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京都の夏観光 祇園の『漢字ミュージアム』は大人も子どもも楽しめる ゲームやスタンプ今年の漢字ホンモノも(2022年6月情報)

京都の夏は暑い…..を、久々に思い出した訪問で、暑さから逃れるための観光拠点として選んだ祇園にある漢字ミュージアム。

漢字ミュージアムと文字情報だけ見ると辛気臭い暗い博物館ではないの??などと思ってしまいそうですが、実は新しい建物に明るい雰囲気。大人も子どももゲームなどもできて楽しめるところだという口コミ情報が。

滞在時間が2時間だったという意見が多かったため急速に興味が湧いて訪問しました。

漢字ミュージアムの場所は?

漢字ミュージアムのある場所は、京都でも有数の観光地『祇園』。阪急河原町駅や、京阪四条駅から歩いていくのが最も行きやすいかと思います。

近くの観光地には八坂神社や高台寺・清水寺に知恩院とあげればきりのないほどの観光スポットですので、屋外観光の気候に疲れた際の立ち寄りスポットとしても便利です。

漢字ミュージアム入館料

漢字ミュージアムの入館料は大人800円、大学生・高校生が500円で中学生・小学生は300円。ファミリーで入館すると結構な入館料がかかるため、ものの15分で見終わる展示だったらどうしようと思うところかと思います。

が、漢字ミュージアムという文字を見てこの記事を読もうかなと思う程度に国語が好きな方でしたら心配ご無用です。

漢字ミュージアム 建物

今年の漢字のホンモノ見学と大人も子どももスタンプに夢中になる1F

今年の漢字

入館してまず目に飛び込んでくるのは、テレビで年に1度みる『今年の漢字』の大きな文字。

2021年を表す文字は、オリンピックイヤーであったことから『金』。

オリンピックの記憶が飛んでから見ると、意味が『お金』に見えて笑ってしまいました。

今年の漢字

また、過去の『今年の漢字』を思い出すこともできます。

毒であったり、偽であったり、ポジティブな意味合いでないものも多いなと過去の履歴を見ると実感します。

シアタールーム

今年の漢字を見た後は、10分間漢字とは何かを学ぶVTRを見ます。改めて、漢字は象形文字の一種で、『意味をもつ』文字だということを実感します。そういえば子という文字は子どもが手を広げているという様子だと何かで聞いたななど、日頃意識することもない事柄を改めて思い出します。

シアタールーム

甲骨文字占い

入り口でリーフレットが渡されていて、1Fではそれを使って遊ぶのですが、その第一弾は甲骨文字。甲骨文字というのは紀元前1000年から1300年前の中国で使われていた漢字の源。

亀の甲羅や動物の骨を使って占いをした結果などを記録するために生まれたものですので、甲骨文字といいます。

甲骨文字テーブル

入り口で渡されるリーフレットは人によって内容が違うようで、そこに印刷された甲骨文字自体が占い要素。その内容をみるために、シートの黄色い部分を展示室に設置されているコインで削っていくと占い結果が表示されます。私の結果は『美しい何かに出会える』でした。

占いは当たって、ここを出てすぐに向かった会席料理『椿』では美しい日本料理に出会いました。(…..花より団子的な美しさですが)

甲骨文字占いの体験シート

自分の名前をいろいろな文字で知れるスタンプコーナー

次のコーナーが実は大人も知的好奇心が高まるスタンプコーナー。

このスタンプコーナー、万葉仮名(2種類)、ひらがなの元となった漢字、カタカナの元となった漢字と4種類のスタンプ台があるのですが、このスタンプ。上から見るとひらがなだったり、カタカナだったりしますが、押して出てくる文字は元の漢字。つまり自分の名前をひらがな(カタカナ)で押すと漢字に変換されて表示されるのです。

スマホ操作の一発変換などではなく、アナログの変換作業で一文字づつに意外な意味合いが付加されていく様子が、じんわりとした楽しさをもたらします。

万葉仮名スタンプ

ひらがなの元の文字スタンプ

『ゆきたびとん』(ひらがなとカタカナには濁音がなかったため『ゆきたひとん』)についてスタンプを押した結果がこちら。本来ひらがなをまず書くのですが、万葉仮名スタンプが2種類あったため、2種類とも押してみました。

特に万葉仮名の左から2番目。びという濁音スタンプがどんな漢字に変換されるのかと楽しみに押したスタンプをみると『鼻』!えっ、そこは『美』じゃないの?と期待に沿わないところもなかなか面白いものです。

ゆきたびとんをスタンプで表示

スタンプ台はこのリーフレットで楽しむ以外にも、お店の屋号の表記などに使われる変体仮名のものも2種類あって、屋号の入った提灯のイメージなどをスタンプで作ることもできます。

濁点は書き加える前の写真ですが、ゆきたびとんの提灯を作った場合や、鳥獣戯画の絵柄入りの看板を作ったらこんな感じというものができました。

変体仮名
ゆきたびとんを屋号にしたらのイメージ

このスタンプ台だけで好きな言葉を使っていくらでも遊べそうな空間です。

2Fへの階段横には 5万文字の漢字タワー(柱)

その1Fから2Fに上がっていく階段横には 5万文字の漢字が入った漢字タワーという名前の柱。自分の名前の文字や好きな漢字を探す楽しみもあります。

漢字タワー

大人も子どももゲームに夢中になる2F

2Fは部首カルタのゲーム機や、クイズ形式のタッチパネルゲームなどがあって、ゲームとしては単純なのですが、脳の何かが刺激されるのかついつい夢中になってしまうものとなります。四字熟語のクイズなどは難問もあって、日頃の勉強不足を実感し、何度もトライしてしまいます。

部首組み合わせタッチパネルカルタ

その他、アナログなゲーム仕様のものとしては、パーツと自分の体を使って文字を作る『体で漢字を作ろう』のコーナーも子どもは夢中になっているようでした。

また、身近にあるものの漢字が何かを当てるクイズは引き出しを開けた時に漢字のもののミニチュアが入っているのが可愛く、知っている漢字のところもどんどん開けてしまいます。問題としては、確かに大人でも如雨露(じょうろ)や杓文字(しゃもじ)、笊(ざる)などは、書くのはもちろん読めない人も結構いるのでは??といい線をついているなと感じます。

くらしの道具の漢字たち

くらしの道具の漢字たちの引きだしを開けると

後はインスタ映えスポットとして、お寿司屋さんで出てくる湯呑みの中にたって写真が撮れるスポットなども用意されています。

湯呑み撮影スポット

後は方言に使われている漢字や、漢字と京めぐりなど、さまざまなパネル展示もかなり興味深いため、滞在時間が2時間というのも納得のコンテンツが満載でした。

漢字京めぐり

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