福島・日光旅行の最終泊は空港に戻って、エクシブ那須白河ロッジです。会社が会員になっていて保養書扱いで泊まれたりはしますが、基本は会員制リゾート。ただ、那須と徳島にあるロッジは一般のOTA(一休・楽天等)でも予約が可能です。
今回、数週間前に宿泊地を宇都宮から福島に変更しようとしましたが、かなりの満室状況。やっとキャンセルが出て予約できた希少なお部屋です。
エクシブ那須白河ロッジの場所は?
福島空港から車で40分程度、かなり栃木寄りの福島県白河市となります。
ゴルフ場の中のホテルで、エクシブ棟、ロッジ棟、ゴルフレセプションが全て大きな一つの建物の中にあるため、カーナビの目的地は、エクシブ那須白河としていても問題ありません。
一休ダイヤモンド特典
予約したのは『一休』。
一休では半年間で、レストラン予約とホテル予約を合わせて30万円以上使うと会員ランクが『ダイヤモンド』となり、ホテルによってはダイヤモンド特典があるところがあります。
ダイヤモンド会員特典は、ダイヤモンド会員でログインしないと見ることができないのですが、エクシブ那須白河ロッジでは以下の3つの特典が提供されています。特典は1泊あたりではなく1滞在あたりとなります。
①アーリーチェックイン(通常15時が14時に)
②地元で採れたオリジナルフルーツジュース
③ホテルオリジナル菓子
こう書くと、お部屋にジュースの紙パックとお茶菓子が置いているようにも見えてしまいますので、その本格具合をご紹介すると。
どなたかにプレゼントしても差し支えない(売店で1300円程度で販売していた)オリジナルのチョコレート菓子18個入りと、100%桃を食べている気分でいただける贈答用の瓶の桃ジュース、こちらが部屋に置いていました。
ロビースペース
車寄せで荷物を預けてチェックイン。
ロビーとレセプションは花盛りでした。
お部屋紹介
今回のお部屋は、ロッジダブルルーム。キャンセルが出てやっと予約できたため他の選択肢はなかったのですが、25㎡。
2人で泊まると、郊外のリゾートホテルにしてはかなり狭く感じるお部屋。ですが、都会のビジネスホテルだと思えばものすごく広く感じるお部屋というところでしょうか。ただ、お風呂は大浴場・お食事はレストランですので、広くなくても特に不自由はありません。
テレビはベッドとのかなり近い距離に配慮されたのか、かなり小さめですので眩しくはありません。
レセプションでお部屋案内図を広げて部屋を示されたときに、小さく見えたので、ツインのお部屋等はもっとかなり広そうです。(ツインの一番小さいお部屋は35㎡)。
パジャマはワンピースタイプ。大浴場などお部屋外には着ていけません(スリッパは大浴場・SPAのみ可)。
クローゼットはなく、オープンなハンガー掛けの下にセキュリティボックスもあります。
お茶菓子と無料のお茶ティーパックはありますが、コーヒーは有料、そしてお茶を入れるのにミネラルウォーターを使っても有料です。
お風呂は使いませんでしたが、ユニットバス カーテンタイプです。備え付けのボトルタイプのシャンプー・トリートメント・ボディーソープがあります。
アメニティはエクシブオリジナル。歯ブラシ・シェーバー・コットン・シャワーキャップ等基本のものとなります。
共用部分:自動販売機とランドリー
なお、お部屋のドリンクは、お水までミニバー扱いですので、館内にある自動販売機の利用がお得です。(自動販売機は一般市場価格)
共用スペースにはランドリーもありました。洗濯は1回5Kgタイプで300円。乾燥は30分100円でした。
スパ『ロサージュ』利用がお勧め
エクシブ那須白河のプランチェック時に見ておきたいのが、スパ ロサージュの利用権がついているかどうか。ついていないと有料でつけるか大浴場の利用となります。
