神戸元町カフェで時代巡り 日本最古の珈琲店 放香堂〜観音屋デンマークチーズケーキ〜ブルーボトルコーヒー神戸店(2022年9月情報)

さて、神戸元町を歩いていた際に見つけた日本最古の珈琲店の看板。その発見を機に神戸元町カフェ巡りをしてみました。

元町というのは、メリケンパークや中華街からも程近い場所ですが、JR・阪神元町駅からのルートで記載します。

メリケンパーク(雲が不思議な感じだったため本文と特に関係ありませんが掲載してしまいました。)

1.教科書掲載!日本最古の珈琲店放香堂で石臼挽き珈琲を

日本最古の珈琲店。その看板を掲げているのは神戸元町の商店街の中の珈琲店 放香堂珈琲。

日本最古の珈琲店の看板
放香堂外観

思わず足を止めて入ってみました。

メニューの置かれている台には、何やら歴史の本。実はこれ教科書、右下のページに放香堂の新聞広告を取材する学生さんの記事が掲載されています。

教科書掲載のお店

そして日本最古の珈琲店の案内はメニューのページに解説が。1874年に、京都宇治和束のお茶を輸出・珈琲を輸入されていた放香堂さんがその店頭で珈琲をフリーで出されていたのが始まりだとありました。

珈琲店の始まり

その珈琲メニューの中から是非とも選んでみたいのは、明治復刻ブレンド『麟太郎』(カップ500円、ポットサービス610円)。

明治復刻ブレンド

なぜ、麟太郎がお勧めかというと。答えはなんと『石臼挽き』だからです。今や珈琲ミルは電動も普通。ごりごり手動ミルで挽いているのもこだわりがありそうと思ってしまいますが、珈琲初期はそんなミルですらなく、挽いたのは石臼。それを復刻した珈琲が味わえます。

珈琲豆を挽く石臼

そして、挽いた後のドリップはフレンチプレスで煮出し珈琲に倣っているとのことです。フレンチプレスというのは円柱状の入れ物に、珈琲とお湯を入れて円柱中心に付いている棒のようなものを押しギューっとフィルターを押し付けるタイプのもの(説明が稚拙ですが)。

麟太郎 解説

そしてポットサービスで出てきたのはこちら。

『麟太郎』
『麟太郎』アップ

浅煎り珈琲が流行りなど言い出されたのはごく最近のことですのでもちろん深煎り。でも、苦味は深くなくどこかあっさり。

明治時代の方々のハイカラ文化の味を一度味わってみるのも楽しいですね。

2.デンマークチーズケーキの本店 観音屋

こちらはテレビでよく見るのは関西人だから?ローカル放送かはわかりませんが、オーブントースターでとろり蕩けるデンマークチーズケーキのお店。

地下1Fに位置するお店はちょっと昭和も感じます。

観音屋外観
観音屋店内

デンマークチーズケーキ。物販店舗は大阪駅にもありますが、いわゆるチーズケーキと聞いて思い浮かぶ形状とは少し異なります。こちら、テイクアウトでは大阪駅に売っていたり、通販があったりしますが、初回食べてみるなら本店でと行ってみるのも良いと思います。

デンマークチーズケーキとレモン&ジンジャー

丸いチーズケーキはオーブントースターで焼いた温かいもの。下が甘めのマドレーヌ風記の上にしょっぱい系の味のチーズが乗っていてとろけています。

少しノスタルジックな甘さとしょっぱさのコラボ。素朴さも相まって美味しく感じます。合わせるのは珈琲ばかりだと厳しいためレモン&ジンジャー(660円)。チーズケーキは385円ですがドリンクとセットにすると55円引きとなります。

観音屋チーズケーキをふるさと納税で取り寄せる(ふるなび)

観音屋メニュー

3.ブルーボトルコーヒー

最後は、京都にはコーヒーコースもあるブルーボトルコーヒーです。

ブルーボトルコーヒー(京都)コーヒーコースの記事はこちら

時代を振り返るような2軒の後は、思い切り令和風のカフェで。明治を振り返る時には珈琲表記だったものもここではコーヒー表記に。

ブルーボトルコーヒーは、産地や豆にこだわるサードウェーブコーヒー店で日本上陸は2015年。

浅煎りどころかコーヒーチェリーを焙煎せずに作ったコーヒーチェリーフィズ(果実のフルーティーさを味わうドリンク)などもあるお店です。

店名通りのシンプルな青いボトルが目をひきます。

ブルーボトルコーヒーのマーク

どちらかというと浅煎り好みの方向けのイメージもあります。

大丸元町の1Fに路面店のような広くて明るいカフェがあります。

ブルーボトルコーヒー

浅煎りのコーヒーの酸味と充実スイーツのマリアージュを楽しむのも良いですね。

スイーツ

最新の珈琲機材を見ながらピカピカの店頭で飲むコーヒー、ハシゴしてカフェ巡りをすると2022年をあらためて感じますね。

ノラフロート 715円
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