キンシ正宗 堀野記念館訪問記 伏見酒蔵巡りで出会ったBONITAを製造する酒蔵発祥の地(※2022年3月見学は休業中)

伏見酒蔵巡りの際、伏見夢百衆にて15の酒蔵のお酒を試飲できるイベントで最も甘くて美味しいと感じたBONITAを作られているキンシ正宗さん。

飲み比べイベントでのBONITAボトル

伏見酒蔵訪問記はこちら

キンシ正宗 堀野記念館の場所は?

その発祥の地は堀野記念館として、伏見ではなく、京都市営地下鉄の烏丸御池または市役所前から徒歩で向かえるとみて訪問してみました。市役所前駅からは西方向、烏丸御池からは東方向となる堺筋通りを北に上がります。

市役所前駅からは西に向かい、堺町通りを北へ

キンシ正宗のキンシは感じで書くと『金鵄』その由来は?

キンシ正宗のキンシ。樽には漢字で表されています。この金鵄は日清戦争後金鵄勲章に正宗を配して商標権とされたと年表に書かれていました。

金鵄勲章は武功に対して授与された勲章で昭和22年に廃止となるまであったものだそうです。

酒樽

キンシ正宗堀野記念館現在は試飲と販売・屋外のみの部分開業

キンシ正宗 堀野記念館は街中にありながらも風情ある建物でした。

堀野記念館入り口

キンシ正宗は創業1781年。創業時はこの堀野記念館の場所の酒蔵さんでしたが、1880年『名水』を求めて伏見御駕籠町(オカゴチョウ)で醸造を開始されたとのことが始まりで、伏見の蔵となっています。

外観の雰囲気から見学が休業されていることを察することができず、中に入ったのですが、残念ながら2022年3月下旬の段階では見学は中止されているとのこと。

ただ、売店部分での試飲と販売はされているとのことでした。

試飲させていただくお酒を選んで準備いただくタイミングで、この地の京の水として保全に努められている『桃の井』のお水もいただけることとなり、グラスを貸してくださいました。

グラスを持ってお庭に出ると、青の綺麗な器に水が注がれる様子が眺められて、この井戸水をいただけました。まろやかなお水の味を感じさせていただきました。

桃の井

BONITAは、五百万石のお米を100%使用し、精米歩合60%でワイン酵母で醸造されたものですが、720mlサイズのみの展開。旅行中のお土産には大きすぎるため、同じようなものを探すと、同じ米・同じ精米歩合で酵母のみの異なる日本酒が『特別純米金鵄正宗』にあたるそう。

隣に純米吟醸が飾ってあり、米は『祝』・精米歩合は55%とのこと。

その特別純米酒300mlは『純米吟醸 金鵄政宗』300mlとセットで買うと1450円と別々に買うより10%安く買えるとのことで、セット購入しました。

金鵄正宗 純米吟醸と特別純米

飲み比べを行ってみると、個人の見解としては純米吟醸の方が甘味とスッキリ感があって飲みやすい。特別純米の配合は甘党好みには、通常の日本酒よりもワイン酵母醸造の方が合いそうと感じました。

蔵見学について

休業しておりましたが、蔵見学の案内は出ており、11時から16時まで。500円で試飲付きとのこと。BONITAの試飲があるといいなあと願いつつ再開を待つことにいたします。

堀野記念館案内
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