三十三間堂の場所は?
三十三間堂は、京都駅から206番等東山七条に向かうバスに乗って三十三間堂前下車すぐです。電車の場合は、京阪電鉄七条駅から徒歩7分程度です。
三十三間堂の千体観音立像
三十三間堂は蓮華王院の本堂のこと。平安後期で後白河上皇が平清盛の協力を得て創建され、その後大火を経て、1266年(鎌倉時代)に再建されたものが現存の本堂です。
三十三とは、本堂の柱間の数。非常に横に長いのが特徴で、その本堂には、千体観音立像が並んでいて、荘厳で厳粛な気持ちとなる場所です。
京都の観光地としても非常に有名ですので、遠足・修学旅行などで訪問する場所の定番と言える場所でもあります。
訪問した日も、観光バスが多く停車していたほか、タクシードライバーさんがガイドを兼ねた少人数の修学旅行生グループも多数見かけました。

本堂は撮影禁止のため、看板を撮影しました。
中は、このように千体観音立像が並んでおり、写真の手前側にある廊下状の場所から、お祈りをすることができます。
京セラ美術館 アンディ・ウォーホル・キョウト展開催期間のコラボ展示
さて、平安神宮付近にある京セラ美術館では、2023年2月12日までアンディ・ウォーホル展が開催されています。
そのアンディ・ウォーホルが日本旅行の際に訪問された三十三間堂。その訪問時のお写真と、観音様を書いたスケッチ(かなりラフなスケッチに見えました)が、京セラ美術館での開催スケジュールと同日程で三十三間堂の本堂に展示されています。(京セラ美術館はスマホ撮影可能ですが、三十三間堂の本堂内は撮影禁止のため写真はありません)
三十三間堂屋外は撮影自由な遊歩道
三十三間堂は名前の通り長い建物が特徴。屋外では、その長さのわかる写真の撮影は可能です。
学生さんはこの本堂の角で、数名のグループで千手観音風(縦に数名が並んで手の動きだけ見えるようにする)の写真を取られている方を何組かお見かけしました。定番の撮影方法なのでしょう。
本堂の周りは遊歩道となっていて、車椅子の方でもまわれる形となっています。
池や鐘楼など美しいものも多いため、ゆっくり回って見るのも一興です。
弓道の歴史の名残も
稲荷社の横に射場があります。
三十三間堂は『通し矢』という弓道の全国行事が年1回今でも大規模で行われているのですが、その始まりは江戸時代。徳川家光公が武士たちに弓術の技量を競わせたことだということです。
その名残は、本堂の外側に近づいてみると、柱や梁にに鉄板が貼られていることにみられます。
武士たちが訓練で放つ矢が本堂に多くあたって、本堂が倒壊することのないように補強しているものだとの説明がありました。きっと激しい訓練だったのだと思い起こさせるものですね。