大阪は昨今『水都』であることを推していますが、その魅力を最大限に味わえるのが桜の季節。
この日は予定になかった京都→大阪のさくらはしご旅となり、朝から京都蹴上の『岡崎さくら回廊十石舟めぐり』に乗船してきて大阪での乗船予定はありませんでした。
が、ふらっと京阪電鉄の西改札を出たとろ乗船券売り場!これも巡り合わせとその場で予約して『お花見クルーズシリーズ』の『ひまわり 桜スペシャルクルーズ』に乗船してきました。
ひまわり 桜スペシャルクルーズは予約割引あり
京都の岡崎さくら回廊十石舟めぐりはWEB予約は予約手数料がかかるので割高になるのですが、なんと大阪の『ひまわり』は逆でWEB予約だと1割引になるそうです。 1名2000円のクルーズですから1割あれば中でコーヒー1杯飲めてしまいます。是非予約活用をお勧めします(私は利用できていませんが)。2022年は4月10日までの運行となります。ネット予約は乗船び前日の12時まで、空席がある場合のみ当日券販売が京阪天満橋駅西改札前であります。
運行時間は以下の通りです。
10:00 / 10:50 / 11:40 / 12:30 / 13:20 / 14:10 / 15:00 / 15:50 / 16:40
桜スペシャルクルーズ乗船場は 八軒屋浜船着場
駅の改札を出て、ふらりと乗船券を買い、買ってから乗船場を調べるという(いつも下調べしてから行くことがほとんどの私らしくない)行動に出てしまいました。が、『ひまわり』の乗り場は心配ご無用の京阪天満橋駅ほぼ直結の八軒屋浜船着場でした。
水上バスで有名なアクアライナーはJR大阪城公園駅近隣の『大阪城港』から出ているそうですので、乗る船を確認してから乗り場に向かいます。
この八軒屋浜船着場、道の駅ならぬ『川の駅』などもあって賑わいのあるところです。
八軒屋浜船着場は大混雑 『ひまわり』は並ばなくて良い!
八軒屋浜船着場からはこのひまわり以外に、『大川クルーズ』という予約不要1,200円のクルーズが出ていて、桜のピーク・週末唯一の晴れの夕方という絶好のクルーズ日和なこの日は大混雑。漏れ聞こえる係の方の説明によると90分待ち(列に並んで待つスタイル)とのこと。
800円高く予約が必要ですが、出航時間10分前に乗り場にきたらサクッと乗れる『ひまわり』のありがたみを大きく感じる時間帯でした。

ひまわりの外観はひときわ優美
明治時代に淀川を往来した川蒸気船をモチーフにして造られた『ひまわり』は外輪船をイメージした上品なもの。落ち着いた紺色も優雅です。
船内はガラス張り、ダイニングスタイルとなっている船室と、完全に解放された丈夫オープンデッキに分かれていて、自由席となっています。
(予約者全員は着席できないぐらいの椅子の数ですが、多くの方がオープンデッキで立たれて桜を観覧されているため、座席取り合い!というほどではないです)
『ひまわり』乗船
『ひまわり』の運行ルートは桜満喫ルート
ひまわりは、淀川の旧水路である大川をまずは上流となる桜の宮橋に向かって折り返し、その後大川が堂島川と土佐堀側に分岐する中之島部分まで下って再度ターンして天満橋駅前の八軒屋浜船着場に帰ってくるというルートとなります。
下図にあるように大川沿いは桜が続いてう
前半お勧め席は進行方向左側
乗船して屋内のダイニング部分の一席に着席。
下調べ不足で、進行方向右側に着席しましたが、『進行方向左側』の方が桜が多く、かつ対抗する色々な船が見えるためお勧めかと。右側だとひまわりを追い抜いて行くアクアライナー以外はあまり通行しませんでした。復路は右側が桜が多く見えるのは見えるのですが、対抗する船は左側です。
船内カフェ
屋内ダイニングでは、カウンターで飲み物やお菓子を購入して飲食しながらのお花見が可能です。※持ち込みは禁止ですので、要注意。
飲食の価格は船中価格とは思えないほどリーズナブルですので、コーヒーを味わいながらの桜鑑賞を是非。(人によっては缶ビール300円一択かも?)
船内とオープンデッキの桜対比
なお、屋内からみる景色と桜の色はこちら。
肉眼では十分綺麗に写りますが、色を楽しむならオープンデッキ。オープンデッキの景色は圧巻です。コーヒーで一息ついたあとはオープンデッキも楽しみたいものです。
折り返しは桜宮橋
大阪城港から出てきて第二寝屋川から大川に合流してくるアクアminやアクアライナーと並走したり抜かされたりして、両側に桜が満開の大川を桜宮橋まで行って折り返します。このルートは桜三昧、桜の咲いていない場所を探すのが難しいほど桜が続くクルーズです。
船から見る飛行機もまた解放感があります。遠いですがANAかなあと思い描き、飛行機で旅気分が高まる光景です。
オープンデッキアクティビティ
オープンデッキアクティビティは日替わりで実施されているそうです。オープンデッキに上がった時にはすでに終了していましたが、この日は似顔絵屋さんでした。
天満橋(天満重ね橋)をくぐり大阪城を
これでもか!というほどの沢山の桜を見て船は八軒屋浜船着場の近くを通りすぎます。
行き交う船が多く何やら三味線での演奏をしている楽しそうな船も。
天満橋は京阪天満橋駅の真横を通っているのですが、天満重ね橋と呼ばれる二重構造の珍しいもの。渋滞緩和のため、2段に分かれて車が通れるようになっています。
天満橋をくぐると大阪城が見えます。線路は京阪電鉄のもの。うまくすれば、京阪電車・桜。大阪城の写真が撮れたりするかもしれません。
私のは失敗例で、雑多な絵に。しかも桜入ってないという散々具合ですが。船も電車も動くので運も必要ですね。→この写真は運以前の問題なような気もするのですが。(むしろ撮影したことが電車とお城に失礼なレベルかもしれませんが…)
大阪城と桜は乗船前に落ち着いて西の丸庭園で鑑賞しているのでそちらをご参照ください。→大阪城西の丸庭園での桜鑑賞記事
大林組さんの立派なビルと北浜のル ポンド シェル(名門フレンチ)・中之島公園の桜が見えて、だいぶ西にきたなあと実感します。あとは天神橋をくるっと回って元の船着場に戻るルートです。
今回乗船したのは15:50の回。40分のクルーズの終盤は少し夕暮れの雰囲気も味わえました。