鳥羽駅に降りたことのある方で、おそらく見たことのない人はいないと思う鳥羽の駅前有名旅館『戸田家』さんに日帰りの温泉+昼食プランで伺いました。
立地は鳥羽駅目の前
鳥羽駅からは送迎もあるようですが、3番出口から出ると目の前と言って良いほどの立地ですので、おそらく迷うこともありません。
総客室数169室の大旅館ですので、どこからでも見えそうな大きさです。
先に食事の場合は食事前後にフロントに
日帰りの温泉プランを申し込むと11時から17時の時間の任意の時間利用できることとなりますが、昼食時間はその中で2時間、個室の利用ができるそうです。
私は先に食事というパターンを選択したので先にお風呂の場合は不明ですが、到着時にフロントにお声がけして個室案内していただいた後、食後すぐにフロントに寄って、お風呂代も含めたパッケージとドリンクの代金精算をする流れとなるようです。
お風呂後の休憩はロビーの利用となります。
このお値段でこの個室!?お食事も豪華すぎる!
お部屋に案内されて驚き。全室付の個室は2人には広すぎるもので、新しい畳が心地よく、奥の障子を開けると鳥羽の港に停泊する船が見えます。
この日は、船舶は運航を中止していたからか、2年前にイルカ島クルーズに乗った龍宮城を模した船も。
そして、テーブルの上を見て、また驚き。テーブルいっぱいに乗ったお料理の中には、小ぶりながらも海老の鮮やかな赤が見えていて、素晴らしく豪勢。申し込んだのは最もリーズナブルな1人5500円(入浴含む)の季楽というプラン。思わず、スマホで申し込んだプラン間違えてないか確認してしまうほどでした。
伊勢海老(だと思う)が乗った洋皿はメニューで見ると、『海鮮サラダ』、いやいや、この豪華なお皿をそんな一言で片付けていいのですか?と申し込み時の期待を大きく超える実際のお料理に驚きです。
ドリンクは別オーダーで、写真に写っているのはみかん酒のソーダ割(610円)です。ありがたいのは、お茶とお水の両方がポットサービスであらかじめ置かれているところ。1杯飲んだあと、しっかりアルコールを薄めて水分補給もし、温泉に備えられます。
釜飯の出来上がりが45分後ぐらいと説明され、なんとお料理はこれで終わりではなく、追加のお料理をお持ちしますと。本当ですか!?と驚きの量ですね。
そして、右上に見えている日にかけられている陶板焼きの緑色の蓋、開けると磯の雰囲気が楽しいサザエと貝柱がありました。
貝柱は桧扇貝とのことで、遺伝子によって、カラフルな色合いになるそうで、オレンジ色のものなどもあるそうです。
追加で運ばれてきたのは天ぷらと茶碗蒸し。そしてごはんが炊き上がった頃にお味噌汁とデザートが。デザートも綺麗ですね。
露天大浴場と大浴場
お食事後に精算して、お風呂へ。タオルは小タオル1枚のみがプランについているため、バスタオルは別にレンタルします(300円/枚)。
小タオルは持ち帰り可能、バスタオルはお風呂にあるカゴへの返却が必要と説明いただきました。
この精算後は、もうフロントへの立ち寄りは不要で、あとは好きなだけお風呂三昧で良いようです。
お風呂は地下1Fにある眺望は望めないものの広い大浴場と、屋上露天大浴場、それ以外に五つの貸し切り風呂があります。
本当は屋上露天大浴場でゆっくり過ごしたかったのですが、少し騒がしかったため退散。
貸し切り状態で利用できた地下の大浴場ですが、湯船が六つぐらいあって、そのうち一つは、目隠しはされていますが、上下に隙間があって、外の風の入る露天扱いのお風呂もあります。
アメニティとしてはシャンプー・コンディショナーはPOLAとDHCの2ブランド配備され、化粧水等も洗面台に設置されている手ぶら可能スタイル。髪ゴムもあります。
五つの無料貸切大浴場
大浴場は、他にどんな方が入っているかで快適具合が変わりますが、ここでは、大浴場で寛げなかった場合も安心の五つの貸し切り風呂があります。
(有料のものが別に2箇所あるようです)
この貸し切り風呂は五つあり、時間制限もなく、予約も不要、空いていたらそのまま鍵をかけて使って良いというありがたいスタイルです。
1番地から5番地までありますのでその様子をご紹介。
1番地貸切浮世風呂
後で、このお風呂の特徴が浮世風呂と知ったのできちんと写っていませんが、お風呂の床に浮世絵が描かれているようです。
2番地貸切たぬき風呂
2番地のたぬき風呂は1人で入ると足を十分に伸ばせる広々下大きさ。最も落ち着きそうなこのお風呂を30分ほど使わせていただきましたが、貸切なのでゆったり。いい時間を過ごせました。
3番地貸切しゃこ貝風呂
世界ではウソがホントか大しゃこ貝から大きな真珠が取れたこともあるそう。真珠を有無大しゃこ貝のお風呂はビーナス気分で入れるのかもしれませんね。
寿番地貸切瓶風呂
このお風呂が最も人気がありそうで、利用中の場合が多かったですがシンプルな瓶風呂。番地名に漢数字の4を利用せず、寿となっているのも配慮がされていますね。
5番地貸切釜風呂
5番地には小さいお風呂が三つ。家族連れの方か友人用かと思います。貸切風呂は周りの目線はありませんが、音は筒抜け、5番地で騒ぐとおそらく2番地ぐらいまでは声が響きそうですので、注意は必要ですが、複数人で入っても楽しいかもしれませんね。
温泉村には足湯も
温泉村は男女合わせて13のお風呂以外に足湯もあるとパンフにもありました。足湯は温泉村の中、緑を眺めながら足をつけられるようなところでした。
お風呂の後は館内散策も
お風呂上がりには、大旅館ならではの館内散策も。和紙人形絵巻や大皿などの芸術品から、トリックアートや和紙人形絵巻などを見ながら散策できます。幸せの黄色いポストもありました。
和紙人形絵巻では、斎王をテーマにしたものもあり、斎王の宮での宿泊を思い出して、見入ってしまいました。