(姫路記事①から③は2020年ごろ訪問の書き溜め記事で非公開にしていたものを公開に変えたものです 最新記事ではありません ご注意下さい。)
姫路から北上 里山へ
大阪から1時間、姫路駅からバスに乗り45分。近隣というには少し遠いですが、言ってみると里山リゾートというべきのどかな宿がありました。
夕やけこやけ宿泊者以外は入れない専用エリアへ
夕やけこやけは、大きくて経済的なお部屋もある夢乃井の格上別館のような宿。全室露天付となっています。
外から入ってくるエントランスは夢乃井本館。夕やけこやけに宿泊の旨伝えると、お迎えの方がきて、本館宿泊の方は入れない、夕やけこやけ専用エリアまで案内してくれます。逆の夕やけこやけ宿泊者が本館エリアに行く方向は自由ですので、夢乃井の大浴場は利用可能です。

まずは貸切風呂(1回無料)の予約から
夕やけこやけのチェックインはお茶をいただきながら。フロントエリアに座ってのチェックインタイムです。
部屋に入り、まず行いたいのは貸切風呂の予約。夕やけこやけの宿泊者は1回無料で利用が可能で、チェックイン後予約が可能の先着順となるため、まずは希望時間の予約が取れるか確認です。
お部屋も露天風呂付客室ですが、貸切風呂は湯船も大きく、大浴場でもお部屋露天風呂でもない良さがあるため、せっかくの機会利用して見るのも良いと思います。
貸切露天風呂は2箇所あってデザインが異なるため、希望時間に両方空いていれば選択できます。この2箇所かなり近い距離にあり、私の入っている時間にお隣は女性グループで、なぜかみんなで歌を歌っていました。ご機嫌なのはわかりますが、姿は見えずとも声はまる聞こえだと気づいていないのかな?と疑問に思うほど何曲も、里山は静か、歌はほどほどに……..。温泉マナーは大切ですね。
客室は露天風呂付和洋室
お部屋ごとにインテリアや構成が異なるのが夕やけこやけの特徴。和洋室ツールームタイプと、リビングスペースとベッドルームが分かれているこのお部屋でも、和室から外の里山の景色を眺められるようになっています。
景色を最も楽しめるのはお部屋の露天風呂。ただただ緑の光景が安らぎます。
のんびりするなら夕やけこやけ専用エリアのロビーも
夕やけこやけでのんびりするならば、お部屋はもちろんロビーのインテリアを眺めながらの時間もおすすめ。
薪ストーブをみたり、時間を限定して夕食時のドリンクを選択するための試飲コーナーも設けられます。
私もこの試飲コーナーで甘くて飲みやすいお酒を発見できました。富久錦さんの「Fu」というお酒。お酒の味は文字だけの表現ではわからないところもあり、自分に合うものをあらかじめ試飲で見つけられるのはかなりありがたい制度ですね。
宿泊者用ラウンジも
もう1箇所(というかこちらがメイン)宿泊者用でドリンクがフリーでいただけるラウンジもあります。温泉三昧で喉が渇く滞在。ありがたいですね。
現在付け込み中という夕やけこやけ自家製グミ酒が置いていました。秋に伺えばいただけるのかなと思いますが、温泉後に酸味あるお酒、想像が膨らみます。レモネードでも自家製と聞くと飲みたくなるものですからね。
ただのんびりと館内散歩も
その他館内通路などにも、可愛らしい飾りがたくさん。湯上がりや、大浴場への往復時に目を和ませてくれます。
外に出ると里山の風景。農作業をしている風のかかしが風景に里山らしい特色をもたらしています。
夕食は演出を大切にした和食
夕やけこやけの宿泊者は、専用レストラン棟の個室で夕食・朝食をいただけます。こちらの夕食は食器や演出が嬉しい創作和食でした。アペリティフとして提供されるブルーベリー酒のソーダ割りも凝った器で届けられます。
お料理の工夫はちょっとした驚きが演出だと思いますのであえてネタバレしないように書きませんが、小さな演出も旅館で味わうと気分が盛り上がりますね。
ロビーで試飲して選んだ日本酒もオーダーしました。好みで飲めないお酒がある方には事前の試飲が本当にありがたく、いきなりボトル注文できてしまうところがいいですね。(どんなお酒でもどんとコイという方は、合わなかったお酒を飲んでも思い出の一つとして旅ネタにはなりますが)。
朝食の干物は自席で
翌朝食も夕食と同じ席でいただけました。
自席目の前で魚を炭火焼きしたり、卵を卵割り器で割ったり、旅館の朝食としての楽しみを味わい尽くした感じです。
こちらの宿は、ロビーやラウンジでドリンクタイムがあり、お風呂は、客室、貸切、大浴場の3箇所も、お庭も見て館内を見てと、「のんびりするのに忙しい」という贅沢な悩みを持てる宿でした。