石垣島から渡る離島巡りの黒島、『島旅』気分を満喫するためガイドツアーに入ったものの。なんと往復の船の日程での自由時間約4時間半に対して、ツアーは1時間半。
自由時間が3時間だということを現地で知りました……。そういう方だけではなくて、とりあえず黒島に渡ってみたもののどうしようという方もいらっしゃると思いますので、港前からの過ごし方ご紹介します。
黒島でお腹が空いたらカフェランチ
黒島は、ガイドツアー記事に記載しているように商店は1つ、ガソリンスタンドは1日1時間しかオープンしていない島。石垣島感覚でコンビニを探したところで見つかるはずもありません。
そんな時にありがたいのは、黒島港目の前の『カフェ』。
小さなカフェでしたが、沖縄、島旅ならではのお食事メニューが揃っています。
場所は港ターミナルを出て正面 茶色の建物です。
黒島のシンボル?牛を眺めながら裏手に回ったところが入り口です。この牛はカフェのものではなく、港の飾りではないかと思いますが。本物より首太いですよね??
島時間カフェそのものの雰囲気
裏手から中に入ると月刊誌の旅行記事やガイドブックで『島時間』といった雰囲気の写真などがありますが、中はまさにそのもの。
空色の壁、デザイン性のある椅子。そして、正面には海と空(この写真の日は曇り時々雨ですが)。
中の椅子では時折猫がゆったり寝ていたりするのも、この雰囲気に似合います。
八重山ならではのカフェごはん
メニューを見ると、石垣牛牛丼!ポークたまごのおにぎりなど八重山名物のオンパレード。
帰りに別の方がおすすめを聞いていて、『生アーサーそば』と答えられていました。アオサのたっぷりのった沖縄そばとは聞くだけで幸せ感いっぱいです。
お腹ぺこぺこの時のおすすめは石垣牛丼!柔らかくほのかな甘味がたまらない石垣牛がたっぷりのった牛丼+一口沖縄そばがついてきて1300円です。
島とうがらしとピパーツ
そして味変も。島とうがらしに一味、ピパーツが「普通に食べてて飽きたら入れるのがおすすめ」という言葉とともに提供されます。
島とうがらしは、少量でも非常に辛いのが有名らしい調味料、写真のボトルはその島とうがらしの泡盛漬です。とうがらしの刺激と泡盛の刺激、入れすぎ注意の一品です(筆者甘党のためネット情報での辛みにおそれをなして試せず)。
ピパーツ八重山の『島胡椒』で普通の胡椒のように振りかけると胡椒らしさに少し辛味が加わります。
甘党には、何もかけずにいただく牛丼の甘味が最高ですが、辛いもの好きの方は是非味変も楽しんでみて下さい。
カフェごはんらしさを楽しむには石垣カレーも良い感じ。ごろんとした石垣牛にしっかりカレーを絡ませていただけます。
ごはんの量は石垣牛丼の半分ぐらいかなという感じですので小食の方にも安心のおしゃれカレーとなります。
夕方でも開いているため夕食としてもいただけそうです。
島でお食事のありがたさを味わう。そんなカフェごはんタイムとなりました。
ドリンクのみでも八重山らしさを味わえる
このカフェが心地よすぎて、ごはんをいただいて観光した後、ドリンクのみで再び訪れました。
そしていただいたのは、月桃とサトウキビのアイスティー。ここならではのメニューで香り高いアイスティに優しい甘さが加わったもの。
沖縄の暑さにもピッタリあって、トロピカルアイスティーのような(私にとっては不要な)酸味がないのに、どこまでも爽やかです。
予約なしで現地で自転車を借りられる
さて、このHeart Land Cafeの良いところは、港の目の前で自転車が借りられるレンタサイクルショップが併設されているところ。
カフェでそのまま申し込むと自転車を出してきてくれて港の目の前出発、戻りが可能となります。
電動アシストなし、2時間で800円でした。
黒島は起伏のない平坦な島ですので、アシストはなくても十分だと思います。
なお、自転車に鍵はついていません(笑)。
島民230人の島。自転車に店名が書いていたら盗まれることなく、そのお店に戻ってくるという発想からなのでしょうか。
確かに旅行客も船で出入りする以上自転車なんて盗みませんよね、とこんな小さなエピソードでも島時間を楽しめる。黒島って本当に素敵な島です。
あと、自転車を借りるとオリジナル案内マップがもらえる上、綺麗なビーチや潮の満ち引き状況なども教えて貰えます。