京都府立植物園は北山駅直結
京都府立植物園は、京都市営地下鉄北山駅には直結出口があります。北山駅は京都駅から地下鉄15分途中阪急電鉄と連絡する烏丸駅もある烏丸線で一本で行けます。
京都府立植物園は温室とセットで大人400円
入館料は温室とセットでも400円と格安。温室なしの場合は200円。
でも価格からは想像できないほど大規模な施設です。
シマモミの松ぼっくり
北山駅から入った北口でまず迎えてくれるのは松ぼっくりがなる様子。
ロシアでは若くて青い松ぼっくりは食用にも使われているようですね。
ここ府立植物園入り口のシマモミは別名油杉ともいわれているそうで、油分豊富なのかは定かではありませんが、ツヤツヤの松ぼっくりが大量に上を向いている姿は壮観です。
見頃はおそらく開花時期といわれる3月かと思います。

梅林(2月中旬の状況)
2月の3連休。梅林はまだ蕾が探せば見つかるレベル。全体的にはまだまだといったところでしょうか。
京都府立植物園では60品種、150本の梅が植えられています。ほんのわずか見つかった蕾の梅は早咲きの品種なのかもしれませんね。
長い冬ももうすぐ終わりなのかなと、嬉しくなる蕾です。
温室を見る前にタキイオリジナルガーデンを
大阪方面から京都に向かうと到着の直前タキイ種苗の看板を見ることも多いのではないでしょうか。
京都駅付近リーガロイヤルホテルの隣にあるタキイ種苗さんは有名な『種』を取り扱われる企業さんです。京都府立植物園のオフィシャルパートナーであるタキイ種苗さんのオリジナルガーデン。離れて見ると温室と同じ円形と四角に見えます。そして、季節のみごろを楽しむこのガーデン、冬の見頃は?
なんと花じゃない!一見満開の花々に見えるところが流石です。
広大な温室
府立植物園の温室は、花々が咲き乱れるということもなく、暖かいまたは熱い地域の植物を学ぶ場所のイメージ。
バオバブの木々のエリアや、サボテンの数々のエリアもあります。サボテンエリアはなぜかイラストで演出されています。
早春の草花展(2022年2月11日から3月13日)展示のお花を花の名前の語源とともに
早春の草花展は、冬ゆえに少し寂しい植物園の一角で、今まさに花盛りを愛でられる貴重な展示です。
ストック「キスミー」
入ってすぐに咲き誇るのはストック「キスミー」シリーズ。
『ストック』の語源は『茎』。花より目立つ茎という所からの名付けでしょうか。
この品種は耐寒性に優れていて、冬の花壇を彩ってくれるには最適なもののようです。まだまだ寒い2月に開催される早春の草花展にピッタリの品種でしょう。
チューリップ
チューリップの語源は『頭巾』を意味する『tulipan(ツーリッパ)』というトルコ語らしいですね。チューリップの大元の原産地中央アジアのトルコでは、『ラーレ』というのですが、イギリスの研究家がトルコを訪れて、花の名前を聞いた際、花の形を聞かれたのかと勘違いした現地の方が『頭巾(ツーリッパ)』と答えたことからチューリップという名前になって伝わったという説があるそうです。
プリムラ・マラコイデス
プリムラ・マラコイデスとは呪文のような名前ですが、『プリムラ』はラテン語で『プリムス(最初の)』。早春を意味しています。『マラコイデス』は柔らかいという意味のようですね。早春に柔らかい花々。心も和らぎます。
スイートアリッサム
『アリッサム』はギリシャ語の『狂気にならない』。狂犬病の治療に使われていた花だそうです。
ボタン
ボタンは感じで書くと『牡丹』。元々はボウタンと読んでいました。
牡はオス。おしべやめしべが花弁に変わる様子から来ているそうです。そして丹は赤。ボタンは写真のようなピンク色や白いものもありますが、基本の色は『赤』だったようですね。元々は中国の花、赤が最高の色とされていたため、種子からではなく、接木で色を保つ育て方もされていたとのことでした。
お庭の雰囲気の展示も
途中、なんともファンシーなお庭のような装飾や海岸風のお庭がテーマかなという装飾もありました。
春の訪れ、もう少しですね。
勤め人に春休みはないけれども、なぜか春は心が浮き立ちます。春になれば、この一角のみではなく京都府立植物園の屋外の木々たちも華やかに変わるはずですので、是非お出かけしてみてください。