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【京都冬①】HOTEL THE MITSUI KYOTO 宿泊記お正月から館内アートツアー

あけましておめでとうございます。まだ、元日朝ということで、本宿泊記は2020年の年末年始 HOTEL THE MITSUI KYOTO宿泊をした際の宿泊記です。HOTEL THE MITSUI KYOTO宿泊はオープンしてすぐの秋に宿泊してから2回目のリピートですので写真は秋宿泊のものも交えています。

HOTEL THE MITSUI KYOTOは二条城正面

2020年の年末年始は京都ホテル巡り旅、HOTEL THE MITSUI KYOTOの前泊地はなんとお隣ANAクラウンプラザホテル京都。ANAクラウンプラザホテル京都のお部屋からHOTEL THE MITSUI KYOTOの門に雪が積もっている様子が撮影できました。この門は梶井宮門といい300年の歴史があるということでした。

ANAクラウンプラザホテル京都客室からみたHOTEL THE MITSUI KYOTO

ANAクラウンプラザホテル京都とHOTEL THE MITSUI KYOTOは隣り合って、いずれも二条城の正面となっています。電車で行く場合は、地下鉄東西線の二条城前駅から徒歩で5分程度です。

HOTEL THE MITSUI KYOTOの正門は二条城側の東堀川通りではなく、一本二条城から離れた通りの油小路通りのANAクラウンプラザホテル京都との間にありますので、電車で訪問された方は遠回りしないようにANAクラウンプラザホテル京都の手前で押小路通りに入ると良いと思います。(HOTEL THE MITSUI KYOTOのお客様はタクシーで向かわれる方が多そうでしたが。)

常時あいているかは不明で、かつ裏側から入ってしまうことになりますが、東堀川通り沿いにも裏門があります。裏門から入った場合、敷地のお庭を抜けて、置石の通路を渡った後、ロビーへの入り口があります(そこからチェックインで入ってくる方は少なそうですが)

HOTEL THE MITSUI KYOTO 裏門
HOTEL THE MITSUI KYOTO 裏門から入った場合はこのお庭を抜けてロビーへ

読み飛ばしていただいても良い余談)ホテル泊まり歩き海外ですると??

全くの余談ですが、かなり昔、アメリカシアトルのフォーシーズンズホテルに1人で宿泊した際に、1人でフォーシーズンズ連泊はもったいないと前泊地として泊まっていた近隣のお安めのホテルから、フォーシーズンズに徒歩でスーツケースを転がして移動しました。その姿を見たドアマンの方に「キョトン」とされた思い出があります。キョトンとした後、不審者ではなくホテル客と認識しなおしていただいて満面の笑顔で「Welcom」と言っていただけた時、心底ホッとしたのを覚えています。日本ならともかくアメリカでは高級ホテルに徒歩チェックイン、あり得ないのでしょうね。

また、シンガポールで、ホテル巡りしようと1泊づつホテルを変えて楽しもうという旅行をした時、有名な船の浮かんだホテル「マリーナベイサンズ」から隣の「リッツカールトン 」に移動した際、長い入り口のスロープの登り道をスーツケースゴロゴロとしながら歩いた時もベルの方「???」となっていたような…….。シンガポールは泊まってみたいホテルが多すぎ決められなかっただけなんですが。

そういう思い出を経て海外旅行の時は送迎をつけるようになりましたが、地元関西県内ではどうしても公共交通機関を利用してしまう私でした。

HOTEL THE MITSUI KYOTOのお部屋は?

HOTEL THE MITSUI KYOTOのお部屋の「調度品」はいずれも上質で和の香りが漂うもの。テーブルの板一つとっても重厚感があります。

そして大理石造りの巨大なお風呂。このホテルにはサーマルスプリングという水着で入れる温泉があり、そちらにもシャワーが完備されていますが、このゆとりあるお部屋のお風呂も一度は入っておきたいところですね。

バスローブはゴワゴワせず肌触りの良いもの。お部屋でのくつろぎ時間も大切にしたくなる客室です。

机の上に置かれているお菓子はもしかするとマリオットプラチナ以上のサービスかもしれませんが、上品な和菓子が置かれています。上品な茶器でお茶を入れたいところです。

宿泊者無料HOTEL THE MITSUI KYOTOアートツアーに参加

オープンしてすぐの秋の宿泊時に電話事前予約の取れなかった館内のアートツアー。その宿泊時にお正月の宿泊予約も完了していたので、お正月のスケジュールで申し込みました。館内アートツアーは少人数制ですので、事前の予約をした方が良いと思います。全てをご紹介すると「ネタバレ」的になってしまうので、聞いたエピソードをいくつかのみご紹介。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 梶井門の上の桃の意味は?

HOTEL THE MITSUI KYOTOの正面玄関に当たる梶井宮門。この門は登録有形文化財になったようです。登録の理由として三井不動産様のHPのニュースリリースに出ていました。

柱間約4.5m、高さ約7.4mを誇る威風堂々たるたたずまいと、300年以上の時の経過による古艶が、京都市中の景観への寄与と貴重な文化財建造物であることを評価され

三井不動産様HPニュースリリースより引用

この門の上部にはよく見ると「桃」が見つかります。

桃のある場所は「留蓋瓦」と言われるもので、雨水の侵入を防ぐ意味と装飾的な意味あいのある場所のよう。桃は古く「古事記」の時代伊邪那岐神が追っ手から逃れる際に桃を投げつけた言い伝えから魔除けの意味があるようです。鬼瓦の「鬼板」と同じ役割なのだと思います。桃瓦について、インターネットで調べてみると、岡山城や大阪城にもあるようですね。旅行にお城や神社・仏閣に行ったら瓦の装飾もチェックしてみたいです。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 元茶室の場所にある石の役割は?

