『祇園』とは?
京都祇園はおそらく日本でも有数の有名観光地だと思いますが、八坂神社、清水寺や知恩院などのある京都東山エリアの花街(お料理屋・芸者屋等の集まる場所)です。舞妓さんや芸者さんが歓談するお茶屋さんが集まっています。石畳の路地に格式高いお店というイメージのある街だと思います。
『祇園 椿』の場所は?
祇園 椿は、京阪四条駅から徒歩7分、祇園の街中にあります。

個室和食×高評価×京都府民割のクーポン利用可の『祇園 椿』
祇園のお店は『一見さんお断り』のイメージから、事前にネットで調べて訪問しました。個室和食の中で、一休レストランの評価が、なんと4.84というお店。しかも京都のホテルに2022年6月に滞在した場合に適用される京都府民割のクーポンが利用できるお店とあって即決しました。
ランチは2500円/人からありますが、完全個室の利用はランチで6000円/人以上のものとなっています。私の予約したプランは『土鍋御飯付!旬の食材を使ったミニ会席』です。
2名から利用OKの『完全個室』
個室の利用は2名からできますが、2名でこの広さ。昼食だけでも旅行記分を満喫できます。
土鍋御飯付!旬の食材を使ったミニ会席の内容は?
ドリンクはビールが900円、写真のかぼす酒は700円。日本酒メニューにはお値段が書かれていませんでした。
一品目は、これだけで高評価の理由がわかる!というほどの味わい。カニと焼きなす 山芋短冊です。内子たっぷりのカニの風味を小さなサイズでも堪能できるものです。帰り道でも『あのカニのお料理美味しかったなあ』と何度も思い出すほどの美味しさ。
一品食べ終わっただけで、来てよかったなあと連呼してしまいました。
二品目は鱧とじゅんさいのお吸い物。上に載っているアスパラガスがフランス産のソバージュという珍しいものだそうです。
調べてみると、ソバージュが珍しい理由は、『野生の』という意味の名前が表す野生種で、出回る季節が年間のうち1ヶ月程度のみだからだそう。
鱧が肉厚で、お出汁はやさしく染み渡る味わい。クーラーの効いた個室で柔らかな味わいのお吸い物で温まる感じが幸せです。
三品目のお刺身も綺麗に味わい深くいただける包丁の入れ具合を感じるお刺身。
上に乗せられた花きゅうりの『きゅうり』の部分が食べられると教えていただけました。こちらも調べてみると愛知の特産のようです。お菓子のようなポリッとした食感で野菜の甘味を感じるきゅうりでした。
四品目はのどぐろといんげんのごま和え。のどぐろの焼き加減が絶妙。皮の食感と肉部分のじゅわっと感も加減が最高です。
続いては京野菜。賀茂茄子の田楽と万願寺唐辛子です。万願寺唐辛子は、唐辛子といいつつ辛くなくて、程よい苦味が味わえます。
そして、続くのは土鍋ご飯。艶々のご飯に合わせるのは、酒粕でつけたお茄子などの漬物とちりめん。そして出汁醤油の卵黄。
白ごはんのふっくらとした甘味を堪能した後は、出汁醤油卵黄で楽しむ卵かけご飯。どろっとなりすぎない卵かけご飯は食べやすく、お醤油の比率も完璧でした。
デザートは胡桃入り羽二重餅とさくらんぼ。最後のお茶はきっちりと点てられたお抹茶でした。
これだけの本格的な日本料理を祇園で6000円で味わえるとは!と嬉しい驚きの昼食でした。