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京都 インスタスポットはお皿の上!観光地を料理で辿る『ryu no hige 』訪問記 ドリンクペアリングもあるフレンチコース(2023年4月情報)

京都嵐山にあるMITATEというレストランがプロデュースする『ryu no hige』。テレビ取材もされているMITATEは、お料理を物語仕立てで提供する趣向ですが、烏丸にあるryu no higeはお料理で旅をさせる趣向です。

前回のMITATE訪問時はネタバレにならない範囲に注意して旅行記に組み込みましたが、今回は桜の旅の最終日に訪問したため、ネタはもう新しいものに変わっているはず、と全貌をご紹介していきます。

京都嵐山MITATE訪問記はこちら(嵐山 翠嵐ラグジュアリーコレクション訪問記とセットになっています。)

ryu no hige予約は一休レストランで

ryu no higeはコース仕立てでの提供で予約制。一休レストランで予約が可能です。ランチは4,400円から、ディナーは6,600円から。2,200円のプラスでドリンクペアリング(アルコールorノンアルコール)も可能です。

私は4400円のランチコースに2200円のペアリングをつけました。

一休レストランでryu no hige予約をする場合はこちら

ryu no higeは烏丸のダイワロイネットホテル1F

嵐山は京都中心部から少し離れており、MITATEはさらに隠れ家的レストランになっていますが、ryu no higeは誰でも訪問しやすい中心部、京都市営地下鉄と阪急電鉄が交差する烏丸駅(地下鉄は四条駅)から徒歩すぐの場所にあります。

ダイワロイネットホテル

なんとビル型ホテルの1Fに突然のれんのエントランスがあります。そこから直接レストランに入っていける方式です。

ホテル1Fエントランス

旅行かばんから自分で旅の準備を始める!

案内された座席には、何やら木製の旅カバンが。着席するとスタッフさんからかばんを開けて旅の準備をしてくださいとの案内が。

旅はお料理の前から始まるようです。

座席に置かれている木製旅かばん

かばんを開けたところ、ワイングラスと布ナプキン・お手拭きに加えて旅のしおりが入っていました。

かばんを開けたところ

旅のしおりが今回のメニューとなっていて、さらにペアリングワインのメニューが挟み込まれていました。

ワインはアルコールとノンアルコールのどちらかが選べますが、私のように赤ワインだけ飲めないなど好みがある場合など、『これとこれだけはノンアルで』という変更も受付ていただけました。お酒が弱くて1杯だけアルコールをいただきたいという場合もOKだと思います。

前菜 森の桜+スパークリングワイン

スパークリングワイン フランスブルゴーニュ(シャルドネ)

1杯目のスパークリングワインのみボトルから自分で旅かばんから取り出したグラスに注いでくれます。2杯目からは注がれたグラスで提供されるスタイルとなります。(ボトルは1杯目のみしか見ることができませんでした)。

1杯目は前菜とその後に出てくるお造りと併用で合わせるペアリングとなっています。

味の特徴は『芳醇なグレープフルーツのアロマとコク深い余韻』と説明されていました。

スパークリングワイン

山笑う、草木も芽吹く桜時 春風が奏でる幸福の音色をイメージした前菜

前菜は観光地ではなく、森の桜のイメージです。細長いボトルの中は南瓜のプリン。スプーンも桜の枝に擬態して、探す趣向となっています。

添えられているのはほたるいかです。

森の桜を表した前菜

パン オイルはハーブと燻製!

前菜のあとから焼きたてのパンが出てきますが、それをつけるオイルはハーブオイルと燻製オイル。燻製オイルが結構クセになりそうなしっかりとした燻製具合です。パンは2種類が出てきて、その後は希望に応じてお代わりが可能です。

パンとオイル

お造り 平安神宮『桜みくじ』

お造りの趣向は桜みくじ。大吉・中吉という表記ではなく、桜の開く様子で占う形の桜みくじとなっています。中身を読むと嵐山推しとなっているのは、MITATEがプロデュースだからなのかなと会話も楽しめます。

平安神宮の付近は桜の名所。蹴上から十石舟で見ることもできます。

桜満開寺十石舟(蹴上)の記事はこちら

平安神宮 桜みくじのお造り

八寸 南禅寺『三門』+白ワイン

イタリア・ロンバルディアの白ワイン(トレビアーノ)

ワインはグラスに注がれて出てくるので、ボトルイメージは不明ですが、味の特徴は『アプリコットのニュアンス、アーモンドやバルサミコのコク』とのことです。

イタリア白ワイン

南禅寺三門は楼上から見下ろす桜が有名 『絶景かな』の名言の生まれた場所をイメージした八寸

八寸は南禅寺の三門の和紙に包まれていて、蝶々型の折紙にそのメニューが添えられています。南禅寺の三門はその上に上がることができ、桜満開寺に門の上から見下ろせば、一面に桜を見ることができます。

南禅寺三門から見る満開の桜の記事はこちら

南禅寺三門

メニューとお料理を開けてみたところはこちら。小さくカラフルな一口サイズのお料理はMITATEらしい趣向です。でも色味は南禅寺の三門を表す威風堂々のイメージが打ち出されていると思います。

鴨の梅酒煮(下から二つ目)は思わず美味しい!と口にでるほどしっかりしたお味でした。

南禅寺の三門を表した八寸

八寸のメニュー

サラダ 大原野神社の『千眼桜』+白ワイン

カリフォルニアの白ワイン(シャルドネ)

