- 1 大阪中之島美術館の構想は約40年前から
- 2 大阪中之島美術館のある中之島エリアって大阪駅からどう行くの?
- 3 真っ黒な建物!それがNew Openの大阪中之島美術館
- 4 オープン記念展以降の展示訪問記(2022年9月改稿)
- 5 【本コレクション企画展は終了しています】大阪中之島美術館オープン記念展示は『OPENING EXHIBITION 超コレクション展99のものがたり』所要時間は1時間では全く足りない作品数
- 6 大阪中之島美術館を訪れて初めてみる視点 コロモン・モーザーさん作 アームチェア
- 7 大阪中之島美術館ミュージアムショップと巨大ロボオブジェ
- 8 2022年8月10日ミュジアムカフェ『ミュゼカラト』オープン(アフタヌーンティのみ予約可能)
- 9 時間に余裕があれば、お隣 大阪市立科学館も
大阪中之島美術館の構想は約40年前から
2022年2月2日に大阪中之島に新たにオープンした大阪中之島美術館。この美術館建設構想のスタート地点はなんと1983年。大阪の実業家山本發次郎さんのご遺族の方が洋画家佐伯祐三さんの作品をはじめとした美術品を大阪市に寄贈され、100周年記念事業の一つとことからはじまります。もう2022年約40年も前のことなのですね。
その後バブル期がきて、はじけという美術界にとって激しい波があった中、構想が実ってのオープンと聞くと重みがありますね。
大阪中之島美術館のある中之島エリアって大阪駅からどう行くの?
中之島は大阪駅から行くとするとタクシーがぴったり。乗り場にもよりますがほぼワンメーターで迎える場所、(私はヒルトンウェスト付近から乗って820円でした。)市バスは混み合う地点を通るため場合によると30分程度の時間ロスの可能性も。
電車で行くには地下鉄谷町線で天満橋からかJR環状線で京橋駅で乗り換えて、京阪中之島線渡辺橋駅下車5分です。
徒歩で大阪駅から向かうと約25分。大阪駅からだと2本乗り換えが必要な京阪中之島線では遠回りかなと思います。
25分歩くのはちょっと、でも電車でという場合は、地下鉄四ツ橋線肥後橋駅または阪神。JR福島駅からだと徒歩10分程度です。
リーガロイヤルホテルでお土産ショッピングやお食事も
リーガロイヤルホテル(大阪)を宿泊はもちろん、お食事やショッピングで利用してホテルバスを利用させていただくのもありかと思います。リーガロイヤルホテルバスは日常大阪駅付近を歩く方は見たことがない人はいないのではないかというほど、よく見かけるバス。10時から21時の時間帯は6分に1本も出ています。大阪国際会議場利用者とリーガロイヤルホテル利用者専用ですので、ご注意を。
リーガロイヤルホテル(大阪)には、メリッサというデリもあって、夕食を買うなんていう利用もありかもしれません。私もチョコレートを購入して帰りはバスを利用させていただきました。一人かつ仕事がお休みでの平日閑散時間帯だったので、チョコレート(1080円)だけのバス利用、許していただきたいところですが。大阪科学館も一緒に行く方だと、宇宙を思わせるチョコレートもあるようです。お土産に良さそうです。

真っ黒な建物!それがNew Openの大阪中之島美術館
大阪中之島美術館の外観
中之島近辺に他に高いビルがあっても間違い用のない真っ黒な建物。それが2022年2月2日にオープンした大阪中之島美術館です。
正面側は混み合っていますが、大阪科学館のある裏側にまわるとすいているかもしれませんので、人のいない建物を撮りたい場合は裏側に廻っても良いかもしれません。
大阪中之島美術館正面に見えるオレンジ色の猫は何の猫?
往路タクシーの運転手さんが「正面に猫いるみたいですね。」とお話されていたので気になっていたはいましたが、まねき猫的なものかなと思っていましたが、正面にいたのは巨大な宇宙服のようなものをきた猫。
解説文を読むとシップスキャットという大航海時代、船や貨物守り船員を癒す象徴としていたミューズの役割を持つ猫の様。
ヘルメットや鎧(宇宙服と思っていましたが、鎧でした)は困難に立ち向かう勇気の象徴だそうです。
2月22日猫の日にはテレビ中継されており、このシップスキャット高さは3.5mだとの情報を得ました。
オープン記念展以降の展示訪問記(2022年9月改稿)
オープン企画展以外の記事については以下のページをご参照願います。
【本コレクション企画展は終了しています】大阪中之島美術館オープン記念展示は『OPENING EXHIBITION 超コレクション展99のものがたり』所要時間は1時間では全く足りない作品数
オープニング企画展後 みんなのまち大阪の肖像企画展情報はこちら(2022年6月記事)
展示作品数は400点
40年の構想を経てオープンした記念展だけあって、広い会場に400点もの展示があります。観覧料大人1,500円の元は十分取れます。
1時間で見回る場合は、作品についての予習必須
チケットは時間指定入場券を大阪中之島美術館公式HP かファミリーマートで買うか、当日空いていれば自動券売機でも買えますが、その入館時間が1時間単位でしたので、1時間ぐらいの所要時間かなと想定して入りましたが、会場は広すぎて1時間では全く足りない感じです。1時間で見回ろうと思うと予習して作品の解説をある程度頭の中に入れていかないと無理かもと思いました。2時間はみておくと良いと思います。
