュ記念館』(兵庫県神戸市)情報もありますのでよろしければご参考に。


ダイヤモンド クラブラウンジ(撮影可能)

100万円程度して、かつ完売という特定の年間パス利用者のみが入れるというダイヤモンドクラブシートの見学からプレミアムツアーはスタートします。

集合後階段を上がって向かう先は?

ダイヤモンドクラブラウンジ

ダイヤモンドクラブラウンジエリアに入った瞬間にどよめきが起こるのは、このキラキラ感。金色ではなく、落ち着いた色合いながらも光を反射する天井やレセプションなど『VIP専用です!』という雰囲気をもの凄く強く出しているレセプションエリアです。

レセプション

このレセプションのサイド方向にはドリンクエリアがあり、ダイヤモンドクラブシートの利用者はフリードリンクを楽しめるようになっています。

ドリンクカウンター

レセプション前から正面を見ると、グラウンド。グラウンドに非常に近い高さのところにVIP用の席があるのが、こちらの特徴だとのことです。最前列は選手目線という迫力です。

ダイヤモンドクラブシートからの眺め

さらにダイヤモンドクラブシートの場所によって、クラスは2段階に分かれており、ドリンクのみの利用とオールインクルーシブとしてお食事が楽しめる座席があります。そのオールインクルーシブプランの方のみが利用できる豪華なブッフェコーナーは下に向かう階段の先にあります。

下のブッフェエリアへの道

お食事時はキラキライメージというより植物や木目の柔らかい雰囲気で落ち着いていただけるようになっていますね。

ブッフェエリア❶

ブッフェエリア❷

ホームチームエリア(撮影不可・指定ロッカーのみ撮影可能)

さて、プレミアムツアーの醍醐味のホームチームエリア見学。ホームチームエリアの扉の前は煉瓦造り。ここからは、チームを強くする建物・設備の効果にも着目して見学していきたいところです。

ホームエリア エントランス

このエントランスの扉は開けるのが非常に重いのですが、これはあえて。

日本ハムファイターズでプレイすることの重みを選手の方々に伝えることが目的だとの説明で、このエリアに入らせていただく際に神聖な気持ちとなりました。

エントランス

入ってすぐのエントランスは濃い紺色の壁に茶色のソファ。え、何この素敵エリアとインテリアに感嘆するのですが、その後も各お部屋はかなり重厚感のあるデザインとなっています。

投手MTGルーム

エントランスを抜けて、正面に大きな画面を見るお部屋で、黒の革張り(記憶曖昧ですが)のような椅子に座って、エスコンフィールドの解説動画を見せていただきます。

が、何気なく入らせていただいている場所は実は、栗山監督のお名前のついた投手用のMTGルーム。一度にいくつかの画面を見て、アナリストの方が分析に使われているとのこと。

監督室

新庄監督らしいファンサービスの発想で、通常のスタジアムの見学ツアーではほぼない取り組みとして、実際の監督室を見学するという体験を『プレミアムツアー』では取り入れられています。

(入り口付近から眺めるだけという感じですので、戦略など秘密は見えないようになっていると思います。)

こちらも家具は中世貴族的。落ち着いた黄色味のある茶色のどっしり感のあるソファや、執務机が高級感を醸し出しています。そのインテリアと時代の異なる近代映像グッズがテーブルの上に遠目に見えます。

さらに、真っ黒でどっしりしたマッサージチェアも印象的でした。

新庄監督らしく香水の香りがするとのこと。私は、後追いで聞きましたが夫は香りが分かったとのこと。是非ご参加された時には香りのチェックも。

選手ロッカー

選手のロッカールームは『運動部部室』イメージとは対極となるような、高級ホテルの会員制スポーツクラブの各ロッカーを大きくしたようなインテリア。

そして、広さはなんと300平米!大きな円形の円周部分にロッカーが並んでおり、各ロッカーのサイドに椅子が設置されています。

中央には小さく円状に並ぶソファがありますが、そこに当たるライトは、リラックスモードや戦闘モードなど変えることができるようになっているそうです。

ロッカールームの中にはチャリティボックスもあって、ファンにはたまらない『お宝』を選手が入れることができるようになっています。

ロッカーに関しては、実際選手が使われているところは開いていますが、撮影不可。ネームのないサンプルを1つだけ撮影させていただけました。

照明効果を強く感じていただける写真ではないかなと思います。実際利用されるロッカーの上部には選手名の入った黒字に金文字(だったと思います)プレートが掲げられていて、これはマグネットで取り外し可能だとか。

一流の選手でいる間の利用特権!的なものも士気を高めるのに役立っているのでしょうか。

ロッカー

バッティングゲージとトレーニングルーム

室内にある広いお部屋はバッティングゲージ。こちらはさすがにヨーロピアン調ではなくて、すっきりとした運動に適した空間です。

その前には、ウェイトトレーニングなどができるトレーニングルームがあります。実際にトレーニング中でしたが、扉が開いていてチラ見させていただけます。

ダグアウトに向かう道

ダグアウトというのは、グランドよりも低い位置に設けられた選手の控えの場所。私の知っている言葉『ベンチ』というのはグランドと同じ高さに作られたものを指すそうです。

そのダグアウトに向かう道、ロッカールームの付近には軽食やドリンクを選手に提供する場所が設けられています。スタバのフレーバーコーヒーではないかなというようなマークもあったりして充実した選手サービスを想像させます。

