鹿児島県指宿 焼酎蔵見学記 『利八』吉永酒造 ラベル貼り体験 お土産(2023年8月情報)

指宿のたまて箱で指宿へ。さて、何をするべきかとアソビューで検索して発見した『焼酎の酒蔵見学』で吉永酒造さんに訪問してきました。

予約はアソビューで当日支払い可能

アソビューで検索して見つけた焼酎の蔵元 吉永酒造さんの見学。一人2,000円で蔵内の案内のほかラベル貼り付け体験がついています。

アソビューで指宿 焼酎酒蔵見学を見る

体験の場所は?

指宿駅から徒歩だと10分程度。タクシーはワンメーターで到着しました。

『利八』を醸す吉永酒造は創業明治38年の老舗

指宿で吉永酒造として焼酎を造り始められたのは明治38年。100年を超えて現在は五代目まで続いている老舗です。現在は3名で、運営されているそうです。

五代目の杜氏さんは若くして蔵を継がれたとのこと。

現在販売している焼酎のブランド名は『利八』。創業当時のブランド名は、白雪だったとのことですが、兵庫県伊丹で造られている日本酒の『白雪』と被ってしまうため、2代目のお名前を取って『利八』と名付けらたそう。

焼酎ができるまで

お米を洗い蒸して麹菌を振り混ぜる

まずはお米から。このロール型の機械の中にお米を入れて洗って蒸し、麹菌を振り混ぜます。焼酎の麹は白麹・黒麹・黄麹とありますが、こちらで使っているのは白麹と黒麹です。

お米を蒸す機械

機械の中

お米を平す

その後はお米を平して、その後は甕へ。なんと手で運んでいるそうです。手間暇かかってます!

お米を平す場所

一次発酵はお米のみ

いよいよ発酵工程ですが、一次発酵はお米のみ。

甕に描かれた数字は日本酒の酒蔵でもよく見かけた税務チェックの世知辛い数字です。

甕は手造りのため、数字は甕ごとにバラバラというのが興味深いですね。

一次発酵の甕

こちらの焼酎は、芋が実る季節に作られるため、夏場の見学時はお水だけが入っていました。

このお水は重し。台風で甕が浮いてしまうことのないようにというなんとも九州らしいお話です。

芋を洗って下ごしらえ

芋はまず機械で洗った後は手作業で端を切り落とし、不良なものを除外。大変な作業です。

芋を洗う機械

洗った芋の作業台

その後は芋を粉砕します。

芋を粉砕する機械

2次発酵は芋と米を混ぜ合わせて

その芋を蒸して、蒸した芋を大きな桶の中に。

芋を蒸す機械

その後は芋と一時発酵した米を桶で混ぜ合わせて、大きなホーローの入れ物で2次発酵させます。

混ぜ合わせも木製道具を使っての手作業とのこと。空中で動かすだけでも重い道具。混ぜ合わせるとなると相当な力がいりそうですね。

混ぜ合わせ

2次発酵

焼酎の特徴は蒸留 甘い香りが漂う蔵

焼酎の特徴となる工程は蒸留。初めて蒸留された時にはアルコール度数はなんと70度もあるのだとか。この蒸留工程は杜氏である5代目さんが細やかな調節がされているそうです。

蒸留工程

この蒸留工程を終えて貯蔵樽に。

貯蔵樽

この蔵の屋根は、風は通るのに雨は入り込まない構造。焼酎を醸造する季節になると甘い香りが周辺にも漂うそうです。甘い香りが嗅いでみたかったです!

天井の風が通る場所

水で度数を整えて瓶詰め

いよいよ瓶詰め工程。こちらで水を追加してアルコール度数を通常製品の場合は25度に整えるとか。

なお、焼酎に使われるお水は池田湖のお水。指宿一帯へのお水の供給は池田湖からなされています。

瓶詰めの場所

(別日訪問写真)池田湖

ラベル貼り(参加者体験)

こちらでは、ラベル貼りも手作業。ラベラーよりも早いそうです。

このラベル貼りを体験させてくれます。

参加者の体験版ではラベルの裏に自分だけのメッセージを書いて、糊付けします。表はまんま利八ラベルですが光を当てて裏からみると、瓶の中の隠れメッセージが見えるオリジナルのお土産がいただける趣向です。

ラベル貼り

試飲とお土産品購入

試飲は白麹と黒麹の飲み比べ以外にもジョイホワイト芋を利用したフルーティーなもの、ロックでいただく夏限定品、エクセレント麹を使ったものなど種類多数

試飲❶
試飲❷

お土産品

お土産はもちろん購入可能です。900mlの白麹のものを見学特典でいただいたので、黒麹とジョイホワイト芋のミニボトルをお土産で購入しました。100mlの可愛いボトル(各260円)です。

利八ミニボトル

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