『お一人様OK』のアフターヌーンティー
アフターヌーンティーは2名以上でないと予約ができないお店も多いのですが、1名で予約できると時間調整がしやすい!
ということで、1名予約OKのアフターヌーンティを探したところ、ホテルオークラで見つけました。
ホテルオークラについては、以前に宿泊した際の宿泊記もありますので、よろしければそちらもご参照下さい。
ホテルオークラ神戸は三宮駅からシャトルバス有り
ホテルオークラ神戸はメリケンパーク方面にあり、神戸の中心駅である三ノ宮駅からは徒歩でいくと距離があるため、シャトルバスが便利です。
シャトルバスは三ノ宮駅で外に出ると色でわかるミント神戸(色はミントカラー)の1階から20分に1本出ています。ホテルバスは8番乗り場。同じバス乗り場に、❶ホテルオークラ、神戸メリケンパークオリエンタルホテル行き❷神戸みなと温泉 蓮行き❸神戸ポートピアホテル行きの3つのバスが停車するため乗り間違いに注意です。

ホテルオークラ神戸 伝統のフレンチトーストも味わうアフターヌーンティ
ホテルオークラに入って、まず楽しむべきは日比谷花壇さんのロビー花。
広いロビーの中でも存在感のある花は、お花の種類まで説明されていて鑑賞を楽しめます。
ロビー花を鑑賞した後はロビーフロア、フロント向かいにあるカフェレストランカメリアに。
ノンアルコールシードル『ペピネル』とセイボリー
ホテルオークラのアフターヌーンティは3段トレイではなくコース仕立て。
一休限定アフターヌーンティまたは公式Web予約の方は食前にノンアルコールのシードルがついています。一休レストランによると『ペピネル』というフラワーシードルだとか。
シードルというのは、リンゴの醸造酒のことです。ペピネルを調べると、リンゴの味わいにハイビスカスやエルダーフラワー(コーディアルやシロップの原料にもなるセイヨウニワトコ)を加えたものでした。
そして、一皿目はセイボリー(甘くないもの)。
初夏らしく、夏野菜を活かしたセイボリーが涼しげなお皿に盛り付けられています。
メニューに星マークのついたおすすめ品は写真中央下部、透明なゼリーの中に赤色と黄色の入ったもの、トマトのゼリーです。トマトはもう一つ活かされていて左上方の長い串の刺さったものはトマトのピクルスです。
私はトマトの青い部分は苦手で、どちらかと言うと栄養のために頑張って食べる!という食材なのですが。ここでいただいたトマトのお料理はいずれも甘さが絶妙に活かされていて、青臭さとはもちろん無縁、ゼリーもほのかにトマトの雰囲気はあるもののさわやかなデザート風味。
フルーツティーと伝統のフレンチトースト
セイボリーが終わる頃に、ホットのフルーツティー。渋めの紅茶にしっかりめのフルーツの香りです。
ホテルオークラの名品といえばフレンチトースト。片面12時間づつ卵液に浸して作られたと聞くだけで、美味しくないわけがないと思わせます。
フレンチトーストは、フランスのトーストという意味ではなく、アメリカの酒屋のフレンチさんが命名の起源となったものという説があります。フランスでは、失われたパンの意味合いのあるパンベルデュと言われていて、固くなったパンを卵の力で再生させるようなもの。
だからパンも、クロワッサンだったりフランスパンだったりこだわりがなかったりします。
でも、ここはホテルオークラ。きちんと計算された絶妙の味加減と焼き加減を、アフターヌーンティらしい一口サイズ×3個という素敵具合でいただけます。
左奥に添えられているのはオークラ特製のプルーンのワイン煮。フレンチトーストの合間にちょっと奥深い味加わいがアクセントとなりました。
カフェラテとスイーツプレート(で感じるオークラのSDGs)
さて、最後のお皿は豪華スイーツ。チョコレートに合わせるなら、ドリンクはカフェラテがベストマッチかとアイスカフェラテをいただきます。
出てきたアイスカフェラテとストロー。何気なくストローのパッケージを見てみると。このストローはトウモロコシを主原料としていると書かれていました。
長い時間、ドリンクに浸っていても紙ストローと比べて全くへたらず、しかもストローが与える味への影響もない!とても良いストロー。さすが、オークラ!ラグジュアリー感を損ねず、環境への意識の高い層も満足させてくれる配慮。
そして、もう一点。メニューに掲載されている情報では、この最後のお皿で使われているチョコレートは『フェアトレード』(適切な対価をお支払いして原料を仕入れる取引)された原料で作られていると書かれています。ベルギーさんの濃厚かつ上品な味わいと、フェアトレードによるカカオ農家さんへの優しさの両方を感じられる解説。この点もラグジュアリー感とSDGsの両方を感じることができます。
チョコレートのプレートのメイン星マークは左上の丸いチョコレート今大人気のピスタチオチョコレートです。
一見、ピスタチオカラーは皆無なのですが、真ん中に濃厚なピスタチオクリーム、その周りにガナッシュ(多分)、そして外側をしっかりとしたチョコレートが包み込んでいる逸品。コンパクトサイズながらこれ一つ出てきても充分贅沢デザートとしていただけそうな存在感のあるものでした。