このホテルは旧三井家総領の邸宅。もともと茶室があった場所に置かれている石の役割はどんなものなのでしょう。一見すると椅子のようにも見えますが。

茶室の入り口はにじり口という膝をつきながら入るようになっている狭い入り口ですが、古くは武士があの入り口から入る時、刀を置いてから入るようになっています。その刀置き場がこの石ということです。お茶の世界で心も安らかに過ごすための重要な役割を持った石だったのですね。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 宿泊者限定で見られるエリア飾りは同じもの?

HOTEL THE MITSUI KYOTOではレストラン等利用者も入ることのできるエリアと宿泊者しか入れないエリアがありますが、その限定エリア、エレベータでは瓢箪型の飾りが目につきます。通常1Fと自分の宿泊フロアぐらいでサラッとみるだけだと同じ飾りに見えるかもしれませんが、中を覗くと、トレイのようなものが見え、フロアごとにそのトレイの大きさが変わっています。それは、このトレイが「月」を現したものだから。フロアによって月の満ち欠けを感じる遊び心のある作品となっています。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 宿泊者限定エリアのオブジェ

宿泊するだけでは入れないHOTEL THE MITSUI KYOTO『四季の間』の由来は?

もともとこの場所は、三井惣領家の邸宅であった時に奥書院・通称「四季之間」があった場所。この奥書院は「ご当主様がお客様をもてなす場」という非常に格式の高い場所であったとのこと。その格式の高さを継承した総檜造の『四季の間』は、通常、レストラン『個室』等で予約しないと、宿泊者でも入れない場所ですが、アートツアーに参加すると中を見学させていただけます。

ここにある襖絵はHOTEL THE MITSUI KYOTOのルームキーデザインにもなっていますので必見です。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 四季の間

HOTEL THE MITSUI KYOTOの「サーマルスプリング」は大人専用の時間との区分けが快適

「サーマルスプリング」は、箱根のホテルインディゴや、伊勢アマネム等超高級ホテルに最近は多そうな、「水着で入る温泉」のことです。水着ですので、男女一緒に入ることができるようになっています。

HOTEL THE MITSUIではお子様は以下の利用制限があります。この時間制限のおかげで、大人のみで伺った際に静かな温泉を楽しむことができ、快適でした。また、ちょうど大人のみの時間帯への切り替わり時間に伺ったのですが、お子様の入館可能な時間帯はのびのびと遠慮なしにお子様も楽しまれていたようです。

お子様の年齢制限は下表の通り

お子様の年齢制限内容
4歳未満のお子様ご利用できません。
4歳から15歳までのお子様10:00ー16:00のみご利用可能

水着エリアですので、中の写真は遠慮しましたが、ぬるめの広い温泉エリアと2人程度で入れるように区分けされたちょっと暖かめの温泉部分があり、休憩用のベッドもありますので、かなり長い時間のんびりすることができます。

HOTEL THE MITSUI KYOTO 館内レストランイタリアンFORNIの夕食

館内イタリアンレストランFORNIでディナーをいただけました。「FORNI」はイタリア語で「窯」を意味する言葉で、京都の「おくどさん」と繋がりのある意味合いで名付けられたようです。

コース料理(11200円〜)とアラカルトがありますが、コースでも本格ピザをつけることができます。(ピザでなくピッツアと言わないといけないかも)石窯で焼いたカリフワのピッツアは絶品でした。なお、写真の「顔」に見えるものはリゾットです。おそらく顔を描きたかった訳ではない装飾だと思いますが、顔に見えて仕方がありません。(いや、遊び心で顔なのか?いまだに不明です。)スープに見えるのは、なんと甘みと塩味を感じるショートカクテルです。

イタリアンFORNIはアフタヌーンティ利用も

FORNIではアフタヌーンティを楽しむこともできます。ソムリエさんが入れてくださる本格煎茶から始まるコースは、HOTEL THE MITSU KYOTOのロビーでみることのできる大型茶筒と同じような形の茶筒に載ったスイーツと数多くの紅茶ラインナップと合わせて楽しめます。この後の秋再訪した際には、イベント的に綺麗なモクテルも選ぶことができました。季節・イベントごとにリピートしたくなる場所です。

HOTEL THE MITSUI KYOTO ロビーの大型茶筒

ホテル朝食はTOKIの和食・FORNIの 洋食

ホテルの朝食は、お正月は和食レストランのTOKIはおせち和食(別途有料)の利用専用になるため、和食・洋食ともFORNIの利用となりますが、通常はTOKI(鉄板焼・和食)レストランでは和食・FORNIでは洋食をいただくことができます。印象としてはTOKIの和食の方が混み合っていた(スペースがFORNIの方が広いから?)という感じでした。和食では谷井農園の上級な梅干しとなるほのかが提供されていたりと食材へのこだわりも感じます。

HOTEL THE MITSUI KYOTO TOKI 和食朝食

明日は、HOTEL THE MITSUI KYOTO宿泊時にも歩いていける二条城周辺散歩+ランチスポットをご紹介します。そのあとは、場所を蹴上に移して引き続き京都をご紹介します。

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