日本食レストラン(会席)ランチ『日光御膳』
リッツカールトン日光の日本食レストランは、ピーク時インターネット等の予約サイトでは空きなしとなっている場合もありますが、メール問い合わせでは取れることがありますので是非。
私がお盆真っ只中に訪問した時も、ネット予約は取れず、個別問い合わせをして予約いただきましたが、レストラン自体にも空き席は少しありました。
満席にはせず、間隔に余裕を持たせているのかなと思います。
高級ホテルの日本食レストランを予約してまず気分が上がるのはアプローチですね。お庭風のアプローチなどもありますが、リッツカールトン日光では、アートツアーの担当の方が最も好きだとおっしゃったこのアプローチ。
日光らしい鹿沼組子の紋様は、木製ではなく、リッツカールトンをイメージした金属製。確かにリッツカールトン日光は完全和空間ではなく、インターナショナル要素の組み込まれた和風なので、金属イメージはピッタリだと思います。
日本食レストラン(会席)のうち、もっともお手軽なのはランチの『日光御膳』(5800円)です。
そして往路にみる受付の絵画はウェルカムの意味を持つ華々しい部分。
お食事への気持ちを高めます。
片面は全面ガラスばりで庭園の緑と中禅寺湖の青を堪能しながらのお食事です。
窓際以外の座席は1段上がったところにあって、どの座席からも景色を楽しめるのが良いですね。
お昼からサイクリングのため、残念ながらドリンクはノンアルとなります。
※海外の方向けの補足追記
日本の道路交通法ではアルコールを取って車両を運転してはならないとありますが、自転車も軽車両として車両に含まれますので、サイクリング前の飲酒は法律違反となります。ご注意ください。
日光御膳はいわゆるワンプレート形式なのですが、一品目先付は個別に出てきます。日光滋養卵を使った茶碗蒸し、片手を広げてのるぐらいの結構大きなサイズです。日本食レストランで玉蜀黍(とうもろこし)を見ると、夏だなあと感じます。
蓋を開けたときふんわりと感じる出汁の香り、日本料理の醍醐味もしっかり味わえます。
そして、メインの御膳。事前に1名『生のトマト』が苦手と伝えていたところ、タコの上にかかっているソースが生トマトからバジルに代わっています。このような小さなお心遣いもありますので、アレルギーでなくても、お伝えしておくと些細なストレスからも解放されます。
私も大人なので、我慢すればトマト食べられますが、せっかくの高級レストラン我慢するのも勿体無いと思ってしまいます。
あと、写真にすると絵になるリッツカールトンマークの部分は飾り蓋です。中を開けるとお漬物。
あとはご飯とお味噌汁が別立てでついてきます。
帰りは受付の絵画余白の部分を見て、お食事の余韻を感じることを楽しみます。
洋食ディナー:レイクハウス
洋食ディナーは『レイクハウス』というその名前の通り、湖畔のボートハウスをイメージしたレストランでいただきます。
まずは浮きでできた中禅寺湖の絵(と言って良いのか)を眺めて店内に入ります。
こちらのお店は完全に日がくれる前の時間の方が景色は良いと思いますが、私の予約時間は夜遅かったため日中参加したアートツアーの時に撮影した窓から見える景色を掲載します。夏季だと18時ごろからの予約で晴れると綺麗な夕景が見えそうです。
ディナーコースは1メニュー 13,000円で、メインは鴨か追加料金で牛サーロインへの変更も可能です。(コース以外ではアラカルトでのオーダーも可能です。)
以下が店舗前に掲示されているメニューとなります。
葡萄ジュース鳳凰美田は2,000円。日光ベルジャンストロベリーエール(ストロベリー味のビール)は2,200円です。
鳳凰美田というのは日光山系の恩恵を受けた日本酒のブランド名ですが、葡萄ジュースも美味しいですね。同じものは別途記事にする予定の中禅寺湖金谷ホテルのランチでもいただきましたが、甘味が上品で、『良いレストランでいただく』葡萄ジュースの味そのものでした。
日光のクラフトビールである日光ベルジャンのストロベリーエールは、ビール好きにはビールに感じられないけれども、ビール嫌いの甘いもの好きには『飲めるビールカクテル』のように感じられる味。ビールといちごジュースを足して2で割ったぐらいいちごの風味が強めです。
ドリンクのあと、まず出てくるのはパン。こんな袋に入っています。保温の意味もあると思いますが、おそらくこのレストランのイメージ『ボートハウス』に置かれた袋を表していると思います。
とうもろこしの冷製スープは、雲丹などの入ったジュレの部分がお皿に入って出てきて、目の前で冷製スープが注がれます。ジュレに若干塩味が含まれているのか、とうもろこしの甘味が際立って美味しい。リッツカールトンのお食事は大阪のリッツカールトンもそうですが、ハズレがなくどこで何をいただいても美味しいので安心です。
二品目は、穴子のパン粉焼。(なぜかここにきて京都北部舞鶴産ですが美味しければそれで良い)。
ふわかり食感の穴子をバルサミコソースでいただきます。
そしてメインの鴨。説明がなかったため不明ですが、メニューに西崎ファームとあったため茨城県産の完全放し飼いのミネラル豊富な鴨なのだと思います。
この一皿、鴨ももちろん美味しいのですが、隣にあるモッチェレラとプルーンのクレープ包みがとても良い仕事をしている感じ。甘味と塩味のまったりとした味わい、たまりません。
デザートはパッションフルーツの酸味の効いたソース添えのフロマージュブラン。ヨーグルトに近いフレッシュチーズです。
上に乗っているのはメレンゲ菓子?サクサク食感のアクセントがチーズに絡む様子が楽しめます。
ルームダイニング
せっかくのリッツカールトン日光、お部屋でダイニングも楽しみたいという方にはルームダイニングも。
写真は黒毛和牛バーガーと黒毛和牛カレー(いずれも4,400円)
軽食でなく本格派のものが運ばれてきました。特におすすめはこの黒毛和牛バーガー、甘めのパンとレストランハンバーグの厚みのある具材。
海外で食べるハンバーガーよりもパンが特に繊細な味わいだと思います。ポテトの量は半分ぐらいでも様子のですが……、てんこ盛りでした。ちゃんとナイフ・フォークも添えられていますので厚さはご心配なく。