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秋田 小坂七滝ワイナリー訪問記 十和田湖付近 醸造所見学 山ぶどうワインの特徴を知る試飲 隣の道の駅でも販売が(2023年9月情報)

秋田県と青森県の県境近く、十和田湖付近にある小坂七滝ワイナリーに訪問しました。このワイナリーの特徴は山ぶどうでワインを作られていること。どんな特徴のあるワインとなるのか、醸造所見学は予約制ですが無料で見せていただけます。

ワイナリー醸造所見学は公式サイトのリクエスト制

小坂七滝ワイナリーを見つけたのは宿泊した日景温泉の周辺をマップで見ていて発見したこと。そこから公式サイトを手繰ると予約制で醸造所見学も無料で行っているという情報を得たためです。

小坂七滝ワイナリー公式サイトはこちら

小坂七滝ワイナリーは十和田湖付近

小坂七滝ワイナリーは秋田県と青森県の間にある十和田湖付近の小坂エリア、滝の付近に葡萄園がある付近の醸造所です。

参考 十和田湖 (近隣紫明亭展望休憩所から撮影)

小坂七滝ワイナリーの看板

小坂七滝ワイナリー醸造所見学

到着すると三角形の屋根の建物が。この中で醸造がされています。

小坂七滝ワイナリー 醸造所建物

小坂町は山ぶどうの産地

小坂町では十和田湖の大噴火で堆積した火山灰土壌を活かして、山ぶどうの交配品種を多数作られています。

小坂町ぶどう栽培の歴史看板

小坂七滝ワイナリーは、まだ出来て7年の新しいワイナリーですが、その品種を活かしたワインを20種類以上醸造されています。新しいワイナリーのため、出来た製品に対して様々な意見を聞いて改良を加えていく試みをされているそうです。

小坂七滝ワイナリー ラインナップ

小坂の山ぶどうはワイン専用品種で、赤ワイン品種・白ワイン品種など様々な種類があり、色も味も様々です。

ぶどう単体で食べると多分美味しくないワイン専用品種、でも写真で見ると美味しそうに見えますね。

小坂七滝ワイナリー ワイン用品種のぶどう

赤・白ワインの品種・製法を掛け合わせるとロゼワイン・オレンジワインが

赤・白ワインはそれぞれに適したぶどうがあり、赤ワインはそのワインを醸してから圧搾して、おり引き、濾過、瓶詰めしてから醸造工程に入ります。

白ワインでは、白ワイン用品種を先に搾り、低温で発酵させてから、おり引き、濾過して瓶詰めされます。

ロゼワインとオレンジワインはそれぞれの品種・製法を掛け合わせて作られます。

ロゼワイン=赤ワイン用品種✖️白ワインの製法

オレンジワイン=白ワイン用品種✖️赤ワインの製法


小坂七滝ワイナリー ワインができるまで 案内

この日は日曜日で実際の醸造作業はおやすみだったのですが、一番の見どころ、赤ワインの醸し発酵を行なっている写真を見せてくださいました。

実はこの醸し発酵を行なっている工程で、すでにとても美味しいらしく、写真を見るだけでジューシーな気分となりそうです。

小坂七滝ワイナリー 赤ワイン品種を醸しているところ

小坂七滝ワイナリー 搾汁室

小坂七滝ワイナリー 醸造室(発酵・貯蔵)

山ぶどうワインの特徴を感じる試飲と購入

醸造所の前にある小坂七滝ワイナリーのショップは、予約不要です。

なお、試飲についてはノンアルコールはありませんので、ドライバーの方は試飲不可となります。

小坂七滝ワイナリーショップ

山ぶどうワインは『渋みが薄く酸味あり』が特徴

完全甘党で実は赤ワインが苦手な私ですが、せっかくの山ぶどうワイン、あかも飲んでみたところ、なんとすんなり美味しく飲めました!