館内は基本写真撮影は不可。撮影可能な作品にのみカメラマークがついています。
佐伯祐三さん作 郵便配達夫
入館してまず、目に入るのが、大阪中之島美術館OPENの広告で最も目にした佐伯祐三さんの『郵便配達夫』。この有名作品ですが、30歳という若さで亡くなった佐伯祐三さんが亡くなる4ヶ月前に描かれた作品ですが、亡くなる前の最後の生命力という解説を理解してから見にいくべき作品だと思います。
私自身に美術の素養がないため、語る視点は持ち合わせていませんが、写真撮影可能な作品の中で目を留めたものをいくつかご紹介。
今井俊満さん作 NewYork(C)
多分文字を見なければ、私には全く理解できませんでしたが、NewYorkと言われて見れば、NewYorkの雰囲気が頭には思い浮かぶような。この作品高さが人の背丈ほどあります。その迫力で見ると何かを伝えたいのだろうと思わせます。
これが、全くの個人的主観ですが、大阪市北区の広報誌で館長さんがこのようにおっしゃっていましたので、子どもではありませんが、美術品素人としては、未知の世界に触れたと感じた作品です。
「この作家は一体、どんなメッセージを込めたんだろう?と想像すると、違った面白さが見えてきます。子どもたちには未知の世界に触れ、新たな気づきや発見をして欲しい』中略
訪れる度にあらたな発見ができる、「心動く美術館」を目指します。
大阪市北区広報誌 わがまち北区 No.309/2022
大阪中之島美術館を訪れて初めてみる視点 コロモン・モーザーさん作 アームチェア
カクカクしたアームチェアも、この大阪中之島美術館の宣伝ではよく見る作品。でも、実物を見るとカクカクの中に丸い部分が取り入れられているのがわかります。
私が大阪中之島美術館を訪れた理由。この椅子を見てみたかった!倉俣 史朗さん作 ミス・ブランチ
芸術を解さない私ですが、色々な情報を見て最も心惹かれたのがこの椅子。倉俣 史朗さんの『ミス・ブランチ』です。デザイン史に残る傑作といわれていて、透明なアクリルに浮かぶ赤い薔薇。本当に素敵ですね。
アクリルの中を覗き込む視点でみても、改めて心惹かれます。
大阪中之島美術館ミュージアムショップと巨大ロボオブジェ
OPENING EXHIBITION内のショップ
ミュージアムショップは図録を初め、絵葉書・グッズなど充実ですが、オープン記念に買い求めたのは、佐伯祐三さんの郵便配達夫の作品とそれをモチーフにしたオープン記念グッズとしてのマグネット。セットで見てみたいと思って揃えてみました。税別各600円です。
そして、なんだろう?巨大オブジェ
展示会内のミュージアムショップを見て中之島ビューに将来はなると思われる現在工事現場ビューの階段を降りると。
不明な巨大ロボがいました。これが何かはまだわかっておりません(私には)。
★2022年2月7日追記
この作品は『ジャイアント・トらやん』という、正面玄関前にあるシップス・キャットと同じヤノベ ケンジさんの作品であることが判明いたしました。「ト」がカタカナで、「らやん」がひらがななのは誤字ではありません。
大阪中之島美術館の建物1Fのショップ OPEN記念カヌレ(OPEN記念カヌレは終了しています)
展示会場に入場せず、『大阪中之島美術館』の建造物を見学に来られた方向けという視点もあるかもしれませんが、1Fにもショップがありました。
私が買い求めたのは、大阪中之島美術館OPEN記念のカヌレです。外箱の飾りが大阪中之島美術館を思わせますよね。このカヌレはカヌレ堂『カヌレ ドゥ ジャポン』というお店のもので、お店は難波区桜川と中央区南船場、いずれも大阪市内にあるお店のようです。
8個入りのカヌレのうち限定品は2つ。上段左から2番目のショコラベリーと上段左から3つ目のホワイトナッツショコラは大阪中之島美術館オープン記念限定品です。限定品以外も美味しそう。食べてみるとナッツなどはたっぷり入っていて、外側はカリ、中はしっとり、味も食感も変化して大変おいしかったです。賞味期限は購入日翌日でしたので、そこは要注意です。
OPEN記念カヌレは2022年9月の訪問時販売は終了していましたが、ミュージアムオリジナルのバッグは継続して販売していました。税込7000円ちょっととお土産で買うには少し高額に感じますが、A4サイズも余裕で入るたっぷサイズ。日常利用用で他のご来訪者の方も真剣に鏡の前でお試しされていました。
2022年8月10日ミュジアムカフェ『ミュゼカラト』オープン(アフタヌーンティのみ予約可能)
美術館オープンから半年間の期間を経た2022年8月 カフェ『ミュゼカラトがオープンしました。
2022年9月訪問記をあげておりますので、カフェ情報はそちらをご参照ください。
2022年9月:ミュージアムカフェ『ミュゼカラト訪問記』はこちら
カフェは2022年9月訪問時点、アフタヌーンティーのみ予約可能でした。
時間に余裕があれば、お隣 大阪市立科学館も
大阪中之島エリアについては、美術館・博物館が集まるエリアとなっています。大阪市立科学館のプラネタリウム も大阪中之島美術館のオープンと同日にリニューアルオープンとなっています。プラネタリウム以外にも4フロアにまたがる科学系展示もありますので、お時間に余裕があれば立ち寄ってみても面白いと思います。