某テレビ 番組で紹介された『ほぼかに』等、ほぼシリーズも有名なカネテツデリカフーズさんの工場が六甲アイランドにあります。そこに併設されているのが『てっちゃん工房』。
魚のすり身を使ってできる、ちくわとかまぼこ作り体験ができる施設で、体験は事前予約制です。
直接サイトでも予約できますが、クーポンとポイントがついたり利用できるためお得になるじゃらん遊び・体験での予約がお得です。
てっちゃん工房の行き方:六甲ライナーアイランドセンター駅から約1km
六甲ライナーはJRの住吉駅や阪神電鉄魚崎から六甲アイランドに向けて出ているかなり短い鉄道です。てっちゃん工房に向かうには途中公園等もあって不安に思いますので少し詳しく行き方を説明します。
アイランドセンターで降りて、改札を右に曲がって突当たりをさらに右通路を降りて広い通りまででます。
広い道路に出ると左(西側)にまっすぐひたすらに歩くのですが、信号があるところで道路の右側をに移動しておいてください。(左側を歩くと最後植え込みに阻まれます)。
このような公園が見えると正解。公園の中をさらに直進方向に進みます。公園の出口は階段。この階段を下りて左(南側)に曲がります。
てっちゃん工房の看板が見えたら右折、敷地にそって最後に左折すると入り口があります。
工場の敷地内に入るとこの建物があり、体験受付があります。(受付は1F体験は2Fです)
商品の購入は、体験の焼き上がり時間まで待って!
受付に入ると、オリジナル商品やその場であげてくれる商品の販売(テイクアウトですが、屋外のベンチではいただけました)がありますが、早めについても購入はちょっとお待ちを。ちくわ・かまぼこ作り体験には焼き上がり待ち時間があります。その時間のお楽しみにとっておきましょう。
体験までの待ち時間は、このショップ前にあるテレビで放送されている体験の説明映像を見ておくとイメージが掴めるかもしれません。
お子様ならば「パンがなければちくわを食べれば良いのよ!」と宣っている作品の前での撮影をして待つという手もあります。ネルサイユ宮殿だそうです。
後は他所では見られないかもしれない悪い子てっちゃんも見ておきましょう。
受付から番号札と、髪カバーを受領
受付でお支払いをして番号札と髪カバーを受領します。髪のカバーは食品を扱うので、髪の毛が落ちないようにかぶるものです。番号ふだは、自分のちくわ・かまぼこがどれなのかを判別するもの、最後の引換まで使いますので紛失しないように気をつけましょう。
2Fに上がるまでの階段に飾られているお花の写真はお花ではなく、カネテツさんのスタッフの方が作られた「魚のすり身」の作品とのことです。信じられないほどのハイクオリティですね。
荷物は棚に(携帯電話・カメラはポケット等で保管)
荷物は棚に置きっぱなしとなります。ロッカーはありませんので貴重品はある程度身につけられる形で持参を。(体験中他に入ってくる人はいないですし、防犯を気にする雰囲気もありませんが、念のための安心感をです。)
また、作業部屋内は撮影フリーです。すり身を触っている間はカメラ・携帯が触れませんが、途中何度か撮影ができるタイミングもあるため、携帯はポケットに。手洗い場所も部屋の中にあるため、カメラを触る度に手洗い・消毒も可能です。
番号札と同じ番号のかまぼこ板とちくわ棒を利用
作業台に着くときには、受付で渡された札と同じ番号のかまぼこ板のところを探して、そこで作業します。このかまぼこ板の番号を元に最後焼き上げたかまぼこを受領する形となります。白い光るものはエプロンです。すり身は服に着くと取れにくいようですので、ナイロンのエプロンをつけての作業です。
すり身はスケトウダラの高級品を利用
ここで使うすり身はスケトウダラの身。スケトウダラは身はすり身に、卵は明太子に、内臓は肥料にと余すところなくいただけるありがたいお魚だそうです。
かまぼこ造りは自由作品
かまぼこ造りは自由な形を作っていいことになっています。
