京都東山七条の京都国立博物館。そちらでは現在、茶の湯展を行なっています。
京都国立博物館の場所
京都国立博物館は東山七条。京都駅からは市バス206番など、三十三間堂前に行くバスが便利です。(国立博物館正面玄関は三十三間堂の前です。電車の場合は最寄り駅は京阪電鉄の七条駅から徒歩7分の場所です。
京都国立博物館 明治古都館と平成知新館
なお、京都国立博物館のイメージはこの写真という方もいらっしゃるのではないかと思いますが、こちらは明治古都館。現在は閉鎖中とのことですが、HP等をみるとロケーション撮影はできるのかもしれません。訪問日当日もウェディング撮影をされている方がいらっしゃいました。
特別展 京に生きる文化 茶の湯
特別展 茶の湯が開催されているのは、新館 平成知新館の方でした。
入館料は大人1,800円。館内は一切撮影禁止のため、ご紹介は入口看板のみ。スマホ自体の利用が禁止されているため、スマホでメモをする習慣の人はメモも取れません。
広い館内は3フロアに渡って、お茶碗・道具類の名品が静かに並んでいます。
重要文化財である銘ムキ栗といった上が四角形台座が円形となっているような目をひくものも。
道具以外では、お茶がどのような文化で、人々の楽しみに浸透していったのかを伝える絵図も多数展示されています。
茶室見比べ 利休と秀吉の茶室
展示室には、千利休が提唱したわびさびを表した千利休の茶室と、威信を示す豊臣秀吉の『黄金の茶室』が再現展示されています。
金の茶室は、障子にあたる部分が赤色な上、茶器まで金色。
わびさびとは対極のものだと感じます。
(入館者限定SHOP)MATCHA REPUBLIC コラボ商品
展示会の出入り口に設置されているミュージアムショップは入館者のみが入ることができます。
京都国立博物館オリジナルの和小物風のポーチなどもあり、茶の湯展とのコラボ商品も多数。
クリアファイルやメモといった文房具などもありますが、ショップの奥で目をひくよう展示されているのはMATCHA REPUBLIC コラボ商品。
クリアバックに入ったフレーバーティーとインクボトル・抹茶パウダー3種のセットです。フレーバーティーは味に合わせてボックスの色が変わる形で、写真のものは『いちご』のものです。
このインク型ボトル、京都の観光情報を事前にネット検索していた時にも気になっていた商品です。
どう使うかというと。ボトルにお湯(または水)を100ccちょっと入れてそこに抹茶パウダーを入れると。書斎風スペースにおいても似合うインクボトルのような見た目に。
アップにするとこんな感じ。耐熱ボトルですので、沸かしたお湯をそのまま入れられ、熱いうちに美味しくいただけるのも良いですね。
こういったものが100年後、200年後に『当時の喫茶文化』として紹介される可能性もあることを想像すると面白くもあります。
(館外扱い)前田珈琲のコラボ企画 抹茶セット
茶の湯展の期間中には、呈茶イベントがある日程もありますが、訪問した日は対象外であったため実際のお茶をいただくには、博物館としては出口を出てからの扱いとなる前田珈琲店で。
中から見た景色は、実は前項のMATCHA REPUBLIC コラボ商品の紹介画像で撮影済みですが、京都国立博物館の明治古都館を綺麗に見渡せる席もあります。
前田珈琲のオリジナルブレンドコーヒーなど通常メニューも550円ぐらいからありますが、茶の湯展の世界観を味覚でも味わうために是非いただきたいのが、『抹茶セット』。
お茶菓子は生麩でこし餡をくるんだ麩まんじゅうです。メニューに書かれている半兵衛麩とは、1689年創業のお麩屋さんのこと。本店には茶房などもあるようです。