スパ ロサージュ以外にある大浴場は、ゴルフ場の大浴場のため女性用は小さく貴重品入れは外にあるのみ、脱衣場にはかごのみとハード面は若干テンションが上がりにくい。
ソフト面は、お掃除スタッフの方は非常に親切。丁寧に貴重品ボックスの利用方法をレクチャー下さってとてもありがたかったのです。
対して、SPAロサージュはライトアップされる円型の温泉シルキーバスや、ミストサウナ・屋外ジェットバスなど充実しているため、くつろぎ具合は全く違いました。そのため、プランにロサージュ利用がついているものを予約するか有料(大人1,100円)で現地で利用をつけるのをお勧めします。
プランについていると夜と朝など複数回利用も可能でした。
【最高‼︎ 】和食9000円ディナーコース
エクシブ系リゾートの特徴として、ディナーが価格別いくつものコースから選択できるところだと思います。
今回は下から2番目(3000円刻みでおそらく上からは3番目?)の9000円のディナーコースで、『和食』を選択しました。どのコースを選択するか迷う方も多いと思いますので、下から2番目でも見出しに最高!!とつけたくなるほど充実して美味しいコースでしたということをお伝えいたします。
夕食は17時30分からか19時45分からの2部制のため、ダメ元で空いていそうな後半19時45分からの時間指定で2名利用ですが、個室リクエストをしてみました。
結果、案内されたのは個室。ゆったりとお食事を楽しめます。
座席に置かれていたメニューがこちら。このメニューのすごいところは、このイメージ図!!後ほど紹介していく写真と見比べていくと、とても正確なイメージイラストであることに驚かされます。(あ、このお皿そっくり!!などイラストを楽しみながらのお食事となりました)。
ドリンクはエビスビールが990円、さるなしジュースというもの(770円)が気になってオーダーしてみました。さるなしというのは福島県産のベビーキウイのことで、スタッフさん曰く猿が気に入って沢山食べてなくなってしまうから『さるなし』と呼ぶのだそうです。
盛夏旅行も5泊目で夫もバテ気味、ビール以外飲めなかったのですが、ゴルフリゾートだけあってお酒は非常に充実していました。
一品目は目にも楽しい前菜。この目の楽しさ、本当にイラストとそっくりなのです。違うのは青紅葉の置き場ぐらいでしょうか。
2品目は鱸のあっさり煮と玉蜀黍(とうもろこし)豆腐。
いつも忘れてしまって再検索する鱸という文字は『スズキ』です。スズキに盧というイメージがないから忘れるのだと思いますが、盧には『黒い』や『並び』という意味があるなどのネット情報がありました。諸説あると思いますが、鱗の色やエラの並びという意味で盧という文字が使われているといいます。…..、と言いつつ次に出てきた時にはまた検索してしまう気がします。
3品目、お造りは縞鯵、真鯛とマグロで山葵塩(わさびじお)でいただきます。このマグロ、まろやかに脂がのっていて『トロ』とよびたくなります。
そしてイラストにもこの竹の器もしっかり描かれているところに、また感心です。
4品目は国産鰻の有馬煮。有馬煮とは兵庫県有馬の特産の山椒をたっぷりかけた濃い味付けの煮物です。有馬というのは日本三大名東の有馬温泉のあるところで、市町村でいうと神戸市にあたります。
以前に有馬のカフェで食べた有馬煮にはこれでもか!というぐらい山椒が強めにかかっていたこともありましたが、この有馬煮は上品な辛味。とても美味しくいただけました。
5品目は太刀魚の若狭焼き。
若狭焼きとは鱗をつけたまま魚を焼く手法のことです。
さて、この魚の上にのっている紅色の棒状の『はじかみ』。これはいただくタイミングがマナーとなっているのはご存知でしょうか。
