堂島リバーフォーラムで開催されているイマーシブミュージアム大阪。大きなお部屋の中に360度映し出されている印象派絵画の中に入っていく感覚の楽しみ方をするミュージアムです。
絵画の世界で写真を撮影することができるのも大きな特徴です。
予約は前日までに 1時間ごとの時間指定 当日は現地で待っても買えるかは不明
このイベントはお部屋の中に30分から40分間入って、体験するものですので入場制限が割と厳密です。
そのため、チケットは前日までに日付と1時間単位の時間指定見て予約購入をする必要があります。
私はオープン時間の10時の回に行きましたが9時台から並んでいる当日券の列に対してスタッフの方が、本日は混み合っているため当日券の販売があるかどうかはわかりませんと説明されていました。
当日券は時間予約でなく空いているタイミングで案内とのことです。
前売り券と書かれていますが指定日時から見て前日まで購入は可能です。
アソビューでImmersive Museum OSAKAの予約購入を実施する(入場日の前日まで)
開催場所:堂島リバーフォーラムの場所は?
開催場所堂島リバーフォーラムの場所はJR大阪環状線福島駅から600m程度の場所にあります。
館内写真・動画撮影について
館内は静止画・動画に限らず撮影制限なしです。映像が動いている間でも自由に撮影できてしまいます。
来訪者の他の方の写真などを勝手に公開することはないよう常識だけ守っていれば良いという感じですね。
そもそも何があるの???没入型ミュージアムって何?
エントランスに設置されたパネル
入場口すぐのところには記念撮影用のエントランスパネルが。
カーテンのドレープの図柄などを活かして『ミュージアムに入っていく私』の写真を撮影することもできるかと思います。
お手洗いは事前のみ
チケット確認ポイントで、メインのお部屋に入る前に2F(展示なし)にお手洗いがあるため先に寄ることを勧められます。順路に沿って見学する場合、メインのお部屋を出たポイントにはお手洗いがなく、再入場もできないためこの後は展示会場を出た場所を案内されてしまいます。ご注意を
プロローグ:『印象派』は当時のイノベーター その世界にDive
メインのお部屋に入る前に解説板があります。
印象派の巨匠が若かった時代の背景
プロローグとして『印象派』のモネ・ルノワール・ピサロ・ドガが若かった頃の19世紀のパリがどのような時代だったのか解説されています。
産業革命によって、輸送手段に蒸気機関車が加わり、都市が発展した時代。文化面では、オペラ座やルーブル美術館の整備が始められた時代でした。
絵画を変革した技術は『チューブ絵の具』と『写真』
この時代の前、絵の具は顔料で持ち運びに便利なものではありませんでした。絵の具がチューブ型になることで、画家が外の世界を描くようになったとあります。そして、絵の具の使い方がキャンパスに点で絵の具を載せていく絵画の風合いの表現が主軸となります。
また、写真の技術により『現実を再現する』ということだけでは、絵画が写真に敵わなくなってしまったことで、画家たちは瞬間の光と色を『感性』によって描き出すことで価値を生み出していきました。
『印象派展』はイノベーターのサロン
現代に生きるわたしたちがモネと聞くと、巨匠を思い浮かべますが、印象派の画家たちは実はイノベーター。
保守的な権威を持つサロンでは、若い頃の印象派画家たちの作品は認められず、自分たちのみで展覧会を開くことになり、それが『印象派展』だったのです。
いつの時代も保守を打ち破るイノベーターには大きなパワーがあると思います。そのイノベーターの世界に入っていくのが、次のメインのお部屋となります。
メインのお部屋(30分の映像ショーと合間の撮影タイム)
メインのお部屋では30分間の映像ショーとその間に撮影タイムがあります。
30分画像ショー
映像ショータイムは入出場は自由ですが、基本的に座って見学しますので、他の方の邪魔にならないよう席を見つけて座ります。この時間帯も自席と定めた場所に座った状態で、撮影は自由にできます。
前の方は大きめのクッションなどもあり寝転んでいる方もいましたが、多くの座席は座布団程度。体育座りが辛いという方のためには、『優先座席』としてボックス型の椅子(背もたれなし)が両端と、最後方に設置されています。
映像は前方だけではなく後方の壁(出入り口のカーテンを含む)は床にも映し出されます。天井以外全面が印象派の世界。そこに没入する時間となります。
変わる世界を音楽と共に
現代の技術を持ってつ次々と映し出される絵画。暗い背景の中に人物が印象的に現れて、その後背景に鮮やかな色合いが現れると世界観がまた変わります。
そして流れ続ける音楽と共に印象派の世界を感覚で鑑賞する時間となります。
額縁の中に奥行きを見つけ出す
額縁の中にあった絵に奥行きが生まれ、その中の世界も奥行きを持って見える演出も面白いものです。
その後は、その絵画の中から人を見ているような感覚になるよう情景が変わっていきます。
パリの喧騒を描いた絵画では、中に入って街中のザワザワ感も味わえます。
絵画に置かれた『点』を味わう
印象派の時代の絵の具の使い方。絵の具を混ぜるのではなく、点で表現されていく様子も動く画像でアップになって見ていくとよく理解することができるようになっています。
撮影タイム
撮影タイムは、立ち上がって目当ての絵画付近に立ったりして、『私と絵画』のSNS用写真などが撮れます。
絵画の横にはミュージアムのロゴが映し出されて、まさにSNS用演出となっています。
撮影タイムは映像が固定されていますが、パターンは1つではなく、時間が経つと2パターン目も現れますので、さっと撮影して終わりと退出せず、しばらく待つと別パターンも撮れると思います。
仕掛け絵 カイユボット 「イエール川でボートを漕ぐ人」など
没入型体験の会場を出た場所には2枚の仕掛け絵があります。1つは、先ほど額縁に奥行きができて中に入っていた(?)カイユボット 「イエール川でボートを漕ぐ人」の世界。その絵画を鑑賞して、目を逸らすと….。
『中の人』がポーズをサボってストレッチしていたりします。
お土産グッズショップ
ショップはテーブル2つ分とかなり小規模。ポーチやノートなど作品をモチーフにしたものとこのイベント自体をテーマとしたデザインのものが揃います。
こちらは購入したもの。手前がハンドタオル(1,045円)と奥がクリアファイル(550円)です。ノート(400円)が良いと思ったのですがチラッと見たところ罫線がなかったので…。
カフェはスタンド式 大阪会場限定ミックスジュース(現金のみ注意)
カフェはセルフのスタンド式です。歩き回る展示会ではないので、立って飲むのも良いかもと思います。
ドリンクはミックスジュースとハーブティー、珈琲など。
ALL500円なのはお支払いが現金のみだからかもしれませんね。
ドリンク以外ではレジ前にお土産品としても販売されているパレットクッキーが置いてありました。
いただいたのは大阪限定のミックスジュース(500円)。ミックスジュースはその場でミキサーで作ってくれるタイプで濃厚。大阪の喫茶店の味です。
ドリンクの中では最もお得だからと思って選ぶのも大阪人の感覚かもしれませんね。