さて、ルートを辿り、ダグアウトへと向かう道の直前の床は、コンクリート調。(スタジアムツアーでは敷物の上を歩きます。)実は、このコンクリート、スパイクで歩くとザクザクとあえて音がするように。

この音が闘争心を掻き立てる役目をしているそうです。

インタビュールーム(撮影可能)

さて、お次は撮影可能なインタビュールーム。記者たちが座る席に腰掛けることや台の前に立つことは可能です。(残念ながら発表台上の2脚だけは座れません)。

インタビュールーム

壁には、大谷選手・新庄選手(選手時代)・ダルビッシュ選手の3枚の写真が大きく掲示されています。

3選手の写真

ダグアウト(撮影可能)

その道を抜けてダグアウトへ。ここは撮影可能です。ツアー参加者が多いので広域写真は撮れませんでしたが、グラウンドに近い前の両側には、監督専用椅子が設置されています。

そして各椅子は木製。アメリカの雰囲気を模しているとのことです。

この監督専用席に座って写真撮影ができるのも、プレミアムツアーの醍醐味です。この日のプレミアムツアーは成人男性がほとんどでしたが、皆さん嬉しそうに監督専用席に座って撮影に励まれています。

1人参加でも周囲の方やスタッフさんが撮影に協力的です。

ダグアウトと監督専用席

上の写真の反対サイド 監督専用席

また、バックネット裏座席を選手目線で見るという体験もできてしまいます。

ダグアウトから振り返って見る客席

グラウンド(撮影可能・靴に配慮を)

ダグアウトからそのままグラウンドに出ることができます。(ホームべースに近づくことはできずサイドからの見学となります。そして、その後案内に沿って、芝の外側の土部分を歩かせてくれます。

芝の上に乗ることは厳禁ながら、グラウンドの上などを歩くルートがあるため、靴は底の平らなものなどにするよう配慮する必要がありますので、参加前注意事項は熟読してからの参加をおすすめいたします。

ダグアウトの前からマウンド付近を見た感じ

その中で聞いた小話をいくつかご紹介します。

巨大スクリーンが割れた時には?

巨大スクリーンには年間5回ぐらいファウルボールが当たることがあるそうなのですが……。実はこのスクリーンボールが当たって割れてもスマホ2個分ぐらいの小さなスペースごとに修理することができるようになっているそうです。

巨大スクリーン

芝周辺の土エリアの配慮

芝の周りの壁周辺には土のエリアがありますが、この土は富士山の溶岩などを利用していて、踏み込むと『あえて音が鳴りやすい』ようになっています。これは、プレー中壁が近いよという合図の意味もある仕様とのことです。

壁近くの土の部分

そして、壁は衝撃に備えて柔らかくなっていますが、その壁に触れてみることができるのも貴重な経験ですね。

柔らかい壁

バッターズアイラウンジ

グラウンドの周りを歩いて行くと、何やら反射するガラスの奥にお部屋がある部分が。これは、エスコンフィールドの座席種別の特徴の一つであるバッターズアイラウンジというフィールドと同じ高さにあるお部屋型の客席です。

位置はバッターボックスからピッチャーを見て真正面の場所となります。

この席は年間契約ではなく個別試合で販売されており、一室8万円〜となっていました。

反射しているガラスの向こうにお部屋があり椅子が見えます

ファーストルーフオープンゲーム

北海道という冬の寒さ厳しい場所にあるエスコンフィールドは、冬季・春季野球開催時期には屋根を閉じて利用されるとのことで、屋根の付近には芝を育てる役目もあるらしいライト(ネット情報)が備え付けられています。

試合のない6月の週末は屋根は開いていましたが、試合のある日に屋根を開ける日は『ファーストルーフオープンゲーム』として7月1日が決まっているそうです。

エスコンフィールドの屋根(開いているところ)

ブルペン(撮影可能)

エスコンフィールドの座席の種別で特徴的なのが、ブルペンが見える座席があること。さらにツアーではブルペンの中に入ることができます。

ピッチャーの立つ場所は、土の調整の真っ最中。その土の部分は立ち入り禁止ですが、バッターの立つホームベースが書かれている部分で記念撮影も可能です。(またまた男性陣が童心に帰ってバッティングポーズを撮る率が上がっていました!)

ブルペン
ホーム

帰り道おまけ お立ち台+ジンギスカン鍋

ツアーパスはブルペンで回収されますが、ブルペンを出てから解散場所までの帰り道にお立ち台らしきものがありました。こちらも撮影されている方が多かったので合わせてご紹介します。

お立ち台

あと、撮影していませんが、箱置きされているジンギスカン鍋が。2023年はジンギスカンダンスで北海道日本ハムファイターズを応援するためのグッズです。

グルメなど、エスコンフィールド訪問のプレミアムツアー以外の内容は別記事にまとめております。

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