箱根 旧宮家の別邸 懐石料理 花壇(強羅花壇敷地続き)で『水仙』コース 旅行中も体に優しいお料理を(2022年9月情報)

この度、ホテルインディゴ箱根強羅に宿泊していましたが、せっかく箱根強羅まで来たのだからと かの有名な『強羅花壇』さんの宿泊者以外の一般利用者が昼食・夕食をいただける『懐石料理 花壇』で夕食をいただきました。

強羅花壇敷地続きの『懐石料理 花壇』の場所は?

GoogleMapで懐石料理花壇の場所を検索すると帝京大学セミナーハウスの場所を指し示しますが、ホテルインディゴ箱根強羅の送迎の方の案内(ホテルインディゴ箱根強羅宿泊者は強羅付近18時まで無料送迎が利用可能)で強羅花壇さんの敷地内廊下続きの場所であることがわかりました。

強羅駅からは徒歩4分です。(実は帰りもタクシーが1時間以上つかまらない状況が判明しご親切な懐石料理 花壇の方がホテルまで送ってくださったため、全く歩いておらず周辺情報の写真や外観遠景がなく申し訳ありません)

懐石花壇前から強羅花壇方面をみたところ
懐石料理 花壇 エントランス

懐石料理 花壇の予約は?

予約はいつもながら一休レストランで行いました。

夕食枠は9月3連休当初空きがなく諦めていたのですが、3連休の雨天続きの影響か直前に空きが出てなんとか予約が可能となりました。繁忙期は早めの予約がお勧めです。

昼食は4,730円から、夕食は8,470円からと、箱根懐石料理にしては意外と手の届く価格帯で、本格懐石料理をいただくことができます。(もちろん上位のコースはかなり上質なものもあります)。

一休レストランで懐石料理花壇のコースを見る

最もお得なコースはドリンク付の天ぷら懐石でしたが、3連休が続く9月・10月。食べ過ぎを心持ち防ぐために体に優しい懐石料理『水仙』(8,470円・ドリンクなし)を予約しました。

旧宮家邸宅懐石花壇 待ち時間に強羅花壇の雰囲気探訪も

懐石花壇のエントランス部分には、この建物が『旧宮家邸宅』であることを示す表記が。かながわの建築物100選にも選ばれているようです。

旧宮家別邸の表示

エントランスには閑院宮様銅像が

送迎が上手く手配できすぎて17時30分の営業開始前に到着してしまったため待ち時間を強羅花壇側のSHOPで過ごすよう案内いただきました。

強羅を代表する旅館『強羅花壇』と懐石料理花壇の間の渡り廊下では、営業時間前に到着した(本来迷惑な)私たちにもご親切に写真撮影のお声がけもいただけました。さすが一流旅館のサービスとお食事前にも感じられます。

強羅花壇は宿泊者しか入れないエリアがほとんどですが、内側にあるSHOP前から拝見しただけでも広々としていて、美しく整うモダンな雰囲気でした。

強羅花壇への渡り廊下

強羅花壇の階段

強羅花壇中庭

Shop

ついでにショップでお土産を購入して、こちらがふんわり柔らか美味しかったためご紹介しておきます。箱根メイプルパンケーキ(4個 756円)。箱根強羅の名店「銀豆腐」の豆乳を練り込んだふわふわの生地で、カスタードクリームとメイプルフィリングを挟んだパンケーキです。

箱根メイプルパンケーキ

体に優しい懐石料理『水仙』を

懐石料理花壇には個室も多くあるようですが、今回予約が取れたのはテーブル席。古き良き洋館の雰囲気で壁には宮様の肖像画が飾られています。

また、席間は広めでゆったりしています。

テーブル席の雰囲気

飲み物は今回はビールと梅酒。夫が日本酒前にビールをと一口生ビール(726円)をオーダーしようとしたところ、一口は本当に少ないですよ!?とアドバイスがあり、結果的に瓶ビール(1,089円 500ml)となりました。結果的に日本酒は今回パスとなりましたが、メニューだけご紹介いたします。

日本酒メニュー

着席時テーブルに置かれているのは、赤い盃。乾杯に一口分梅酒を注いでくださいます。ドライバーの方などはノンアルコールの対応もされています。

梅酒で乾杯

先付けは、優しいお味の揚げ胡麻豆腐 胡麻味噌がけ。八寸は秋野菜を中心としています。

ここで目を惹くのはすらっと伸びたススキ。こちらは、お月見をイメージしたもので、すすきが到着したところで、記念写真撮影もしていただけました。

先付と八寸に合わせてススキが

揚げ胡麻豆腐

八寸

体に優しい秋野菜が沁み渡ったところで、お椀『菊ちらし』、蟹真丈に華やかに菊が待っています。出汁のお味も絶品です。

お椀 菊ちらし

お造りは3種、マグロと鯛と….聞きもれましたがカンパチ?かと思います。

お造り

水仙の場合は、メインがこちらになると思いますが、キングサーモンの味噌漬け。程よい甘味とふんわりな焼き加減で良いお食事をしているなという気分に。

キングサーモンの味噌漬け

次が浅利飛龍頭(あさりひりょうず)。浅利は飛龍頭の中に入っています。

飛龍頭というのは関西人の私も初めて聞いたのですが、『がんもどき』の関西風の言い方だそう。

がんもどきの『がん』は鳥の雁を指していて、鳥肉をいただけない精進料理として、豆腐を潰して揚げることでお肉を模したものです。

対して、飛龍頭の名前の由来は、龍の頭….ではなく、ポルトガルの小麦粉を使ったお菓子『フィリョース』に漢字を充てたものというから驚きです。

浅利飛龍頭

ご飯は風味豊かでも薄味が嬉しい鮎ごはんです。

鮎ごはん

デザートは洋梨 味醂のサバイオーネとありました。

サバイオーネとはイタリアのピエモンテのお菓子で、卵・お酒・砂糖を混ぜ合わせてとろりとさせたもの。味醂がお砂糖の代わりに使われているのか、こちらも和食らしいデザートです。

初めから、最後まで体に優しいお料理でした。

洋梨 味醂のサバイオーネ
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