ケンゾーエステートワイナリー大阪というのは、アメリカ カリフォルニア ナパヴァレーで醸造されたワインを楽しめるレストランです。
そのレストランの日祝限定ランチ(ワイン3杯付)に訪問してきましたのでご紹介します。
ケンゾーエステイトワイナリーは『日本人』のワインへの挑戦
ケンゾーエステートワイナリーはカプコン社の創業者辻本憲三さんが元々所有していた広大な土地がワインに適していることを知り、ワイン事業を始められたものです。
『エステイト』とは、葡萄の栽培を行った敷地内で醸造されて瓶詰めまでされているという一貫性を示しています。
その日本人の挑戦が2019年には、世界のトップワイナリー100の中に数えられるものになったそうです。
日本人の作る世界最高峰に進んでいるワインを日本でいただけるお店。それがケンゾーエステートワイナリーのレストランです。
予約後、苦手なワインがあれば相談可能
日祝限定ランチの予約は一休レストランから。
予約したコースはワイン付ランチコース+ペアリングワイン3杯(9,680円/人)。12時から14時限定のプランです。
ワイナリーのレストランを予約しておきながら、お恥ずかしい話、私は赤ワインは香は好きですが飲むのは苦手。ということで予約後訪問前に一名赤ワイン以外でお願いできるか相談したところ、OKが。
本来はスパークリング→ロゼ→赤となるところを、スパークリング→ロゼ→白に変更してくださいました。
こちらのレストランを予約しているが、赤が苦手という方はそうそういないかもしれませんが、炭酸が苦手とかそういったことがあれば相談してみると良いかもしれません。
ケンゾーエステイトワイナリー大阪の場所は?
大阪駅の西方向、徒歩3、4分ぐらいの駅近にあります。大阪に詳しい方なら、大阪駅からみてハービスENTの裏方向というとわかりやすいかなと思います。
エントランスの部分もとても美しいお店です。

お店の奥にはワイナリーの大きな写真が
店内はあまり大々的な写真は撮れていませんが、この写真の左側の壁一面に大きなワイナリーの写真が飾られています。
フロアはテーブル以外に個室(チャージ料別途必要)もあります。
ワインペアリングランチコース
スパークリング『sei』→アミューズから前菜へ
まず一杯目に出てきたのは、スパークリング『sei』。リクエストしなくても撮影用のボトルも一緒に出してくださいます。
漢字名もあって『清』。ケンゾーエステイトさんの公式HPを見ると。
「清」という文字は、大将(父親)を意味する青とその傍らで飛び跳ね回る3人の子供たちを思い起こさせるさんずいで組み立てられている。(後略)
ケンゾーエステイト公式HP
と、家族のイメージで作られているとのこと。
フルーティーな香りと繊細な泡のスパークリングです。
そのスパークリングに合わせて出てくる一品めのお料理は芸術的な美しさ。
アオリイカのブランシュ仕立て柚子の風味です。お花を鑑賞しながらスパークリングワインをいただいているかのような、『かなりお洒落な自分』を感じさせてくれる一皿。
「あれ、ここほんまに大阪なん?」
という感じ。わかっていただけますかね?
そして、魚料理と思っていたら、まだ前菜だっというしっかりした一皿は、『さわら』。ブロッコリーのソースうるえ添えです。『うるえ』は『うるい』が正しいのかもしれませんが、春の山菜の一種です。
ロゼワイン『yui』→魚料理
2杯目のワインは『yui』。公式HPの写真よりももっと赤めに感じるロゼワインです。
漢字名はもちろん『結』。葡萄作りに関わる人々の絆を示すお名前だとか。
甘そうな色合いですが、味はドライタイプです。
その、清涼感のあるロゼに合わせるのはお魚料理。
金目鯛のグリルです。グリル野菜の付け合わせとともに、赤ワインソースでいただきます。このソースは軽くかかっていそうに見えるのに芳醇で記憶に残る味わいでした。
赤ワイン『rindo』→お肉料理
白ワインへの変更分はイレギュラーですので、本来のコースでまずご紹介します。赤ワインは『rindo』の漢字名は紫鈴です。
この赤ワインがフラッグシップで、ブレンドワインです。
紫は高貴なものを示す色。ここでは上質な葡萄を象徴する。鈴は鈴なりの略。(中略)葡萄が鈴なりに実るワイナリーの畑そのものの姿を表す。(後略)
ケンゾーエステイト公式HP
飲んでいないのですが、香を味わっただけでも至福。幸せな葡萄の香がしっかりと届けられます。
その赤ワインに合わせるのは、豚のグリエ。フォンドボーのソースです。
かみごたえのある食感でお肉を味わい、赤ワインをころがすというのが素敵なのですが。私は特例の白で。
リクエスト変更対応 赤→白
リクエストで1名分赤ワインrindoから変更していただいた白ワインは『asatsuyu』。漢字名はその読み方の通り、朝露です。
このワインは全米のベスト・オブ・ソーヴィニヨン・ブランに3年連続選ばれた素晴らしい一品です。透明感がありながらも、エレガントな味わいと香りを感じれるものです。
KENZOカレー
ここまで頂いてきて、あれ、パンがない?と思った方もいると思いますが、ワインを味わったあと、カレーが出てくるという趣向です。
食べている間はしっかりと果実感と甘味があって、あと味で絶妙に辛味を感じるカレーでした(甘党の私には少し辛すぎますが、一般の味覚だとからすぎるちょうど良い辛さだろうなあと思います)。あと、付け合わせに出てきたらっきょうが通常のお店でいただくらっきょうの1.5倍以上の大きさがあったことにも少し驚きました。
デザートは苺のシャーベット
カレーで辛味を感じたあとのデザートは苺のシャーベット。非常に量が多くて2月の厳冬期にこの量はお腹が冷えるッというぐらいあります。しっかり果実感もあるので半分ぐらいの量の方がありがたいかなとは思いました。