IHGホテルグループが岩手の安比(あっぴ)高原エリアに、ANAインターコンチネンタルホテル安比高原・ANAクラウンプラザリゾート安比高原・ホリデーインリゾート安比高原の一大リゾートをニューオープン(インターコンチ ネンタル)・リブランドオープンさせるという記事を拝見したのはもう何年も前になります。
その中のインターコンチネンタル ホテル2021年中オープンが延期・延期となって、ついに2022年2月25日にオープンしました。
雪の季節の東北には、ちょっと行けない状況の中2022年5月1泊弾丸岩手旅行に行ってきました。通常週末である土日訪問の状況です。
1泊の宿泊ですが、待望の滞在だけに情報量が多くと三部構成でお伝えします。
- 1話目:安比高原はどこに?・お部屋のご紹介
- 2話目:全室クラブラウンジ対応・クラブラウンジメニュー
- 3話目:温泉を含むパブリックエリアとバー・ANAクラウン側レストラン
ANAインターコンチネンタル 安比高原はどこに?
関西人にとっては『行ったことのない県』確率の高い岩手県
関西人旅行者に取ってはきっと『北海道より心理的距離は遠い』という方も多いのではないかと思う岩手県。(私に取っても行ったことのない県です)。その北部、八幡平(はちまんたい)にほど近いスキーリゾート『安比高原』にあります。
伊丹空港から『いわて花巻空港』にJALで。その後さらにレンタカーで80Km!程度北上します。冬季は空港との送迎バスが出ているようです。(2300円:2022年上半期は3月で一旦終了)
ものすごい距離に感じますが、東北自動車道は120Km/hの速度制限エリアもあり時間は1時間と少しで到着と意外と早い距離です。
安比高原に近づくと山を抜けるトンネルではないのにトンネルのような形状の『スノーシェルター』を通り抜け、季節は違えどここが雪国であるという実感が湧きます。
カーナビ情報が古い場合は『ホテル安比グランド』を入れて
近づくと雄大な山を背景にクリーム色の大きな建物が見えていますが、それがANAクラウンプラザリゾート安比高原。400室を超える大きなリゾートです。グランドオープン前は『ホテル安比グランド』を入れるとANAクラウンプラザ前までは案内してもらえます。
ANAインターコンチネンタル安比高原はANAクラウンプラザの奥側にあります。
ANAインターコンチネンタル 安比高原エントランス
ANAインターコンチネンタル の場所は実はANAクラウンプラザの近くまでいってもなかなかわかりづらいですが、裏側に石積みのホテル表示があります。雪どけ後外観は完成していないのかわざとなのか不明ですが、野趣溢れる表示です。
全室で38室のスモールラグジュアリーなホテルですので、建物はコンパクト。深いグリーンをベースとしています。
エントランス(イメージは深い森だそう)を抜けると『ドラゴンアイ』のアートが。『ドラゴンアイ』とは、5月下旬から6月上旬の一時期のみ八幡平の鏡沼に現れる自然現象です。
沼を覆うように積もった雪が溶け始め、中央部と縁のあたりに水の色のラインが現れて龍の目のように見えます。この現象が始まることを『開眼』と言いますが、5月中旬のこの日、まだ実際のドラゴンアイは開眼していませんでしたが、ホテルエントランスで立派なドラゴンアイに出会うことができます。
吹き抜けのロビーラウンジには、『樹齢400年のブナ林のマザーツリーと谷川渓谷の柱状の玄武岩のオブジェ』が飾られていて明るい雰囲気です。
雪のないシーズンの『プレミアム安比高原VIEWルーム』のご紹介
ANAインターコンチネンタル 安比高原の客室カテゴリは、広さとVIEWで概ね分かれています。
広さは33.7㎡のクラッシック・51.6㎡のコーナールーム・68㎡のプレミアム・102㎡のプレミアムスイート・131㎡の安比スイートとなり、プレミアムは一般客室の中では広いお部屋。
眺望は1F客室のプライベートガーデンか上層階のマウンテンビュー、後は、眺望記載なしの部屋もあります。プレミアム安比高原VIEWは上層階(といっても最上階が3階です。4階はルーフトップバルコニーのみで客室はありません)。
プレミアム安比高原VIEWメインルーム
メインルームは2台のクイーンベッドが入っていても悠々の広さ。奥側にはソファエリア。ソファエリアの正面に大型テレビがあるため、テレビはベッドからではなくソファエリアから視聴するイメージです。
