高台寺は北政所ねねが豊臣秀吉の菩提を弔うために、創建された壮麗なお寺。高台寺の名前は北政所が出家した際に賜った号の「高台院」から名付けられています。
大きな枝垂れ桜が庭園にあって春の夕刻のライトアップが有名です。
高台寺はどこにあるの?
高台寺は清水寺や知恩院にも程近い京都の東山にあります。
JR京都駅や、阪急河原町からは電車ではいけず、市バス「東山安井」から徒歩7分となっています。
東山からも知恩院、円山公園、八坂神社を抜けて行くので観光がてらになりますがかなり遠い道のりです。そのため、タクシーご利用者が多い地域だと思います。
高台寺はどのようなところ?
高台寺はライトアップと日中の拝観料(600円)の区分はなく、一時的な閉門もありませんので、ライトアップ前から入って暗くなるのを待とうと入りました。
17時のライトアップの開始はお寺の鐘。小径に鐘の音が鳴り響く中、寺院の階段上がって入り口に。
入り口の枝垂れ桜の状況も『満開』の文字

遺芳庵
入ってすぐに、かわいらしい庵(茶室)があって、それを超えるとすぐに方丈です。
方丈と方丈庭園(枝垂れ桜)
その方丈庭園に高台寺を代表する枝垂れ桜があります。
4月上旬の17時はお昼といっても良いぐらいの明るさ。ライトより太陽の方が燦々とした状況で桜を眺められます。
暗くなるのを待とうと、まず一旦方丈を退出して高台寺の中を一周します。
開山堂
開山堂は高台寺開山の三江紹益(さんこうじょうえき)禅師の塔所となったため名付けられたところです。
観月台(かんげつだい)
観月台は北政所が豊臣秀吉を偲んで月を眺めたところだそうです。
霊屋(おたまや)
霊屋は、秀吉と北政所の祀られている廟堂で、重要文化財となっています。
傘亭と時雨亭(重要文化財)
かなり山の階段を上がったところには、伏見城から移築してきた茶室があります。
恋人の聖地の像
時雨亭を見終えて坂を下って来ると恋人の聖地という龍の像がありました。なぜこの龍の像が恋人の聖地なのかは不明ですが、ねねが秀吉を偲んだことから高台寺が恋人の聖地なのかもしれませんね。
枝垂れ桜ライトアップのベストタイミングは18時半から
高台寺を一周してみても時間的には30分程度。そのため、ライトアップを見るのに17時に入るのは早すぎたようです。4月上旬桜の季節は18時半ごろでもうっすら明るいため、18時半から19時すぎぐらいが暗くなっていくライトアップが楽しめると思います。
真っ暗になるまではいられなかったので18時半を過ぎてライトアップが見えるようになった時間の写真となります。
ライトアップ見学ベストポジションは
高台寺の方丈から眺めると右端に枝垂れ桜がありますが、ライトアップは白砂の部分や正面の門に向かってのプロジェクションマッピングがメインです。
そのため桜の目の前よりも桜の反対側から白砂全体を見た方がライトアップのテーマ全体が見えるためおすすめです。