沖縄安栄観光の黒島おもしろガイドツアーは黒島のどこを巡る?黒島って牛の島?伊古桟橋・黒島牛まつりと豊年祭

2022年にリピートして石垣島を訪問した理由は、『黒島』訪問。

いまやすっかりメジャーとなって水牛車が列をなして進むような竹富島と異なり、今も人混みを全く感じさせない黒島。

ガイドツアーの申し込みは安栄観光

90分間の現地ガイドツアー込みの船旅が、安栄観光(石垣島からの離島便を数多く出している船会社)出ています。

安栄観光黒島ガイドツアーHP

価格は往復の船代を含んで公式サイト割引ありで6120円/人です。この価格にはANAインターコンチネンタル石垣やアートホテル石垣島などメジャーなホテルからの送迎が含まれています。指定時間にロビーにいるとお迎えが来て下さり、流れに任せて船に乗って、黒島港の迎えの車に乗るというツアーならではの楽々往路。

事前調査要らずの簡便さとゴールデンウィークの石垣港駐車場探しに翻弄されないのもありがたいツアーです。

高速船

黒島って牛の島?ツアー所要時間は?

牛の島

黒島というのは牛の島として有名で島民235人に対して牛は3000頭近く。

黒島の牛は仔牛の段階(13ヶ月)ぐらいでセリにかけられて各地に出荷されるため、黒島の観光中に見る牛のほとんどは子どもを産むための母牛です。

母牛たち

自生パパイヤ

また、自生しているパパイヤなどもある南国。なっているパパイヤは誰のものでもなく取るのは自由。

のんびりしています。

自生するパパイヤ

観光所要時間

ツアー自体は13時半に黒島港について15時すぎまで。約1時間半。集落主要拠点の全長は7km。観光拠点をぐるりと回って15kmですので90分でもざっと1周した感じとなります。

送迎船の時間の間隔や宿泊の有無によりますが、まずはざっと観光ツアーに入ると全体を掴みやすいと思います。

黒島といえば…..伊古桟橋

黒島の一番の観光名所といえば伊古桟橋。全長384mの桟橋です。ゴールデンウィークは大潮に当たり、午後のツアーはその干潮時にあたっていますので、かなり潮が引いています。が、ずっと続く桟橋は晴れてもう少し満ちるともっと綺麗になるでしょう。時間が選べるなら満潮時の方が良いと思います。

伊古桟橋

1月から3月はアオサの季節。まだ下をみると所々にアオサが。アオサシーズンが終わるともずくの季節になります。

この先端でビールで乾杯なんていうグループもいて、気持ちよさそうです(ちょっと梅雨入り前でどん曇りなのが残念ですが)。

伊古桟橋 先端

この伊古桟橋の写真の左側にコンクリートで突起が出ているのですが、この突起は昔、牛車をターンさせるために作られていたものだとか。

牛車をターンするところ

何もないを楽しむ黒島

黒島観光の見どころはある意味何もないところ。

1件しかない商店

黒島にある商店はなんと1件。島民の方は基本石垣島にお買い物に行っているようです。(かといって景気の悪い島ということはなく、最近畜産は花盛り。畜産農家の方はかなり良い値で仔牛が売れているとはガイドさんの談です)。

商店

1日1時間しか開かないGS

ガソリンスタンドが開くのは、毎日12時から13時の1時間のみ。混み合う日は並んだりもするようです。

ガソリンスタンド

仲本海岸には珊瑚と….軽石

黒島のビーチは珊瑚の欠片と流れ着いた軽石が。

あとは地形が特徴。

黒島は元々ゴツゴツした岩だらけの島。サトウキビ産業やパイナップル産業、試してみても成功せずに終わっていた島だとか。

ところが、そのゴツゴツを粉砕することができるどのくらい技術のおかげで土地を平坦にできる技術ができたお陰で畜産で大成功できた島となったそうです。

珊瑚と軽石

黒島の豊年祭と牛まつり

豊年祭

黒島での大きなお祭りの一つ、海の先ニラカナイの神様に豊作の感謝と祈りを捧げる海のお祭りが豊年祭です。b

舞台は黒島の西、港から2km離れた宮里海岸。

その祭の主軸となるのがウーニーパレー競争です。16人の漕ぎ手で船の速さを競って沖から陸まで。そのあと、『ウーニー』とよばれる足の早い男性が、船を降りてゴールとなる地点まで走ります。先にゴールをしたチームが優勝するという集落(村)対抗競技です。

少し前の時代まで男の子たちは子どもの頃から『ウーニー』になるため、足の速さを磨いていたとか。

『ウーニー』は黒島のヒーローのようです。

豊年祭で使われる

牛まつりでは牛の当たる抽選会も

牛まつりは2022年は中止になりましたが、毎年2月下旬に行われる大きなお祭りです。

いつもは牛の数の10%程度しかいない『人』ですが、この日ばかりは牛の数(3000頭)より多い人が集まります。

というのも、このお祭りでは『牛1頭』が当たる抽選会があるようで。皆さんこの抽選会で外れてしまうと帰宅してしまうとはガイドさんの談。来訪者の目的が牛を当てることにあるようです。

牛まつり会場

ビジターセンター

途中ビジターセンターに寄って今日の観光ルートを復習。

黒島全図

本日の観光は、まずは港から東へ、そして南下した後、もう一度港へ戻る、概ね三角形のルートを取っているとのことでした。

三角形に巡るツアー

ビジターセンターでは星を学ぶ

ビジターセンターの見どころは星に関する映像でしょうか。この日は雨ですので、星のことは考えもしませんでしたが、黒島の星空は天の川が見えるぐらいすごく美しいらしいです。黒島に宿泊で訪れる方は予習にビジターセンターで星空を学んでから夜を迎えるのがよさそうです。

ビジターセンター星空説明

展望台と畜産

ツアー終盤に登るのは展望台。といっても黒島は平坦な島。高台はありません。やや高い土地に築かれた築山が展望台となります。

展望台

この展望台から見えるのは、周りの畜産農家。(晴れると遠くに波照間島が見渡せるようですが)。展望台から仔牛がみえます。ここでガイドさんからおsお話をご紹介。

この畜産に関係する三角形のもの何?

黒島を巡ると見えるこの三角形にに区切られた柵。これは工夫を凝らしたものでこの三角形の外側に餌を配ると牛は食べている間首をこの三角形に固定されることになります。その役割は、それまで強い牛が隣で餌を食べている弱い牛の餌を横取りしていたのを横取りできないように防止すること。これにより平等に餌をあげることができるようになったとのことです。

三角形の柵

セリは2ヶ月に1回 黒島からの牛の輸送費は補助で無料⁉︎

ツアーの最後に通るのはセリ場ですが、黒島のセリは2ヶ月に一度。仔牛として他の地域にいって育つ環境でブランド牛になったりもするそう。そして、黒島の畜産が発展する理由はその輸送費用に補助が輸送費がかからないこと。遠くからでも仔牛を買いに来る方がいることで発展されているそうです。

セリ場

ツアー終了後は延々と自由時間が。

さて、このツアー、行ってみて初めてわかったのですが、船会社の販売するツアーであっても船の運行時間間隔とは全く連動しておらず、ツアー時間1時間半ののち延々と3時間の自由時間となりました。

急遽発生したこの自由時間の過ごし方は次の記事に。

(同じツアーにご参加される方にあらかじめ伝えておきたかったのは実はこのこと。ツアー参加だと何も考えずにいってしまうとかなり戸惑うため、あらかじめ予定しておいた方が良いと思います。)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。