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那覇空港 MRO機体整備工場見学ツアー参加記❶ 申し込み・参加方法は?写真撮影は?MROとはどんな会社?(2023年年末年始情報)

沖縄那覇への旅行日程が決まっていた秋のANAプレミアムクラスお試し松山旅行(個人的命名です)時、ラウンジで見つけたフライヤー。

整備工場見学のための那覇行きは、沖縄在住でない限り若干大変ですが、那覇に行くならば『5,000円』と3時間(移動時間を含む)の所要時間のみで行けるツアーの案内でした。

これに参加できるよう、往路の飛行機を早朝便に変更して午後参加しました。最終的な感想としては、飛行機変更してでも、どころかわざわざ那覇まで行っても参加したいぐらいの貴重な体験時間となりました。

整備工場見学 フライヤー

MROJapan機体整備工場見学ツアー申し込み方法は?

フライヤーについているQRコードからアクセスして個人申し込みはこちらリンクからツアー詳細紹介に進みます。その後、申し込み規約に同意すると各日の空き状況がわかります。

2022年12月現在では限定期間開催として2023年3月末日までの期間が案内されていました。

フライヤーの申込書リンク先はこちら

開催は1日2回。9時ごろ集合開始の午前の部と12時半ごろ集合の午後の部です。

ツアー集合は那覇空港内ですので、午前に到着の便で到着して午後参加、朝イチ参加して午後便で出発便に乗ることもできる日程がありがたいですね。

集合場所付近荷物預かり・コインロッカー

那覇空港出発時参加の場合、大きな荷物は飛行機にチェックインして預けてしまうという手がありますが、到着時参加の場合は1階到着ロビーのヤマト運輸さんカウンターで一時預かりもしていただけます。

大型コインロッカーは時間帯によっては埋まっている時もありますが、そんな時も預けられるため安心です。

コインロッカーはインフォメーションの裏ですので見落とさないように。500円のサイズでスーツケース+キャリーケースの2個がおさまりました。両替機もあります。

コインロッカー

集合場所 那覇バスカウンターで制限エリア入場パスを

集合場所は那覇バスカウンター。那覇空港到着ロビーのある1階インフォメーションの斜め前ぐらい。

那覇バスカウンター

そちらで『住所表記のある本人確認書類』(健康保険証可能)を提示後に、管理区域立入証を受け取ります。

管理区域立入証

その後バスに乗り込んで約20分。バスはまず空港制限エリアゲートの前へ。

移動バス

ゲートの前で係の方がバスに乗り込んで来られてパスを確認されます。パスを見せる参加者の皆さん、嬉しそうです。

制限エリアゲートへ

写真は撮影可能ポイントと公開可能ポイントが違う

写真撮影は、どこでも可能。ただ、公開して良いのは格納庫内以外で撮影した写真のみです。(セミナールームの写真は公開も可能)。そのため格納庫内の写真、テンションが上がって山ほど撮影しましたが、個人の楽しみに留めることとなります。ただし、1枚のみ記念撮影ポイントでの写真は格納庫内写真ですが、公開も可能です。

この後の記事に関係しますのであらかじめご承知おきを。

見学内容❶ セミナールームレクチャー

説明をして下さるのはCAさん、出向で来られています。

MROはなんの略?

さて、そもそも本日見学させていただく会社MROとはどういう意味なのでしょう。

  • M→メンテンス
  • R→リペア
  • O→オーバーホール

この略語の通り航空機の整備専門会社です。

MRO JAPAN入口シーサー
エントランス

航空機整備の分野

航空機はいつも整備しているイメージがありますが(素人見解)、整備と一言で言っても、機体整備・部品整備が分かれていて、さらに機体整備はドック整備とライン整備分かれています。

航空機整備の分野

MRO Japan さんが得意とされているのは、ドック!ドックとは車でいうところの車検。毎日のメンテナンスではなくて20日間ぐらいかけて本格的に整備する分野です。

また整備専門会社の扱われている分野は幅広く、後で格納庫で教えていただきましたが、たとえば自衛隊機などはメンテナンスは請け負っていなくて『洗浄のみ』を請け負われたりもされているようです。

実績は小型機が圧倒的に多い

MROは2015年に伊丹空港で発足した新しい会社ですが、元は1970年からのANAの整備の流れをくんでいるプロフェッショナルな会社。

発足後は600機以上の整備をされていますが、主流は小型機。というのも世界的に航空機は小型のものが主流となってきているからという事情があるようです。

5種のプロ分野とレベルの見分け方

メンテナンスのプロは6種類に別れているそうです。

❶GEM

オールマイティな何でも屋さん。コックピットの整備や部品交換を得意とされています。

❷EEM

電気・電子の専門家。

❸MAM

飛行機の外科。外回りを得意とされています。

❹INTER

客室整備を得意とされています。

❺塗装

航空機の塗装の専門家です。

塗装の厚さは人間の髪の毛より薄いものが理想という世界だそうです。

レベル見分け方

なお、レベルの見分け方は、腕章をつけている方は責任者。

逆にヘルメットが白ではなく黄色の方は、整備1から2年目の新人さんだとか。

そのため、黄色のヘルメットはひよこちゃんヘルメットと呼ばれているそうです。なお、この黄色にはキチンと目立つようにという意味合いがあります。

見学内容❷ 工具自由見学

セミナールームには数々の工具が置かれていて自由にみることができました。

工具類

朝ドラ『舞いあがれ』の訓練時代を若干思い出すイメージ?な紙のコックピットも。

紙のコックピット

インスタ用パネルは裏がポイント

なお、インスタアップ用のパネルが置かれているのですが、このパネルの特徴は裏。

インスタ用パネル

裏は飛行機のボディに使われているアルミむき出しです。この裏こそ、安心安全を支える裏側のMROJapanさんが凄い!というところを表していると思います。

インスタ用パネル裏
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