岐阜各務原(かがみはら)市は航空産業の歴史ある市。その航空宇宙博物館に訪問しました。入館料は大人800円・高校生と60歳以上が500円、中学生以下が無料です。
岐阜かがみはら航空宇宙博物館の場所は?
岐阜県と愛知県の間、木曽川の付近。川崎重工さんの付近にあります。カーナビで向かうと敷地が広すぎてうまく行き着けなかったので、周辺にいかれた際は看板も参考にして向かってください。
(借りたレンタカーが前日納車されたばかりというまっさら新車でしたのでナビは間違いなく最新でしたが…)
電車で向かうなら、最寄り駅は名鉄各務原線「各務原市役所前」駅、そこからふれあいバスで「航空宇宙博物館」バス停まで向かいます。
屋外展示
敷地に入ると、いきなり迫力のある実機展示。戦後日本で初めて開発・量産された旅客機「YS-11」実機や川崎 V107-Aヘリや救難飛行機など4機が展示されています。

1F 航空エリア
入館料をお支払いして中に入ると、1922年に各務原で量産がはじまった乙式一型偵察機が目に飛び込みます。ライト兄弟が作ったライトフライヤーの時代から16年、フランスから招いた技術者と共に各務原に航空産業が生まれました。
人間が空へと憧れを持った時代から、次のコーナーにいくと戦争へと時代が進んで行きます。三式戦闘機二型「飛燕」は現存する唯一の実機だとのことです。
悲しい戦争の間にも技術という意味では、日本独自の技術が開発されていきます。
そして戦後。飛行機は旅客機や、防衛用機以外にも『救難という分野』でも進化していきます。
なお、1Fにはシミュレーションコーナーがあり、遅めの時間に訪問したため当日分は受付終了していて体験できませんでしたが、フライトシュミレータで飛行機やヘリコプターの飛ぶ理由などが学習できます。
整理券制で体験時間は10分。整理券が早くなくなってしまうかもしれませんので、シミュレータ利用目的の方は時間に余裕を持って、早い時間帯に行く必要がありそうです。
1F企画展 空とぶ船
空とぶ船とは、名前の通り、『船』と『飛行機』の特性を併せ持ったもので、用途は海上救助。
このUF~XSはその実験飛行艇で、『荒波に着水する』という離着水するという目的のための特性が備わっています。
その工夫要素、例えば波おさえ板の設置によってパイロットの視界を開いたり、フロート(浮き)によって傾きを抑えて横転を防いだりといった技術がパネルによって解説されています。
2F 宇宙エリア
空の先は宇宙。ロケットと宇宙。スペースシャトルや各国のロケットの形の展示、宇宙服・宇宙ステーションの機材の展示など有人宇宙開発に関わるものが数多く展示されています。
国際宇宙ステーションの映像機材などはテレビでもよく拝見していましたが、ここでは『個室』やお手洗いといった展示も。
お室はブース式でかなりコンパクトなようですね。カプセルホテルを縦型にして最新機材を詰め込んだような感じでした。
工学素人が見入ってしまったのは、真空の体感実験。
小さな瓶のなかでなっている鐘の音が真空になると『カチ・カチ』と叩く音以外に響く音がまるでなくってしまう様子なども見ることができます。
カフェ
こちらのカフェとお土産物SHOPは入館料のかからないエリアにありますので、広い館内をお時間がないけれども立ち寄りたい場合は、屋外展示をみてカフェによって(またはお土産物だけ買って)帰るというワザもできます。
飛騨牛カレーライス800円などお値段はお手頃のようです。
お土産品売り場 宇宙食『餃子』
お土産もの屋さんは、飛行機・宇宙の商品がたくさん。
注目商品は、ほぼ日のアースボールという商品でスマホと連動してリアルタイムの今の地球を学べる仕様になっているとのことです。
宇宙食も色々置かれていて、現地のキャラクター吹き出しが語っていたおすすめは『プリン』と『たこ焼き』だったのですが、『餃子』(税込864円)の方が気になって購入。食品持ち帰りのためか宇宙食でも軽減税率が適用されるんですねという日本の法律の方に関心も…..。
4個入りで 1個52kcalの宇宙食餃子。開けてみると本当に餃子の形。うっすらと焦げ感もついていました。
食べてみるとカリカリの揚げ餃子から水分をさらに抜いて、スナック菓子食感を足したものという感じ。わずかに口に残る野菜成分(野菜はキャベツ・白菜・ねぎ入)を味わっていると餃子の餡の雰囲気も味わえます。