【鹿児島④】『霧島神宮』神宮と立ち寄り『かれい川の湯』 神宮と神社はどう違うの?

今回の鹿児島旅行は『どこかにマイル』で3連休中の予約のため、帰路の便が早朝。往路早朝便の空席待ちに成功したため、おまけで桜島観光の丸一日の時間を得ることができましたが、基本は中日1日のみの鹿児島旅行の計画。

基本空港に近いホテル京セラを中心として近隣のみでうろうろ観光を予定しています。忘れの里雅叙園のみでも十分観光気分は堪能できたのですが、せっかくの鹿児島旅行、もう少し足を伸ばしてみます。

霧島神宮の『神宮』は『神社』とどう違うの?

そもそも霧島神社ではなく霧島神宮という『神社』と『神宮』の違いはご存知でしょうか。

神宮で私が行ったことのあるところは、三重県『伊勢神宮』(伊勢神宮は伊勢と付けず、『神宮』そのものが正しいお名前ですね)・京都府『平安神宮』・奈良県『橿原神宮』ですが、大きい神社というのであれば島根県『出雲大社』や奈良県『春日大社』なども大きいですね。

東京の方は神宮と聞くと1番に上がってくるのが明治神宮でしょうか。

『神社』というのは、神道の『神様』を祭るお社の総称ですが、神宮というのは天皇陛下と繋がりの深い神社や、皇祖神をお祭りするところ、または各式の高い神社のようです。

出雲大社も『日本書紀』のころには、『出雲大神宮』と言われていたようです。

霧島神宮神様

天孫降臨(てんそんこうりん)の地と言われている霧島神宮。日本建国神話の始まりの物語の地でもあるようです。

はるか昔、神々がこの世を治めていたという神話の時代がありました。神々が天上界の天の浮橋から下の世界をのぞくと、霧にけむる海のなかに島のようにみえるものがあります。神々は一本の鉾を取り出し、その島にしるしをつけました。それが霧島山の名の由来だといわれています。その時、神々が逆さに落とした鉾は、見事に山の絶頂に突き刺さりました。今も高千穂の山頂に残る天の逆鉾は、その時の鉾だといわれています。あるとき、天照大神(アマテラスオオミカミ)の神勅を受けて、孫神ニニギノミコトが三種の神器を手に、7人の神様と道案内の猿田彦命(サルタヒコノミコト)とともに、高天原(タカマガハラ)から地上に降り立ちます。天上界から神が地上に降り立ったといわれる「天孫降臨」の第一歩を記した高千穂峰から、日本の建国神話とその歴史が始まったと伝えられています。

霧島市H P天孫降臨神話

天孫である天照大神様の孫である『天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(アメニギシクニニギシアマツヒタカヒコホノニニギノミコト)』が主祭神となります。

霧島神宮の場所

鹿児島空港からレンタカーで40分程度。山の中のドライブルートというイメージです。公共交通機関で行くとJR霧島神宮駅からバスなんですが、1時間に1本ほどしかなくかなり不便で、霧島神宮駅からは6.5Kmほどですのでタクシーとなるかなと思います。鹿児島空港からもバスでも行けるようですが、1時間に1本ほどのバスの乗り継ぎとなります。

さざれ

霧島神社の中を本殿に向かって進むと『さざれ石』がありました。

さざれ石は国家『君が代』にもうたわれていますが、元々は古今和歌集の表現。

『さざれ石』そのものは小さな小石のことを指します。その小石が集まって大きな岩となって苔むすまでという表現で、長い期間、悠久の時を表しています。

説明書きを見ると、小石が集まって大きくなっていくのはその小石が石灰岩で石灰分がつなぎとなって固まっていくからだということがわかりました。

さざれ石

木々の緑と赤が色鮮やかな本殿

霧島神宮は深い緑に囲まれた場所ですので、緑が鮮やか、神社の赤との対比の鮮やかさが素晴らしいですね。

日本国神話の始まりと言われている霧島神宮では、国家安寧をお祈りする地です。

また、7柱の神様が仲良く祭られているため、夫婦円満等のお祈りをされる方も多いそうで、境内にもご夫婦ご家族連れが多く訪ねてきていました。

霧島神宮 緑に囲まれた鳥居
霧島神宮本殿

霧島温泉日帰りは早仕舞いの可能性あり!

せっかく霧島神社の方まで来たので、霧島温泉に行こうと思って、ネットで調べたいくつかの日帰り温泉施設に行ってみましたが、受付時間に間に合うと思って行ってみると『満員のため日帰り受付終了』の連続で入れませんでした。日帰り温泉は早めに行かないといけないですね。

かれい川の湯

あきらめて、ホテル京セラ方面に戻ろうとした時、日帰り入浴の看板が。

霧島温泉からほぼ空港まで戻る道中に、『かれい川の湯』という貸切温泉だけの施設(宿なし)を発見しましたので訪問しました。

かれい川の湯 看板

料金は1室1時間1300円から(部屋タイプによ

受付で待ち状況を確認して最も早くあきそうなお部屋を教えてもらうと、『りんどう』という最もリーズナブルな内風呂タイプのお部屋。このお部屋は1時間1300円で利用可能と良心価格。

高いお部屋は90分制で2600円と3600円のお部屋があり、内風呂と露天がついています。

アメニティはフルセット、お風呂はセルフ給湯

貸し出し温泉が空くと、フロントでアメニティセットを貸してくださいました。1人650円のお手軽価格なのにスキンケア用品まで含まれたフルセットのアメニティが使えるとは!

アメニティセット
脱衣室

脱衣場は2人で使える広さ。

お風呂は、前の方の湯を抜いて洗った状態で交代となります。

自分で脱衣所のボタンを押して給湯して使うタイプでした。

お湯は『ナトリウム、マグネシウム-炭酸水素塩素水』の泉質で炭酸ラムネ温泉の源泉掛け流し。贅沢ですね。

湯船
公式HPより借用)お湯張り後

外を見ると、綺麗な川の景色です。高い方のお部屋は川を見ながらの露天らしく、空いていていれば行く価値はありだろうなと思います。

温泉横の川
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