ANAインターコンチネンタル 安比高原宿泊記は今回第3話、前2話は以下のリンクから戻ってご参照願います。
雪解けの季節のプレミアム安比高原VIEWお部屋の紹介は宿泊記①を
この回では、すでにご紹介しているエントランス(1話参照)・クラブラウンジを兼ねたロビーとレストラン(2話参照)以外のパブリックエリアをご紹介します。
温泉を含むパブリックエリア
インターコンチネンタル 安比高原のパブリックエリアについては、ANAクラウンやホリデーイン利用者は利用できず、インターコンチネンタル安比高原宿泊者専用設備となります。
温泉
インターコンチネンタル ホテルでは珍しい温泉付きのリゾートとなる安比高原。(大阪のインターコンチネンタル ホテルにも大浴場はありますが、さら湯。温泉県である大分のインターコンチ ネンタルはもちろん本格温泉付きですが。)
コンパクトなサイズながら、38室という少ない客室数限定で使える温泉ということで、混み合いにくいのが良いところです。

中は、岩風呂・檜風呂で男女入れ替え制です。
岩風呂は、旅館などでよくある岩がゴツゴツとした日本風情のある岩風呂ではなく、つるんと真四角な形。素材が岩という意味のようです。
檜風呂も、露天の縁は岩風呂と同じで内部に檜素材のパネルが貼られているような感じです。
岩風呂・檜風呂のいずれにもドライサウナがついていて、キンっと温度低めの水風呂が。サウナ好きな方には独占で使える時間帯も多くとても良い環境ではと思います。
中のアメニティには洗顔・化粧水・乳液等の化粧品と櫛・ブラシ類・髪ゴムはありませんので、持参を。
タオル・ペットボトルのお水・シャンプー・トリートメント・ボディソープ・ハンドウォッシュとボディソープは備え付けがあります。
ジム
ジムはお部屋の鍵で入室できる形です。客室数に合わせてコンパクトなサイズですが、マシンやダンベルなどがぎっしり。お水も完備されています。
お風呂もジムもお水は常温ですので、冷やしたい方はあらかじめ客室の冷蔵庫で冷やす必要があります。
スキーロッカー
1Fの屋外に出ることのできる場所との間にウィンターリゾートらしくスキーロッカーがあります。大きめのロッカーと椅子が設置されています。
パブリックテラス
ロビーラウンジ前の庭園水辺エリアには炎対応らしきテーブルを囲む座席や独立した囲いのテーブル席もあります。テーブル席はレストランの前にも当たるので、暖かい季節になると屋外レストランテーブルとしても利用できるのかもしれません(5月中旬ではまだ寒くて、外をお散歩している人もあまりいませんでした。)
ルーフトップテラス
ホテル4Fは客室がなく、ルーフトップテラスのみエレベータ前と通路には椅子が置かれていて、屋外には広めのテラスがありますが、スノーシーズンでもグリーンシーズンでもない5月中旬だからなのか外のルーフトップテラス自体の扉は閉まっていました。
Bar『 Mocco』
インターコンチネンタル 安比高原は全室クラブ対応で、17時から19時の時間帯はカクテルタイムもありますが、もっと本格的にお酒を楽しみたい人には19時から24時(2022年5月週末情報)の間利用できるBar(こちらは有償です)があります。
IHGのアンバサダー会員向けのドリンク券(会員本人分のみ)はこちらのBarで2,000円以下のドリンクをいただけます。また、オープン記念として、2022年5月の時点では宿泊者全員にBarMoccoの30%割引券が配布されていることもあってか、利用者の方は多くいらっしゃいました。
割引前の価格は、ソフトドリンク1,200円から上はウィスキーなど5,000円超えのものまで。2,000円以下のものも多くあります。
ドリンクをオーダーするとおつまみとしてナッツがついています。(おつまみメニューはありませんでした)。
ボッチ・ボール
ボッチ・ボールは杏仁(アマレット)とオレンジジュース・少なめの炭酸のロングカクテルです。甘いカクテルを伺って進めていただけました。お値段は1,600円です。
キールロワイヤル
キールロワイヤルは、シャンパン(またはスパークリングワイン)とカシスリキュールのカクテルです。キールは白ワインとカシスリキュールのカクテルでフランス発祥ですが、キールロワイヤルはその白ワインをシャンパンに変えたものでオーストリアの発祥となります。お値段は2,000円です。
ファジーネーブル
ちょっと居酒屋メニュー感も出てしまうかもしれませんが、ファジーネーブルは、ピーチリキュールとオレンジジュースのカクテルです。
お値段は1,600円です。
こちらのバーは本格的にお酒の好きな方向けのメニュー構成でジンベースなど、お子様舌に合うメニューは少なめでした。(お酒の味が好きな方には非常に充実したメニューです)。
ANAクラウン側のレストランも部屋付利用可
ANAインターコンチネンタル安比高原のディナー向けレストランは白露1択となり、コース料理は25,000円/人超えですので、そこまで本格的でなくても良いという人向けの夕食はお隣ANAクラウン側のレストランも部屋付で利用可能です。(IHGのドリンクチケットをANAクラウン側で利用ことも可能です。)
ANAクラウンプラザリゾート安比高原との間の通路
インターコンチネンタルとお隣ANAクラウンプラザリゾートの間は以下の写真の→のさす部分の屋根付き通路でつながっています。
この写真はANAインターコンチネンタル 安比高原側からANAクラウンを撮影したものとなります。
この通路はインターコンチネンタル 側からANAクラウン側に向かう場合はフリーに利用できますが、ANAクラウンからインターコンチネンタル に向かう側の入り口ではインターコンチネンタルの鍵をかざす必要があります。
(インターコンチネンタル自体がこのリゾートのクラブ棟扱いであることがわかります)。
ANAクラウン側レストランはステーキレストラン・ブッフェ料理・中華等多数ありますが、2022年5月時点では貸切利用されているところ(または休業など)も多く、予約できるレストランは限られていました。
ANAクラウン側レストラン『七時雨』
予約できたレストランは『七時雨』郷土料理のレストランです。いわて県産和牛の陶板焼きセットが7,018円とインターコンチネンタルと比較するとかなりお気頃です。ドリンクもぶどうジュースが605円とビールも生ビール847円とお手頃になっています。
いわて県産和牛の陶板焼きセット
いわて県産和牛の陶板焼きセットは、前菜が出て、メインの陶板焼き、ご飯、デザートの構成となっています。
前菜とドリンクは別オーダーの山ぶどうジュースです。豆腐の上にかかっていたもろみ的なものが非常に辛くて驚きました。(あらかじめ辛めですとは教えていただけていたのですが、見た目のイメージ以上の辛さに驚いた次第です。塩辛いではなくピリ辛系)。
陶板焼きはあらかじめお肉が乗った形で提供されて、席で焼き上げます。サンプル写真よりも実際に提供されるお肉の方が量が多いという珍しいパターンです。
このコースで特筆すべきは『ごはん』。『白金の雨』というブランド米で岩手県産ひとめぼれなのですが、花巻市にある板垣農場さんが、『宮沢賢治』さんの米作りにおける土壌指導を継承して作り上げたお米なのです。
大粒でふっくらしていて本当に美味しいごはんでした。
デザートまでいただいて大満足の夕食タイムでした。