9月3連休後半の2泊3日の強羅旅、終日観光予定の中日は、午後からは曇りの天気予報も悪い方にはずれて終日の雨(小雨です。大雨の場合は参考にならないかもしれません)。
朝からガラスの森美術館→富士屋ホテル菊華荘の昼食と巡って、最後は『彫刻の森美術館』へ。
彫刻の森美術館の場所は?
箱根彫刻の森美術館の場所は、なんともわかりやすく、箱根登山鉄道の『彫刻の森駅』があるため、歩いてすぐです。(富士屋ホテルからはルートがなく往路タクシーで向かいました。迎車料金を含め約1,500円の距離でした)
なお、ホテルインディゴ箱根強羅の宿泊の方向けの情報ですが、『彫刻の森』は強羅地域に当たるため、宿泊者限定強羅周辺送迎(10:00−18:00予約不可)の対象区域です。
送迎ですので、もちろん復路も可能。私たちは復路のみでホテルに電話を入れて迎えにきていただきました(復路送迎を加味して最終地点を強羅エリアにしました)。雨の日はなかなかタクシーも捕まらないかもしれず、送迎は本当にありがたいサービスですね。
土曜日はファミリーデー チケット事前購入時注意
訪問した日は土曜日。雨が降り続いているにも関わらず、送迎をお願いしたタクシードライバーさんから「チケット売り場大行列でしたよ。」の情報が。
私は事前にアソビューで購入したチケット(100円割引+アソビューポイントがつくので少しお得)を持っていたので、そこは気にせずいきなりの入館ができました。
入館時にチラッと見ると本当に行列。でもその理由は、現地にもあったアソビューの看板をみて判明しました。
土曜日はファミリーデーで大人1名(1600円)につき、小中学生(通常800円)は5名までなんと無料です!
それは、お子さま連れで混み合いますよね。
アソビューでの事前購入チケットでもファミリーデーは適用されるため、小中学生分は購入せずに入場しましょう。
人気撮影スポット多数 小雨ならOK!
彫刻の森美術館には、雨の日コースがあるという情報を得て訪問したのですが、彫刻の森美術館の広さは約7万㎡。
そして雨の日コースの人気スポットである『ピカソ館』と『幸せをよぶシンフォニー彫刻』は入口(写真地図左下)からみて対角線上の果てに当たります。
そのため、雨の日コースは『小雨ならOKコース』が正しい認識だと思います。大雨だとたどり着くまでが辛すぎです。
円形広場にある巨大な顔は何?
入館するとまずは屋外の円形広場に出てきます。
まず出会うのは屋外の巨大彫刻たちです。
霧にけぶる山を背景に飛んでいるのは人とペガサス。人はギリシャ神話の英雄でペガサスも大きく反り上がり伸びをしている躍動感のある作品です(青空の元で見たかったですが…..。想像でカバーです。)
さて、そのペガサスから左方向に顔を向けると隣のミュージアムサイズの建物と大きさ比較をしていただくと、その大きさがわかる『巨大な顔』。
実は雨のためわかりにくくなっていますが、この作品は『嘆きの天使』。水辺にあることには意味があって、目の部分の涙が途絶えることがないようです。
本館ギャラリーは帰りでも見学可能 雨の様子をみて
円形広場の前には本館ギャラリーがあり、コレクション展(写真撮影不可)が開催されています。この本館ギャラリーとお隣のアートホールを出てしまうと、次の屋内見学スポットまでは、かなり遠くなりますので、雨が強い場合などの調整はこちらで。帰りにも立ち寄れるため、一時的に雨が止んでいそうな場合は先に遠い展示を見て戻ってくるという手もあります。
雨だからこそ無人写真 新休憩エリア『ポケっと。』
円形広場の先にあるのが、新休憩エリア『ポケっと』。芝生に点在するポップな色使いのソファは、晴れると人気スポットになりそうですが、雨のおかげで無人撮影可能。青い空はありませんが、芝との色の対比を楽しめます。
対して、雨の日でもめげずに写真撮影をする方が絶えないのはこちらの展示。『宇宙的色彩空間』です。12色の色の変化のハーモニーを楽しむというテーマとのことで、大人でもその色合いにわくわくしますね。
撮影・あそびスポット『ネットの森』
その先を歩いていくと見えてくるのは、巨大な木組みの建造物。ネットの森です。
ここでいうネットは物理的な『ネット』=網のこと。
小学生以下のお子さまのみが入れる白いマットの上にはカラフルなネットが貼られ登ったり跳ねたり遊ぶことができます。
雨もそこそこ防がれているため、お子さまで溢れています。が、大人にとってはこちらは人気撮影スポット。曇天で光が入らないのは残念ですが下から色が絡み合う様子を撮影するのが人気です。
見る角度によって色の表情も変わるネットの森。大人のみでも入ってみる価値はありそうです。(ネットの真下にあたる白いマットの上には大人は入れません。ご注意ください。)
星の庭(迷路)
ネットの森の向かいには屋外の大きな迷路『星の庭』があります。が、通路が細く、大人でも迷い込めるよう壁が高いため、傘をさしての迷路探索は少し大変そうでした。
ピカソ館
入口からみると最果てに近い場所に『ピカソ館』。こちらは館内撮影禁止です。
3F建の館内では、319点のピカソコレクションから展示替えを行いながら、多くの作品が置かれています。
1Fにはタピストリーなどの大型作品・2Fは陶芸・3Fでは小型作品が展示されています。
箱根オープンエアミュージアムカフェ
ピカソ館の前後、一息つくにはオープンエアミュージアムカフェ。カフェの隣にはほぼ満席の足湯もあります。(足湯は混んでいるため撮影していません)。
ガラス貼り屋内から緑を眺めるカフェタイムを楽しめます。(カウンターでのセルフオーダースタイルです。)
フード類も置いています。
シーズナルメニューの冷やし甘酒は500円でした。
屋内撮影スポット:幸せをよぶシンフォニー彫刻
雨の日でも綺麗な屋内写真が撮れるのは、幸せをよぶシンフォニー彫刻。
ステンドグラスの塔は高さ18mあり、上まで螺旋階段で上がっていくことがあります。私は細い階段での、高所で途中挫折しましたが、上まで登ると箱根の景色や広い美術館の景色が見られるそうです。
こちら皆さん下から見上げる写真を撮影しています。階段の横幅が狭く螺旋階段の内側に入るという対策もできないため女性もできればパンツスタイルで訪問することをお勧めします。
屋外芝生エリア
屋外芝生エリアには他にも様々なアートが点在しています。
球体を持った球体は見る角度によって表情を変える作品。360度味わってみたい作品です。
晴れると光の反射で色々な表情を見せると思われる『16本の回線する曲がった棒』は常に回っています。
『交叉する空間構造』は、ダイヤモンドの分子構造の炭素原子を『人』に置き換えた作品。
ばら撒きのお土産にも『交叉する空間構造』のきき湯
前項の交叉する空間構造をモチーフにした1回分のバラ売り『きき湯』はばら撒きのお土産にも最適。1つ135円(すみません、こちらは不確か)ですが、5個以上購入すると110円/個となります。