3杯目に出てくるのが、カリフォルニアの白ワイン。『熟した洋梨のニュアンスに立ちこめるタルの香りが特徴だとか。

カリフォルニア白ワイン

竹取物語発祥の地大原野神社の幻の桜『千眼桜』をイメージしたサラダ

桜の季節に行ったことはありませんが、大原野神社では、3日間しか咲かない千本桜が有名とのことで、その幻の桜を見ると千の願いが叶えられると言われているそうです。

竹取物語をイメージした筍。その中にはプチトマトのシロップ煮が入っていました。ふわふわの白いものは玉蜀黍野サラダ。甘い味わいが最高です。

そして、このお皿に散る花びらは飾りではなくゆり根でした。

玉蜀黍と筍のサラダ

強肴 醍醐の花見 +赤ワイン

カリフォルニア赤ワインピノ・ノワール ノンアルはドイツテンプラニーリョ

強肴(しいざかな)というのは本来の懐石コースと別にお酒を勧めるため煮出すお料理だというのに、ここでノンアル赤ワインに変更を。赤ワインが飲めない私が、ノンアルの赤ワインなら飲めるのかは自分でも不思議ですが….。という私的な話題は置いておくとして。

カリフォルニアピノ・ノワールは『鮮やかなスミレやチェーリーの香り、滑らかなタンニン』・ノンアルの法が『芳醇な香りとワイルドベリーの長い余韻』が特徴です。グラスはアルコールありとなしでも同じものに揃えてくださるので、同行者を気にせずノンアルに切り替えも可能ですね。

赤ワインのグラス

醍醐寺 天下人が魅せる一世一代の饗宴の儀を表す天使の海老カダイフ巻

強肴は、ryu no hige の人気メニュー天使の海老カダイフ巻。カダイフとは『小麦』『とうもろこしの粉』『塩』でできた細い麺状のもの。揚げ物にサクサク食感を与えてくれます。

このお料理が表すのは醍醐寺で豊臣秀吉公が行った一世一代の饗宴の儀です。秀吉公は豪華な饗宴の儀を行うために700本の桜を醍醐寺に植えました。

令和の今では大型の桜たちが見事な景色を楽しむことができます。

醍醐寺での桜満開の様子の旅行記はこちら

お料理には、自家製ベーコンと春野菜が添えられ、桜を模したお皿の飾りと共に見た目にも豪華な一品となっています。

強肴 天使の海老カダイフ巻

蒸し物 平野神社の『桜苑』+赤ワイン

滋賀ヒトミワイナリー・マスカットベリーAの赤ワイン ノンアルはドイツメルロー

ドリンクのペアリング最後の赤ワインは滋賀県のマスカットベリーAの赤ワイン。『瑞々しい果実のアロマを引き立てる爽やかな酸と渋み』と解説されていたものそのままで、香りだけを味わうと甘い葡萄ジュースのよう。でも味はしっかりと渋みと重みがあります。

ノンアルはドイツメルローの『心地良い酸味とバランスの良い果皮由来のタンニン』が特徴のもの。こちらは飲みやすい一品です。

赤ワイン2種のグラス

平野神社の個性溢れる桜と春花の香を表す蒸し物

蒸し物はこちらも桜の名所、平野神社の桜苑です。平野神社の桜は菜の花の景色と合わせて楽しむことのできる場所。

お料理では桜餅・桜麩・桜鯛と溢れる桜に菜の花が添えられて、その平野神社の特徴を表しています。

平野神社の桜苑を表した蒸し物

デザート 正寿院『夜桜』+コーヒー

コーヒーは4種から カフェラテとカプチーノの違いを見る

食後のドリンクはコーヒー・紅茶・オレンジジュースから選択。コーヒーを選ぶと、更にコーヒー・カフェラテ・カプチーノ・エスプレッソから選択できるとのこと。

カフェラテとカプチーノはいずれもエスプレッソをベースとしていますが、温めたスチームミルクを注ぐとカフェラテ、泡立てたミルクを入れるとカプチーノとなります。カプチーノの方が泡が多いイメージですね。

今回のように同じお店で2種類をお願いすると違いが顕著に現れます。

カフェラテ

カプチーノ

正寿院 猪目窓煮映し出される桜色と幻想的な春夜桜と朧月の夜を表したデザート

正寿院は宇治田原町にある800年前に創建されたお寺です。令和の今も観光の名所となっている特徴の一つが『猪目窓』。現代風にいうとハート型の窓から見える自然の色合いの美しさです。

夜を模した黒いお皿に猪目窓に桜色が表されています。デザートはコーヒープリンに抹茶のシフォンと桜のアイスが合わさり、赤ワインのエスプーマの構成となっています。添えられたソースをかけるとシュワシュワと見た目が変わる様子も楽しめます。

正寿院の夜桜を表すデザート

最後は自家製 AMANAのチョコレートで

最後に出てくるのは、再び旅行かばん。今回は自家製のブランドAMANAのチョコレートが並べられています。

旅行かばんに並べられたチョコレート

ノンアルコールが1種とアルコール入りが3種で、アルコールがダメな人には持ち帰りもできるようになっているとのことです。

ノンアルコールはカシス(紫色のもの)アルコール入りは鮮やかなオレンジのテキーラサンライズ・淡いオレンジはマンゴーで、緑色の抹茶は日本酒で香り付がされています。

この美しい4種から好きな3種を選んでいただけます。どれも上品ですが甘味もと風味がしっかりとついています。このチョコレートは出口でお土産に購入することもできるようです。

テキーラサンライズとカシス・抹茶

マンゴーとカシス・抹茶

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