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【灘五郷】菊正宗の蔵開き訪問記 お酒と料理 酒造り唄と樽造り2時間滞在 入場制限も(2023年2月18日限定企画)

2月18日は灘五郷 御影郷(駅は阪神魚崎)の菊正宗の蔵開きイベントに行ってきました。時間帯は10時から15時までなのですが、私が入ってしばらく、オープンから25分後には入場制限のかかる人気ぶり。30分ごとにイベントが行われたり、蔵見学ができたりと充実の内容でしたのでまた、来年のご参考にも。

ちなみに、西宮郷では、2023年2月25日にも日本盛蔵開きイベントもあります。

菊正宗 蔵開き会場は嘉宝蔵 駐車場利用は不可

菊正宗蔵開きの日はオープンと同時に駐車場の中で列を作って入場に向かうため駐車場が使えません。

公共交通機関で訪問する場合、阪神電車 魚崎駅から徒歩10分、六甲ライナー南魚崎からは徒歩3分程度です。

なお、通常時の酒蔵見学では菊正宗酒造記念館を訪問しますが、蔵開きのメイン会場は嘉宝蔵となります。(酒造記念館の前まで来ると誘導がされるのですぐにわかると思います。)

『蔵』見学は酒気帯び禁止 廻る順番に注意を

会場全景図でいうと左下の出入り口から入って、すぐが蔵見学、正面がステージ、左に進んで上部奥までが試飲とお食事の会場、右に進んで下部奥側が樽作りの見学スポット。

会場案内図

蔵見学は、写真撮影は禁止ですが菊正宗酒造記念館で見る『昔の』酒造りではなく、現代の蔵の設備を見学することができます。中は自由見学で、所々で解説動画が閲覧できます。

ただ、蔵見学の開始時間は10:30から。そして、酒気帯びでは見学不可です。そのため、蔵見学をされたい方は、10時オープンからすぐ入ると、取り敢えず、振る舞い酒のみいただいて有料試飲はお預けとなりますね。

蔵見学会の説明板

1人1杯の振舞酒と有料試飲

振舞酒

さて、蔵見学の入り口を過ぎるとまず現れるのは振る舞い酒のテント。

菊正宗=生酛造り(醸造アルコールを使わずに空中の乳酸菌等から発酵を促す昔ながらの手法)。

その名前のついた生酛しぼりたて振舞酒が1人プラスチックカップ1杯いただけます。

しぼりたて振舞酒
振舞酒はカップで

有料試飲(樽入り枡酒とカップ提供)

有料試飲は飲み比べもあるカップ提供のお酒と枡酒。

飲み比べは百黙ブランドのお酒3種と甘いフレーバーのセセシオンとなります。

有料試飲メニュー

私がいただいたのは、樽入り枡酒(500円)です。升はお持ち帰り可能です。後ほど見学する樽造りのところでできる工程は学べますが、菊正宗での樽造りは基本お酒に吉野杉の香りを漂わせるためのもの。その吉野杉の香りが漂うお酒を風情ある枡でいただくと蔵開きらしいお祝い気分が味わえます。

樽酒

枡お持ち帰りよう袋も一杯に一枚いただけます。寿の文字入りです。

枡酒とお持ち帰りよう袋

和らぎ水は六甲山系の酒造り用お水

お酒の飲み過ぎを防止するため、和らぎ水を飲むことを推奨されています。

このお水は六甲山系の酒造り用お水。飲み過ぎ防止もありますが、貴重な美味しい水をせっかくなのでいただくのがお勧めです。こちらは無料です。

和らぎ水

粕汁・豆腐・みたらし団子・まぐろとお食事も充実

お食事ブースは農家の粕汁(400円)や、有名店のお豆腐、みたらしだんごなどテントが沢山出ています。

農家の粕汁テント

みたらし団子

お豆腐屋さんで購入したらしい大きな冷奴をお持ちの方も沢山見かけました。

豆腐やまいちブース

まぐろのブースは大起水産が運営されていました。お刺身・お寿司など、かなりの大盛況ぶり。

生・本まぐろにぎり 大起水産テント

まぐろ販売の商品

私はこの日別件食事前でしたので、まぐろのお寿司3個入り(500円)だけをいただきました。が、お腹に余裕があるのでしたら、目玉はカマトロに近い大トロも入った本マグロ握り五貫巻入り(1,000円)がおすすめらしかったです。

本まぐろ握り盛り合わせ(五貫巻入り)

まぐろ三貫盛り合わせ

酒造り唄披露

さて、オープンから1時間が経って、ステージでは酒造り唄が披露されます。

曲は3曲です。

❶秋洗い唄

酒造りの始まりの秋。冷たい六甲おろしが吹く中、大きな桶を洗わないと行けないことを表した唄です。今日は誰が洗いの当番か、新人さんかあというような唄だそうです。

❷風呂上がり唄

醪(もろみ)を仕込み、お風呂に入った後は晩御飯。その時に、お酒でほろ酔いになって、でもそのあとは大変なかい入れ。そんな時に故郷の家族や恋人を思い出して歌う歌です。

❸酛すり唄

時計のなかった時代。生酛づくりの米麹をすり潰す時の、微生物をよく働かすためのタイミングを図るということも目的としてあった唄です。醪の混ぜ具合を節数で調整するというものです。

めでたい亀や鶴などが登場するため、結婚式や打ち上げの際の唄としても適しています。

酒造り唄披露

酒樽づくり実演見学

さて、枡酒の項目にも一言表記しましたが、菊正宗では樽作りの技術を伝承していく目的もかねて、お酒に香りづけをするための樽を手作業で作る文化を残しています。

吉野杉を使った樽が、釘も使わず、手作業で作られていく様は、技術の素晴らしさを感じます。

樽の周囲に撒かれている竹でできた紐のようなものがしなりながら出来上がっていく様子、切り出した吉野すぎのパーツを組み合わせ竹の紐で縛りながら締めていく様子、表面を削り取る様子など見入ってしまうものです。

写真撮影はできませんが、ぜひ機会があれば現地で見ていただくことをお勧めします。通常期の酒蔵見学でも申し込んでおくと樽マイスターファクトリー見学が無料でできますので、ぜひ。

樽酒マイスターファクトリー見学会

菊正宗酒造記念館 蔵開き価格販売

帰り道はぜひ蔵開き記念価格でのお酒を買いに菊正宗酒造記念館にお立ち寄りされるのをお勧めします。

蔵開き価格販売

お酒だけでなく粕汁なども一部割引価格になっています。大量に買いたい方向けに宅配サービスもされていました。

蔵開き価格販売 お酒以外も
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