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兵庫夙川【吟座 糀家】おまかせ料理と日本各地調達の日本酒で『大人時間を』(2022年12月情報)

夙川は関西の方ならピンと来ると思いますが、阪神間にある高級住宅地です。

そこで各地の蔵を廻られた店主様おすすめの日本酒とおまかせ和食をいただきました。お料理も日本酒もおまかせ。とある日のとある時のお酒・お料理との出会いを楽しめるお店です。

一休予約はおまかせ一択

今回おまかせのお料理となったのは、そもそも一休レストランでメニューをみていたのですが、そのメニューがおまかせ一択。

かなり冒険心がくすぐられての訪問となりました。

一休レストランで吟座糀家の情報を見る

デザートはついていないということですが、リクエストは可能です。追加料金OKでデザートの準備をコメント欄でリクエストしました。

吟座糀家の場所は?

阪急電鉄の夙川駅から徒歩4分・JR夙川からは徒歩10分ほどのところ、ビルの2階という立地です。

ビルの2階にお店

おまかせ料理とメニューのない日本酒

さて、まずは1杯目。夫はいつも通りビールからスタートですが、私は日本酒スタート!

ビール

純米大吟醸生酒 『加賀ノ月』

『甘めのもの』という好みだけで店主様におまかせしたところ。ドンピシャで甘味しっかりの日本酒を提供して下さいました。

これ、覚えておきたい!と思う銘柄との出会いです。

純米大吟醸生酒 加賀ノ月

好みの日本酒に感動しすぎてお料理の説明がうろ覚えになってしまったのですが、赤のほにゃらら煮穴子添えが一品目となります。紫芋っぽいものがどっしりと練りこまれたような逸品が中に隠れていました。一品目からすでに日本酒にあうメニューですね。

一品目煮物

ここからお魚が続きます。次が淡路天然のヒラメ。味付けされているので山葵だけを乗せて味わいます。こんな贅沢覚えてしまって良いのだろうかという新鮮なお刺身らしい食感に山葵が良い仕事を….,。

淡路天然のヒラメ

さらに続くお皿はもみじ鯛。昆布おし(30分間押したものとのこと)です。皮が炙りで調理されていて、前の一品とも異なる味わいです。

もみじ鯛の昆布おし

純米吟醸生酒 『雪の茅舎』と『開運』

甘めというだけのリクエスト続きでの次の日本酒は『雪の茅舎』。秋田の銘酒です。55%の純米吟醸で1杯目の加賀ノ月よりは少し甘さは抑えられた大人の味わい(朝甘党の私基準ですが)。

もう一つは夫の飲みやすいものリクエストでの『開運』。クリスマスからお正月とお祝いシーズンにぴったりなお名前のお酒です。静岡県掛川で醸されています。

こちらは店主様の依頼で斗便貯蔵(一斗は一升瓶10本分の大きさ)してまろやかにねかせるという手を入れたオリジナルのものだとか。

雪の茅舎と開運

合わせるお料理は、土瓶蒸し。出汁味と日本酒、合わないはずがない組み合わせですね。出汁もしっかり味がついていますが、さらに具沢山で食べ甲斐もあります。

土瓶蒸し

そして続くのが、宮城県の太刀魚。ふわカリの食感と敢えての荒削りの大根おろしとの組み合わせが楽しいものです。

太刀魚

さらに大人気分で味わえる焼き銀杏です。ぷるんぷるんの実を噛みしめながら日本酒を味わいます。

焼き銀杏

純米吟醸『基峰鶴』と純米大吟醸『ほろほろに』

この2種のお酒は佐賀県のもの。

ちょっとこのあたりから大分良い気分になってしまっていましたが。

甘いリクエストの方が基峰鶴です。

メロンのような味わいがするとの表現に『わかる!』と思うフルーティさがあります。

基峰鶴
基峰鶴解説

飲みやすいリクエストの方が、嬉野温泉産の『ほろほろに』。日本酒度は−2、ほんのり甘い部類のお酒です。

150年の老舗蔵ですが、今の杜氏さんは酒造り数年程度、でもとてもお酒造りがうまい方なのだとか。本来は火入れしたものしか出荷されていないお酒を店主様リクエストで生で出していただいているそうです。夫がやっぱり大吟醸は飲みやすくて美味しくていいなあと贅沢な感想を言っていました。

ほろほろに

そしてお料理は、この日最も強く『記憶に残る美味しさ』を感じたあん肝!

ほのかなゆず風味としつこくないのにしっかりとした甘味。あん肝ってこんな美味しかったんだと、一口いただくごとに感動し続けた名品でした。この一皿で日本酒一杯いただける充実度。

あん肝

続くのはかますと紫芋チーズなど。このカマスの塩加減がまた絶妙で。「絶対皮ごと食べてみて!」と先に食べた私から夫にアドバイス。皮ごといただいた時のバランスが良い感じです。

カマスなど

純米吟醸『石鎚』プリンセスミチコ

日本酒のラストは純米吟醸『石鎚』プリンセスミチコ。エレガントなラベルが素敵です。

このエレガントなテーマは、お酒に「プリンセスミチコ」から培養された花酵母が利用されているが故でしょう。作られているのは愛媛県。使われているお米の名前も愛媛県産しずく媛と上品な美しいものですね。

石鎚プリンセスミチコ

石鎚 プリンセスミチコ ラベル

お料理はメインとなる天然ふぐ。ほのかなバター風味のまったりとしたお味がふぐの甘味と混ざり合って美味しいです。

天然ふぐ

一口の角がり(生姜)を挟んで牛すじのお蕎麦へ。どれも美味しすぎるおまかせコースでした。

角がり

牛すじのお蕎麦

別リクエストデザート

あらかじめリクエストしていた別オーダーのデザートです。いちごは讃岐姫とあすかルビーの食べ比べ。ブドウはシャインマスカットと掛け合わせして甘く食べやすくなった珍しいもの。そして、これらにつける甘めのソースにはウィスキー山崎が入っていて、まったり上品。パンにつけたらもう至福としか言えない味わいでした。

デザート

お茶類もタンポポコーヒーやら〇〇茶など豊富にあるようですが、いただいたのは黒豆茶よよもぎ茶(粉から作った濃い方)です。このよもぎ茶が、ほろ酔い気分から帰宅モードに促してくれる濃い味わいでした。

黒豆茶

よもぎ茶(粉)

メニューがないため、デザートとドリンクの明細は不明ですが、これだけいただいてお会計は2名で約23,000円。

少し特別な日に、お酒をあじわいに行くのにぴったりです。

私の好みの都合上、おそらく辛口の灘のお酒は出てきませんでしたが、エリア的には灘五郷にも近い場所です。日本酒蔵巡りをされる方ならお好みにあうお店だと思います。

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