ベッド下のラグが楕円形なのは、ホテルエントランスのテーマと同じ『ドラゴンアイ』の世界を表現しています。
ソファエリア以外にチェック地のチェアがあり、IHGアンバサダーアメニティのスイーツと安比高原のキャラクターうさぎが置かれていました。
このチェアや、ソファエリアのアクセントの赤など詳細が何をさしているのかの説明が不明でしたが、全体的に安比高原・八幡平の自然をモチーフにされています。
ドリンク類
ネスプレッソとお茶類・ミネラルウォーターは2本です。上に置かれているのは南部鉄瓶です。
冷蔵庫は有料のミニバー。価格帯は『インターコンチネンタル価格』かなと思います。(コーラ500円・ジュース900円・ビール1,000円程度)
バスルーム・パウダールーム
プレミアム安比高原VIEWのお部屋はVIEWバスです。檜のお風呂がガラス貼り(ブラインドあり)のバスと別立てでシャワールームがあります。シャワールームとの間が洗面台となっています。
シャワールームには天井シャワーとハンドシャワーがあります。(温泉大浴場があるためシャワールームは使用しておりませんが、)
洗面台は2ボウルです。
なお、お風呂とは別のベッドルーム正面にパウダールームがあり、ベッドルームとの間の仕切り扉をしめて個室として使うこともできるようになっています。(が、仕切りの先にお手洗いの扉があるという構成)。
ウォークインクローゼットあり
スキーリゾートだけあってウォークインクローゼットが大きく、写真のハンガーエリア以外に荷物おき兼短い服をかけられるエリアがあります。
アイロンと、シュークリーナーも揃っており、セキュリティボックスはクローゼット内にあります。
アメニティ
アメニティはインターコンチネンタル 標準品が客室に置かれています。は
ブラシ、櫛・ブラシ・シェービングクリームとアメニティボックスです。
アメニティボックスには、シャワーキャップ・コットン・綿棒のほか、ネイルケアとソーイングセットが入っています。
アメニティはこれ以外に、チェックイン時にスタッフの方がよろしければとサジェストいただいて下さったスキンケアボックスが。2名分2個くださいましたが、1泊2日では使いきれないしっかりしたサイズで、クレンジング・洗顔・化粧水・乳液が入っています。
このスキンケアアメニティのC.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)はアメリアの調剤薬局の名前を冠したブランドです。実用性に優れながらもスタイリッシュなデザインというコンセプトとなっています。
パジャマ
パジャマはワンピースタイプです。
充電ケーブル
ベッドサイド引き出しにUSB タイプB・C・ライトニングケーブルの3種対応の充電ケーブルが置かれていますので、スマホ充電器を忘れてもフロントに借りずに充電することが可能です、
雪のないシーズンの『プレミアム安比高原VEIWルーム』眺望は?
プレミアム安比高原VIEWルームは、冬は幻想的な雪世界のビューが楽しめるのが特徴です。
そして、グリーンシーズンは雄大な白樺。
そういった景色を眺める椅子付きのテラスが部屋に設置されています。
が、5月上旬というのは雪解けから間がなく…..グリーンシーズンとはまだ言えない。
近くの眺望は若干、土・岩VIEWではあります。遠くに見える山の残雪などを愛でるか、横を向いてインターコンチネンタル ホテル安比高原のロビー前の水のガーデンを眺めるのが良いでしょう。
ターンダウンサービス
良いホテルに泊まった時に少し嬉しいことが時々あるターンダウンサービス。インターコンチネンタル安比高原でもターンダウンサービスはあります。あらかじめチェックイン時にディナータイムが確認され、その時間に行われます。
サービス品として3種のチョコレート(右上のスイーツはアンバサダー向けサービスでチェックイン時のものです)が置かれ、明日の天気と気温が添えられていました。天気と気温はネットで調べればわかるものの、注意喚起という意味でメッセージとしてはかなりありがたいと思います。
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全室クラブ対応となっているこのホテルのお食事サービスについては、次の記事にまとめます。