ポルトムインターナショナル北海道宿泊記2話目です。有料のお茶席体験(2500円/人)で見た密やかに空港イメージを取り入れたお茶室の様子や、北海道らしい珍味に夏カクテルを合わせてみたバーの時間。そして、『タテルヨシノ』の朝食でエッグベネディクトを選んだらどんな感じかなどの情報をご紹介します。
この宿泊記は以下の2部構成とさせていただいております。
- ❶お部屋・アート編 温泉などの設備情報もこちらで
- ❷お茶体験・バー・朝食編 茶室・バー・タテルヨシノの朝食(本記事)
空港ホテルにある茶室でのお茶席体験
お茶室のイメージはお庭の中にひっそりと佇むものですが、ここは空港。こちらのお茶室はホテルの建物の中ガラス扉の中に存在します。
そして、このお茶室では、あらかじめホテルにメールで予約しておくと、お茶席(2500円/人)を体験することができます。
正座が辛い方にも安心。椅子席で体験できる立礼式も。あらかじめ予約段階で畳か椅子かを決めておく必要があります。
予約時間にロビー階にあるお茶室を訪問。まずはぐるっとお茶室の中を案内してくれます。
お茶室エリアに入ると壁には竹林の絵。建物の中に作られていながら、擬似的に竹林の中をイメージできるようにというものです。
このお茶室の名前は『清風庵』。飛行機が安全に飛べる緩やかな風を祈ったお名前ということで、空港にちなんでいます。
また、お茶室の中の道具類も見学できるようになっています。
このお部屋、撮影時は夕刻時間帯ですが、時間帯に合わせて照明が変わるようになっています。
夕刻時でしたので、ほのかに赤色の照明でしたが、夜間になると、夜空に月が出て水の鉢に月が映る趣向がなされているということでした。
実際にお茶席を体験できる場所は、見学用のお茶席とは別。にじり口などもない畳Or椅子のある方の建物。
そこの欄間に注目するよう案内されて見上げてみると、飛行機の翼を模したデザインとなっています。
お茶席体験はまずは、お菓子をいただきながら点てて下さる様子を拝見。
そのお手本となるお茶をまずはじっくり味わって。
次は自分で。点てる前のお茶が置かれて、まずは手早く底の部分に1を描くように。次は少し浮かせて同じように。最後は表面近くをゆったりと。
余談ですが、写真はいつも何の体験をしても褒められる夫のものです….。
こちらはお干菓子と合わせていただきます。
バーで北海道らしい乾物と夏カクテルを(18時から)
ポルトムインターナショナル北海道のバーは18時から。ホテル8Fにあり、エアポートビューが楽しめます。
今回、日中にチェックしていた夏カクテルとオリジナルチョコレートをいただこうと伺いましたが、残念ながらチョコレートは品切れ。
おつまみをチョコレートから北海道の乾物盛り合わせ(1,150円)に変更。夫はカクテル予定から北海道といえばのサッポロクラッシック(1,331円)に変更、私は夏限定カクテルのパパダイキリ(1,694円)に。
チョコレートがないのはショックかと思ったのですが、意外にも乾物盛り合わせも日頃食べないものが入っていて面白くいただけました。
左上が鮭とばスライス、右上がなんと『ほっけジャーキー』そして、右下が蝦夷鹿のカルパスで左下はビーフジャーキーでした。
このほっけジャーキーが甘くて、カクテル類にも合います。
カクテルと空港が何より良い組み合わせですが。
なお、私はいただいていませんが、お隣のお席の方は夕食を召し上がられていました。
北海道ビーフバーガーが2,178円、シーフードあんかけ炒飯が2,057円とお食事はかなりお手頃ですので、館内の高級レストランで食べるほどでもなくて、でも国内線ターミナルに行くのは結構遠いな….というときのお食事にも良いのではないかと思います。
タテルヨシノの朝食 エッグベネディクトは追加料金ですがオススメ!
タテルヨシノは関西にもありますが、ここでは外来可能な昼食・夕食以外に宿泊時の朝食が、この名店でいただけます!
タテルヨシノのランチ・ディナーを一休レストランでチェックする場合はこちら
朝食メニューのチェックはお部屋テレビでも
実はここでの朝食。弾丸北海道旅行のメインイベントの一つでもあるほど楽しみにしていたため、前の日のうちにメニューをお部屋テレビでチェックしていました。
お部屋のテレビ情報に夜とブッフェで提供されるお食事と北海道名産ドリンク類があって、メインは持ってきてくれる方式。
お肉と魚料理も+料金で提供いただくことは可能ですが、朝食の特徴といえば玉子料理かと。
オムレツにスクランブルエッグ・目玉焼きと定番のものが並んで、その下にシェフのおすすめと枠に囲まれている2種類が。ウフ・アン・ムーレットはおすすめですがプラス料金なしでOKの優れもの。そして、事前に他の方の旅行記でも美味しいと書いているのを見てチェックしていたエッグベネディクトはプラス料金が必要で1,265円。
ということで、この2人でこの2種類をオーダーしてシェア!と決めてからレストランに向かいました。
うっとりする店内
お店の雰囲気は空港の朝という言葉で連想する忙しなさとは無縁の『優雅』さに浸れる感じです。そして日にもよるかもしれませんが、8時ぐらいの遅めの時間帯、空いていました。(沢山のかたが出られた後でしたので、早目の時間帯の方が混んでいるのかもしれませんね。エアポートホテルなので)
まあ、下の無人写真の撮影タイミングは一瞬程度でしたが。
ブッフェ台
ブッフェ台もそれほど品数がある訳ではありませんが、お料理がエレガントな感じで嬉しくなります。
シリアルの側に置かれていた牛乳には、シリアルにお使いくださいと書かれていました。もしかすると、ジュースコーナーの美瑛産の牛乳とは別なのかもなど想像していました。
ゆきさやかという栗山産(道内の栗山町?)お米のご飯で和食も楽しめます。
マヨネーズは自家製です。ヴィシソワーズも置かれていました。フレンチの朝ごはんらしい雰囲気ですね。
パンは温め可能で、ブルーベリーといちごのジャムは自家製です。
そしてジュースがお部屋テレビによると各地の名産。りんごジュースは余市(よいち)、トマトジュースは平取(びらとり)、牛乳は美瑛(びえい)で、オレンジジュースだけ産地指定はありませんでした。
メイン❶ ウフ・アン・ムーレットを選択した場合
ウフ・アン・ムーレットのムーレットはソースの名前で赤ワインを贅沢に使ったもの。そのソースでポーチドエッグをいただくお料理です。
赤ワインソースですので、見た目通り味も重め。大人の味ですね。
メイン❷エッグベネディクトを選んだ場合
エッグベネディクトは、ホテル朝食では定番と言えると思いますが、ベネディクトとは人名で、ウォルドルフホテルでベネディクト氏がオーダーした二日酔い対策の朝ごはんが元となっています。
このお料理、同じ玉子料理なのになぜ+料金がと思っていましたが、上に載っているがキャビアといくらだからかなと納得できる豪華トッピングでした。下に引かれているイングリッシュマフィンのカリカリ具合が生きる程よいソース量でとても美味しくいただけました。せっかく北海道で優雅なホテルに泊まるのだからというシーンにはおすすめのメニューです。