はじかみは、西洋料理コースでいうと魚料理と肉料理の間にお口直しに出てくるシャーベットの役割を持っています。そのため、魚料理を全て食べ終わった後、お口の中の魚の香りを消してリセットするためにいただきます。
柔らかい部分半分ぐらいをいただくものとなっています。
しつこいようですが、イラストでもこのお皿の雰囲気出ている!やっぱりお料理と器は完全にセットで楽しむものですね。
6品目メインは黒毛和牛か褐毛(あかげ)和牛のいずれかから選択可能なロースの石焼き。黒毛和牛の方が脂ののった柔らかい感じ、褐毛和牛の方は赤みの強いさっぱりとした感じだとのことです。
せっかくなので、夫とそれぞれオーダーして食べ比べ。確かに黒毛和牛の方が、旅館などでよく出される『良いお肉!』のふんわり溶ける感じ。褐毛和牛は少しさっぱりというかパサリというかという食感でした。
好みよると思いますが、黒毛和牛の方がかなり高級感を感じます。
一口サイズなので、胃にもたれそうな感じもなく、そして下の石との大きさ比較をしてみると黒毛和牛の方が大きい!ということでここは黒毛和牛に軍杯が上がりそう。
そして、いただく3種のタレは、トマトだれ・香味だれ・トリュフ塩ですが、個人的なベストマッチは黒毛和牛+トリュフ塩です。お口の中にトリュフの香りがめいいっぱい広がる感じがしました。
イラストも黒毛和牛の方の器推しでした(赤矢印の模様を見ての推測ですが)。
7品目ご飯はホタテと新生姜の土鍋ごはん。スープには貝柱が使われているときくだけで美味しさが伝わってきます。
事前に土鍋の状態で見せてくださり、よそって再度運んできていただけます。余ったらおにぎりにして部屋にも持ち帰りできますので、早い時間帯の夕食の方には良いのでは?
流石にしつこいのでイラストアップは載せませんが、イラストに書いてある3種の漬物を乗せるお皿までしっかり描かれているところ、またまた注目してしまいました。
そして、最後がデザート。夕食選択の際、デザートだけは洋食を選べばよかったかなと思う寂しい水菓子の場合もありますが、ここでは三品盛。
最後まで『最高!』が続く夕食です。
桃のコンポートとマンゴームース、そしてアイスクリームのフレーバーは『山葵』。甘味のなかに時折強く香る山葵の風味が絶品でした。
朝食ブッフェ
朝食はブッフェか和食かの選択式で、夕食が和食のため洋食のブッフェを。
(チェックインの際にブッフェで良いですよね??と誘導されたのもあってですが…。)
夕食は7時からで早めに行けば空いているかと思いましたが、残念ながらここはゴルフリゾート。早朝ごはんを食べてゴルフに繰り出す方で早くてもほぼ満席でした。(自由席で案内はありません。角端っこの席が取れてよかった……)。
朝イチにボトルを飲んでいるおそらくエクシブ会員さんなどもいてびっくり。ブッフェといえば子ども天国のイメージですが、こちらはゴルファー天国??なのかもしれませんね(すみません、完全に私見です)。
ブッフェでは普通の洋食・和食のコーナー以外に東北の名産品コーナーがありました。マイベストは秋田のいぶりがっこ。いぶりがっこというのは野菜を囲炉裏の上に吊るして、サクラなどをたいて燻製乾燥させたお漬物です。
チーズとの相性が良く、まったりカリコリの食感でいくつでも食べられそうです、
パンのコーナー以外の場所にフレンチトーストも置かれていますので、見落とさないようにご注意を。
みたところ、新様式対応(あらかじめ個別器に入ったおかずが用意されているブッフェ)はなされていないものも多々ありますが、新様式対応のおかずを並べて楽々盛り付けでいただく安全方式もありではないかと思います。
新様式のおかずを中心とした盛り付け例(単にいつもブッフェでは手抜きで盛り付け済みのものを中心に取ってしまう私の盛り付けですが…..)。