ANAインターコンチネンタル 安比(あっぴ)高原のご紹介。
①では、プライベートエリアのお部屋の様子を中心にご紹介しました。
②ではクラブラウンジメニューとパブリックエリアをご紹介します。
全室クラブ対応
ANAインターコンチネンタル 安比高原の特徴は、宿泊全室がクラブ対応ということ。
ホテルの中のホテルと言われるクラブルームとして、ラウンジ利用やドリンクをいただきながらのチェックイン対応・宿泊フロアへの宿泊者以外の入室禁止(キーによる開閉)対応のサービスが、受けられます。
クラブラウンジメニュー
クラブラウンジのサービス時間帯
6:30-10:30 朝食(レストラン白露にて)
13:00−15:00 アフタヌーンティ(ロビーラウンジまたは白露)
17:00ー19:00イブニングカクテルタイム(ロビーラウンジ)
※イブニングカクテルタイムは12歳以下のお子様連れの場合はお部屋へのサービスとなります。
アフターヌーンティ
アフタヌーンティのサービスは15時までのため、1泊のみの場合などチェックイン時間の15時に到着するとサービスが受けられません。そのため、少し早めに到着する必要があります。
この日は混雑しているためロビーはチェックイン対応、アフタヌーンティサービスはレストラン白露で実施となっていました。レストラン白露はディナーコース価格25000円/人を超える高級レストラン。内装も素敵で座席も広々しています。
ドリンクはメニューからオーダーするスタイル
お茶の種類が豊富な上、ショコラショー(フランス語で飲むチョコレートのこと)などもあります。
ショコラショーはお店によっては、それだけでスイーツになるほど濃いものもありますが、こちらは甘さが控えめでアフタヌーンティーのスイーツ類に合わせるにはピッタリのお味でした。
アフタヌーンティは、しっかり三段トレイで提供されます。なぜか上段がセイボリーで下段がスイーツだったのですが、『ドラゴンアイ』をモチーフにしたマカロンがメインだったため、沼らしく足元のイメージとされたのかなと思います。
ドラゴンアイは①の旅行記でも紹介しましたが、5月下旬から6月下旬に現れる八幡平の鏡沼の自然現象で、雪が溶けて見える沼の青とまだ溶けていない雪の白の様子が龍の目のように見えるもの。真っ白なお皿にマカロンを乗せるとイメージに近づくかもしれません。エントランスのドラゴンアイのアートと見比べてみてください。
2022年5月中旬の週末ではまだ実際のドラゴンは開眼していなかったのですが、ロビーラウンジに置かれている棚の中の飾りなどもドラゴンアイをテーマとされています。
実際はどんなにか美しい景色なのでしょうね。
カクテルタイム
カクテルタイムはロビーラウンジで実施されます。ロビーラウンジも安比高原らしい自然のモチーフを取り入れた吹き抜けの素敵な空間。
ロビーラウンジから見る景色は美しい水辺がインターコンチネンタル らしい洗練された感じ。ただ、その奥は雪解け後すぐですので土と岩が見えています。オープンしてまだ3ヶ月たっておらず、初めての雪解け後の季節ですので、もしかすると数年後には芝や植樹がなされるのかもしれません。
ドリンクはシャンパンは有名なシャンパンメゾンローランペリエのスタンダードラインであるラキュヴェです。
ビールは岩手県の地ビール遠野麦酒 ZUMONAというものがありました。
ZUMONAというのは方言で『〜なそうな』という伝聞を表す言葉だそうです。また遠野市はビールに不可欠なホップの有名な産地とのことでした。ホップはビールに苦味と香りをつける役割を持つ植物です。
ドリンクと合わせてオードブルが提供されます。夕食に影響を与えにくい量で提供されます。驚くほど甘く美味しいスティック野菜が最高でした。
せっかくなので、岩手県盛岡の日本酒 菊の司酒造さんの純米吟醸酒『平井天右衛門 心星(しんぼし)』もいただきました。
『メロンやイチゴを思われせる凛とした香』と謳うこのお酒は、ほのかに甘くすっきりとして飲みやすいものでした。
日本酒のラベル写真を撮影して良いか伺ったところ、お酒を注いでくれた方が、写真が綺麗に撮れるようにグレー背景としてメニューを置いてくださいました。また撮影を察して向かいのテーブルを片付けていらっしゃった別のスタッフさんがさっと写真に映らない場所に移動されました。
さすが、インターコンチネンタル !と思わせる配慮が素晴らしいラウンジです。
朝食
翌朝の朝食はアフタヌーンティをいただいた会場と同じ『白露』。宿泊者は全員いただけます。
白露の座席スペースに入る前の前室部分にハーフブッフェとなるブッフェ台が置かれていました。
メインはオーダー制で複数オーダーも可能ですが、和食膳の内容が豊富で1回では複数オーダーはできなさそうでした。スイーツメニューだけでもパンケーキ・ワッフル・フレンチトーストといつかリピートで来れたら、何泊もして他のものも食べてみないなと思わせる充実メニューです。
和朝食膳はこちら。お刺身もお魚も茶碗蒸しも小鉢まで一品食べるごとに「美味しい!」と言ってしまう素晴らしいお味でした。和食膳にして大正解!です。
他のオーダーメニューはお腹がいっぱいで食べられそうにないためハーフブッフェで少しだけ追加を。
ハーフブッフェの全容をご紹介します。
岩手のお野菜の美味しさに驚きましたが、朝食のサラダコーナーもみずみずしいお野菜が揃っています。
ハムとチーズ、サーモン類も置かれています。
パンはデニッシュ・クロワッサン・白パンなど充実。美味しそうでしたがいただけなくて残念です。チョコがけドーナッツもあります。
ここは高原ですから、忘れてならないのはヨーグルト。シリアル用に充実したナッツ類が置かれていますので、松の実などと合わせても良いかなと思います。ナッツは豪華にマカダミアナッツという手もあります。
もちろんフルーツ類も。フルーツサラダは少しヨーグルトソースがかかっていてフルーツの食感と相まった絶品でした。
ジュースコーナーにはシリアル用を兼ねて安比高原牛乳が。しっかりと濃い牛乳でした。
コーヒーはブッフェ台ではなくオーダーで。カフェラテもオーダーすることが出来ました。