というのも山ぶどうワインは『酸味』が特徴で通常の赤ワインより酸っぱいようなのですが、代わって『渋み』が抑えられているのが特徴。

私事で恐縮ですが、赤ワイン苦手だなと感じていたのは渋みが苦手だったのかと自分を知った体験でした。

小坂七滝ワイナリーショップラインナップ

試飲は希望のものを出していただけますが、「一番甘いワインはどれですか」と聞いた私に(ワイナリー訪問者としては駄目なタイプですね)教えてくれたワインは。

『ジューシー・スチューベン・フリーラン・ブラン・ド・ノアール』

と、完全に呪文に聞こえてしまうものでした。ワイナリーの方も名前変えたら売れると思うんですけどとおっしゃっているそのワインは非常に甘く、はじめにそれを試飲すると他の味が合わなくなるとのことで。

おすすめ以下のラインナップで出してくださいました。

試飲したワイン4種

ワイングランド

1つ目のワイングランドはこのワイナリーの代表製品。繊細で爽やかな風味の山ぶどう品種の名前が付けられたワインで、料理と合う飲みやすさのワインとのこと。

おすすめのマリアージュは『和食』『白身肉の豚・鶏料理』とのことです。

確かに単体でもスルッと飲める爽やかさです。

岩木山葡萄

次は甘い香りと濃厚な色素を持つ『岩木山葡萄』という品種の名前のついたワイン。個性的で少し濃い味わいとなります。

マリアージュは『牛や羊肉』と合わせるのが良いとのこと。

縄文ワイン

名前が気になってリクエストして加えていただいたのは縄文ワイン。『ワイングランド』の無濾過版だそうです。縄文時代の土器から山ぶどうのDNAが発見されたことで、その時代をイメージしたものということで無濾過にされているとのこと。

無濾過になるとワイングランドより甘味が増すようです。

マリアージュは少しワイルドに『肉料理』や『ジンギスカン』、『中華』と濃い味にも負けないワインなのでしょうね。

ジューシー・スチューベン・フリーラン・ブラン・ド・ノアール

そして最後は呪文ワイン(違うっっつ)。山ぶどうではなく、黒ぶどう品種の『スチューベン』から白ワインの工程で作っているそうです

そして名前の『フリーラン』とはぶどうを破砕した時に自然に流れ出す果汁を指します。非常に贅沢で甘い果汁で、対義語は爽やかさや軽やかさを持つ『圧搾果汁』となります。

ブラン・ド・ノアールとは黒ぶどう品種を使ったシャンパーニュ・ワインの色を示す言葉。それを全部繋げていくとこの商品名になるようですね。

マリアージュはデザートやスイーツ。

甘党の私は、一口飲むなり『これ重くても買って帰ろう!』と即決する甘さをもつ美味しいワインでした。購入価格は2,200円です。

ただ、今後リピートで買うなら愛称は欲しいですね。絶対覚えられなくて。

楽天市場で小坂七滝ワインとふるさと納税について見る場合はこちら

さて、ドライバーの夫が飲めないこともあり、ぶどうジュースはありますかと聞いたところショップにないとのこと。

でも下の写真にあるように私はぶどうジュースも購入出来たのですが。

ショップにぶどうジュースがなくてもお隣の道の駅で買える場合が。

小坂七滝ワイナリー お土産

道の駅 こさか七滝でもワイナリー製品の購入可

ワイナリーからの帰路お隣にある道の駅こさか七滝に立ち寄りました。

この道の駅の前にぶどう畑がある付近だという七滝の滝が見えます。

小坂七滝

この道の駅には、公共の無料の休憩所と別に喫茶・ショップがあります。

道の駅こさか七滝 無料休憩所

こちらでも、ぶどうジュースの試飲はできませんが、ドライバーの方が味わうとすれば山ぶどうソフトクリームを食べることができます。

そして、前項目の写真の小坂七滝ワイナリーのぶどうジュースは720ml瓶でのみ購入可能。お値段は1,730円です。

また、ワインも秋田犬のラベルの製品等、ショップでは販売していなかった小坂七滝ワイナリーの製品も置いていました。

また、2本のボトルが入る写真の後ろ、小坂七滝ワイナリーのダンボール製箱も220円で購入可能ですので、遠方を持ち帰る場合の瓶の保護が必要な方には便利です。(ショップで購入したワインは軽めに発泡スチロール風網目の保護材が巻かれただけでした。)

道の駅こさか七滝 滝の茶屋
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