一保堂茶舗 京都本店で日本茶をじっくり味わう時間を 2杯目からのお茶淹れ体験

1717年創業 京都の老舗お茶の名店 一保堂茶舗(いっぽうどうちゃほ)京都本店には、喫茶室があります。

『お茶をした』というカフェ気分以上に『日本茶文化体験』をしたと思える一保堂さんの喫茶室をご紹介します。

一保堂茶舗 京都本店の場所は?

一保堂茶舗 京都本店の場所は京都の寺町二条上がる。京都市役所駅から徒歩4分。マリオット系ホテルではリッツカールトン京都HIYORIチャプター京都からほど近い場所になります。京都御所にもほど近い場所となりますので、京都御所見学の帰りに寄るのも良い場所かと思います。

風情ある佇まいの一保堂茶舗 京都本店

入り口に近づいて見ると、これこそ京都のお茶のお店!という洗練された和の佇まいの外観が。ちょうど、入っていくお客様が和服を来ているのも雰囲気があります。

入り口を入ってすぐが、物販店舗。入って右奥に喫茶室『 嘉木』(かぼく)があります。

嘉木というのは美しい木・立派な木という意味で、一保堂茶舗で販売されている煎茶の最高級品も『煎茶  嘉木』という名前のものがありました。

一保堂茶舗 京都 本店 入り口

喫茶室 『嘉木』

喫茶室に『嘉木』には、カウンター席とテーブル席があり、この写真の左奥が入り口されに右側奥にも客席がありますのでかなり大きいお店です。週末に訪問したところ10時の開店からしばらくして、お客様は大分増えてきていました。午後だとかなり混み合うのではないでしょうか。

喫茶室『嘉木』

2杯目からのお茶淹れ体験

メニューは抹茶・玉露・煎茶・ほうじ茶・玄米茶と抹茶ソイラテ。抹茶・玉露・煎茶は茶葉の種類も選べます。グランドメニュー以外に、煎茶の新茶も出されていて、おすすめは『新茶』とのことでした。

抹茶ソイラテは小さなお菓子、それ以外のお茶には和菓子がついています。

和菓子はこの日は『上用饅頭』『きんとん』『寒天を利用したお菓子』から選択できると口頭で案内がありました。

メニュー

玉露 敵露(990円)と煎茶の新茶(1320円)をオーダーすると、中の温度の異なるお湯のボトルが運ばれ、その後茶器が配膳されます。

1杯目はお店の方がお茶を淹れた上で持ってきてくださり、2杯目からはお湯を使って、自分で淹れます。

煎茶ときんとん

玉露と上用まんじゅう

以前、四条烏丸の福寿園さんのお茶講座で学んだ内容として、玉露は60℃、煎茶は70℃程度のお湯が良いと伺ったのを思い出します。

こちらでは温度の説明はありませんでしたが、玉露用はボトルのお湯をそのまま急須に、煎茶は熱湯を湯冷しの器に入れて30秒待った後に急須に移すようにという説明がありました。その後は、蒸らさずそのまま器に入れて飲むようにと。

東山のSalon de KANBAYASHIさんで煎茶をいただいたときは、湯冷しのお湯を急須に入れて1分30秒蒸らすようにとタイマーを配備されたことを思い出し、お茶屋さんによって、茶葉の特性や淹れ方が異なるのだなあと勉強になります。

2杯目の煎茶は湯冷しに30秒置いて急須に入れたところ、渋めに感じます。お湯の温度が高いと『カテキン』と『カフェイン』が抽出されて苦味が出ているとお茶講座で聞いたのを思い出して、3杯目はお湯の温度を下げるため好みに合わせて若干湯冷し時間を伸ばして淹れました。

自分の好みで日本茶の味を調整して楽しめるのが、2杯目以降自分で淹れるスタイルの良いところです。

京都はお茶屋さんが沢山あるため、巡っていくと、お茶の知識が増えたり、自分の好みがわかってきて楽しいですね。

説明では、3杯程度お茶が楽しめるとのことでしたが、4杯目・5杯目まで淹れてみましたが、全く出涸らし感がなく、長く美味しくいただけました。

テーブル席周りの設えも素晴らしく、和菓子の甘さと相まって優雅な日本茶体験ができる素敵な喫茶室でした。

テーブル横の設え

カウンター横のお茶道具

喫茶室の帰りに物販のところを通りかかると、『はじめの一保堂』のスターターキットの横のに抹茶スティックが。

手軽に淹れたり、手間をかけたり、色々なスタイルで日本茶を楽しめる世界を持ち帰れるラインナップとなっていました。

物販の様子

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