場所は黒島港から自転車で10分
黒島研究所のある場所はその名前の通り、沖縄の『黒島』。石垣港から船で30分のところにある黒島港から『自転車で10分』という場所にあります。
なぜ自転車で表現されるのかについては、黒島の観光が『レンタサイクル』で行うのがちょうど良いサイズだから。黒島港への船を降りるとレンタサイクル屋さんが沢山お迎えにきています。
レンタサイクルを予約していない場合は、港前のカフェで借りてしまうのも良いかと。カフェについては別記事に記載しています。
黒島研究所へ向かうただまっすぐに続く道
黒島港の目の前のカフェから黒島研究所に行くには、とレンタサイクルショップで説明をしてくれましたが、『この道をまっすぐ行くと青い看板が見えるためそこを曲がる』…..以上。の道のり、黒島は道が少ないため迷わずにすみそうです。
そして道中見えるものは、ただまっすぐに続く道。
約2Km、車もほとんど通らず『静かでまっすぐな道こそ黒島の観光に行く目的そのものだ』と感じながら自転車でひた走ります。左右に牛が草を食んでいて、この日はどん曇りでしたが、晴れるとかなり爽快な道だと思います。
アスファルトの道終着地点 青い看板が目印
アスファルトの道の終着地点に青い看板があってそこを曲がるともうすぐというわかりやすい場所にあります。
黒島研究所は入場料500円の有料施設となります。
黒島研究所に向かう場所には牛ではなく、山羊が数頭。
黒島研究所には何があるの?生物と黒島の文化を学ぶ展示ルーム
黒島研究所自体は展示だけではなく、生物の研究等をしている施設ですが、一般の入場施設に入館すると大きく2つのゾーンを見学できます。
一つは、展示ルーム、標本・剥製展示と『黒島の文化』を伝える展示が主となります。
標本・剥製
標本・剥製については、ウミガメの種別や珊瑚の種類を学べる施設となります。
宇宙からの落とし物!?
展示会場には『宇宙からの漂着物』なるものが展示されています。ネットで調べたところ伊古桟橋近辺の海に『落ちていた』いわゆる海洋ゴミですが、宇宙船の破片だと推測されているようです。
豊年祭で利用する爬竜船
黒島のお祭りについては、黒島おもしろガイドツアーの記事に書きましたが、こちらでもそのお祭りで使われる爬竜船の雰囲気全体を見ることができます。
島の生活展示
観光でひととき訪れるには『良いところだなあ』という感想となりますが、島に住むと教育・医療・インフラなど大変な部分ももちろん多いという解説がなされています。黒電話が展示されている理由は停電に強いからという理由。これは利便性の高いもののほとんどはコンセントがないと使えないという危うさも併せ持っているということを示しているのでしょうね。
孔雀は外来種
黒島では何羽か孔雀をみることができ、この黒島研究所にも展示ルームの奥の囲いに孔雀が何羽か飼われていました。
が、説明書を見ると孔雀は外来種で黒島の生態系を壊しかねない存在なのだとか。飼っているのではなく、もしかすると隔離しているのかもしれません。
孔雀の雄が羽根を広げるのは求愛行動だそうですが、訪れた時には必死で羽を広げる雄とそれを見なかったことにしているような雌の攻防が繰り広げされていました。(孔雀は雄が首の色が青、雌が緑ですので、上下写真ともそっぽを向いている緑の首の雌にアピールしているようにみえます。)
生物たち展示
黒島研究所での孔雀の位置付けは、外来種として微妙なところですが、それ以外の生物たちももちろん展示されています。
食用などにも用いられ、めっきりかずが減ってしまった生物であるヤシガニ。
肉食で、毒をもつハナミノカサゴもいました。
屋外展示場にはサメがゆうゆうと泳いでいます。
あとは、真っ黒に隠された展示ケースにちょっと除き穴があいていて、超臆病なフクロウも覗き見ることができるようになっています。
ウミガメの餌やり体験
この生物展示場のメインはやはりウミガメ。子亀から大きな亀まで屋内・屋外水槽ともにいますが、そのウミガメの餌やり体験は200円でガチャガチャカプセル状の餌を買うだけ。いつでも誰でも体験できます。
赤ちゃんウミガメは上を囲われているため、餌やり対象外のようです。
屋外展示場にはたくさんの亀とお魚がいて、初め餌を持たずに近寄っただけでカメがこちらに寄ってきました。人間=餌をくれる人のイメージなのでしょうか。
餌をあげ始めると激しい取り合いが。カメの餌をカメにあげたつもりが、横からきた魚に掻っ攫われることもしょっちゅう。小さいウミガメにあげたくなりますが、なかなか難しいですね。
数字で島を知る
黒島研究所の出入口には、黒島の数字が。人口の10倍の牛がいるということは有名ですが、一番の注目は左下。小中学校の児童数が22人に対して、教職員が15名⁉︎ 何と手厚い教育なのかと驚いてしまいます。