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石山寺訪問記 梅つくし・桜まいり 3月上旬は梅と寒桜が見頃 1周約75分 階段連続の5000歩の後は門前店舗『洗心寮』へ(滋賀県:2023年3月情報)

滋賀県 紫式部が源氏物語を書いたところとも言われている石山寺は2月から4月にかけて梅と桜が順次見頃を迎えます。

2月18日から3月18日は『梅つくし』、その後4月9日までは『桜まいり』の期間となっています。

石山寺の場所は?

滋賀県大津市、JRの石山駅(新快速停車します)から京阪バスに乗り換えて石山寺山門前下車すぐ。京阪電車で大阪から行くには、三条京阪からびわ湖浜大津のりかえで石山寺駅に下車して800m程度歩きます。

石山寺入山料

石山寺の入山料は大人600円、小学生250円です。

石山寺 東大門

5000歩ルートは階段の連続 体力と相談

石山寺は、『山』ですので、非常にアップダウンの激しい道のりです。

昇り階段苦手な私には実歩行数5000歩ですが、体感は1.5倍から2倍ぐらいに感じました。

一周回る自信のない方は花の見どころのマップパンフレット(梅つくし、桜まいりと書かれたパンフ)を入手して、訪問時期に合わせたターゲットを絞って巡るのも良いと思います。

お花の見頃の書かれたマップ

梅つくし・桜まいりMAPに合わせて巡る(3月1週目の状況)

参道

東大門を入ってすぐの参道に植えられているのはソメイヨシノのようですので見頃は4月。3月には、盆栽展示の迎え梅が、参拝者を迎えてくれます。

3月上旬 咲いていないソメイヨシノの参道

迎え梅

さて、巡り始める際に境内案内図だけを見てもわからないのは下り専用階段の存在。

梅の季節 いきなり第一梅林に行こうと最も近い階段を上がろうとするのはNG。下り専用です。

御影堂前からの下り専用階段

本殿にお参りしてから巡る順序を取るようにします。

下り専用階段

まずは急階段を登ってご本堂にお参りに向かいます。

ご本堂への階段

盆梅展示『源氏の銘』

ご本堂に向かう場所に寄贈品という梅の盆栽も並んでいました。源氏物語に因んだ盆梅とのことです。

梅の盆栽

ご本堂

石山寺のご本堂は滋賀県最古の木造建築。ご本尊の観音様は勅封(天皇の命での封印)となっていて、ご開帳は天皇陛下即位の翌年または33年に一度という数少ない機会のみとのことです。

ご本堂

ご本堂の入り口付近には、紫式部が籠って源氏物語を執筆したという源氏の間があります。

源氏の間

紫式部にちなんだおみくじもひけます。

紫式部開運おみくじ

珪灰石(ケイカイセキ)・多宝塔を下から(4月には桜が美しい場所)

ご本堂より高い位置にある多宝塔は下から珪灰石とともに眺めることができます。4月ですと、桜が美しく入るそうですので、その季節はぜひ、ご本堂前から多宝塔を眺めてください。

珪灰石と多宝塔

御影堂

重要文化財の御影堂は、真言宗である石山寺で、弘法太師がお亡くなりになった3月21日の一月遅れで、法要をされるところ。

その付近では4月上旬にはヤマノエザクラが咲くそうです。

御影堂

第一梅園:薫苑(においのその)

後本堂から御影堂の横を抜けて向かうのは第一梅園『薫苑』。3月上旬には梅が見頃となっています。

薫苑案内板
薫苑の梅

こちらは遊歩道のように梅を眺めながら散策できる道となっています。

薫苑の道

薫苑沿いに山の上に上がって多宝塔に向かいます。

月見亭・芭蕉庵・国宝 多宝塔(お参り)

多宝塔の付近にあるのは、月が美しいことで有名な石山寺にて月を眺めるための玉座であった月見亭。その横にはこの地をたびたび訪れて俳句を詠んだ、松尾芭蕉の庵があります。

月見亭

芭蕉庵

ご本堂前付近で下から見上げた多宝塔の場所まで上がると、大日如来像にお参りすることができます。

この多宝塔、日本最古で最も美しいと言われている多宝塔で、源頼朝のご寄進で建立されたと言われている歴史あるものです。

多宝塔

第二梅園:東風苑(こちのその)

多宝塔を抜けると第二梅園『東風苑』。

三月上旬は、第一梅園よりも綺麗なような気がしました。梅を見ながら階段を上がって、光堂に向けて通り抜けて行きます。

第二梅園 東風苑

3月1週目の梅の様子

第三梅園:水仙苑(すいせんのその)

第二梅園から光堂に向かう道は主として桜の名所でもあるようですが、第三の梅園もあります。石山寺の梅園の数は3つ。全部で40種類・400本の梅が植えられているそうです。

光堂に向かう道のお花・紅葉マップ

第三梅園 3月上旬の様子

3月下旬から4月中旬までは桜の名所 光堂付近

この第三の梅園付近から光堂付近を見る場所は、3月上旬にはまだ少し寂しげな景色ですが、3月下旬から4月中旬までは桜が咲き誇ります。

光堂付近(3月上旬撮影)

3月上旬カンザクラが咲く紫式部像付近

光堂から少し下ったところにある紫式部像。

紫式部像

このあたりには、3月上旬に咲くカンザクラが。ソメイヨシノとは異なりますが、ふた足ほど早い春の訪れを感じさせてくれます。

カンザクラ❶

カンザクラ❷

無憂園と八大龍王社

カンザクラを鑑賞しながら、坂を下っていくと無憂園。こちらは花菖蒲などが美しいところのようですので、今回ご紹介する季節よりもう少し後に訪れるのが最も美しいのかもしれないとも思う日本庭園です。

無憂園

その奥には、八大龍王社。池の真ん中にお社があり、雨を降らせていただくことをお祈りするなど、龍王をお祀りしているお社です。

八大龍王社

一周は75分

こちらで概ねぐるりとお花巡り1周です。東大門から入って、出るまでの時間は75分。

門前店舗 昼食は洗心寮で

立ち寄れずですが、名産揚げみたらし

東大門の前には門前店舗が並んでいます。たくさん並んでいたため、挫折したのは『揚げみたらし』、ほたるの里。

看板だけ撮影しましたが、時間と体力があればぜひ食べてみたいものですね。

揚げみたらしの看板

その揚げみたらしのお店の並びには和菓子で有名な叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)のお店。東大門のすぐ前は大盛況です。

門前店舗:東大門付近

洗心寮

その先に、石山寺プリン本舗など、少し洋風のお店があって、さらに先にはしじみ釜飯などの地元料理のお店、洗心寮があります。

テーマは大きく3つ。湖国・近江牛・湯葉でそれぞれ定食形式となっています。

洗心寮メニュー看板

瀬田川を眺めながらお食事ができるお店です。14時を過ぎていたため並ばずに瀬田川の見える窓側のお席が空いていました。

座席雰囲気
窓からの景色

サクサク天ぷらに心惹かれて選んだのは湯葉おぼろ月(1,760円)

湯葉おぼろ月

右川中央に赤い粒が浮かんでいるものは『自家製梅ゼリー』、梅つくしの期間中1,500円以上のお料理を注文した人へのサービスだそうです。

もう少し単品で良いよという方には盛りそば天ぷら付き(1,320円)といったものも。

盛りそば(天ぷら付)

また、こちらでは地ビール『びわこいいみちビール』が600円でいただけます。クリアと黒ビールタイプのストロングから選択でき、こちらの写真はクリアです。すっきり飲みやすい感じだそうです(夫談)。

びわこいいみちビール

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