あらかじめ、すり身は、かまぼこ板に載る量が配布されますので、かまぼこ板にすり身をぴったり載せる方法を先生の実演通りに実施します。
刃のない包丁を使って板状のすり身にくるっとかまぼこ板をつけて回し込んでのせます。そのあと、包丁で表面を滑らかにしていきます。この標準のかまぼこ造りは、今も手作りのかまぼこ屋さんでは撮られている手法だそうです。
この上にのせたかまぼこについては、自由な発想で好きな形に仕上げて良いということです。絵心のない私には無理ですが、作品例が飾ってありました。すり身は柔らかいため形を作るのはかなり難しいです。形ができないためオーソドックスに文字のみを小さく入れたら焼き上がり埋まって消えていました。かまぼこは約30分蒸してから焼き上げるので、デザインは大胆にしておく必要があるようです。
形はあらかじめ考えておかないと時間が足りませんので、自由な作品を作りたい方は事前に発想を膨らましてから参加すると良いと思います。
自由な発想なくかまぼこ型で作ったものの焼き上がりです。かまぼこ型を綺麗な形にすること自体が素人には至難の技。角部分も丸みを帯びた若干いびつなかまぼこ型となりました。
ちくわ造りは先生の手順に忠実に
ちくわ造りはかまぼこと異なり、手順に忠実に実施しないとうまく巻きつきません。この白い枠の中にピッタリ収まる量のすり身が配布されます。
大まかに半球体を潰したあと、包丁で枠の表面に沿うように不要なすり身をこそげとり、枠の中の埋まっていない部分に追加。また表面をこそぎ取って滑らかにしていきます。簡単そうに見えて、結構埋めるのは難しい作業です。
この枠を外してできた板状のすり身を自分の番号の書いたちくわ用の棒に巻いていけば完成です。今回の体験の1番難しいポイントはこの枠の中にきっちり収まるようにすり身をのばすところだと思います。穴ぼこなどが開かないようにする必要があります。
ちくわを焼くのは機械任せです。くるくる回りながらどんどん焼けていく様子をみることができますが、お子様は高温で危ないので近寄らないように注意が必要です。
焼き上げまでの時間もまた楽しめます
2年前に伺ったときにはこの焼き上げの時間は試食タイムで色々な一口サイズのカネテツさん製品をいただけたのですが、今は、待ち時間を過ごす店内での飲食はご法度。
ただお店の前のベンチ(工場敷地内ですので車通りなどではありません。)で店内で購入したものをいただけます。おすすめはジューシーウインナー焼き(300円)。練り物がしっかりしたウィンナーに巻きついて揚げたての甘味を醸し出しています。ベンチ前には自販機があってしかも自販機が安くて驚き。100円未満でメジャーなペットボトルのお茶やソフトドリンクが買えます。大人はビールが飲みたくなる味だと思いますが、そこは我慢で。
体験で作って焼き上がったばかりの竹輪もここでいただいても良いそうです。
その他、ほぼシリーズや工場オリジナル商品なども持ち帰りのため購入できます。ほぼシリーズは、『ほぼかに』以外にも『ほぼホタテ』『ほぼかきフライ』『ほぼタラバガニ』などもあります。
オリジナルグッズや商品のみの購入もできるようですので、体験をしない方も楽しく訪問することができるようですよ。
スケジュールは約2時間を予定しておく
体験は待ち時間も含めて約90分みておくと良いと思います。受付は体験の15分前までに完了ですので、合わせると2時間スケジュールはあけておいた方が良い感じです。一日の開始時間は3回に分かれていました。(2022年1月の休日)
【近隣探訪❶】合わせて訪問するなら、神戸ベイ・シェラトンランチブッフェも
カネテツデリカフーズさんがあるアイランドセンター駅は駅前に神戸ベイ・シェラトンがあります。宿泊しつつ、てっちゃん工房に体験に行くのも王道ですが、時間を合わせて体験後に神戸ベイ・シェラトンの1Fガーデンカフェでランチブッフェに行くのも一案だと思います。
1月は冬の味覚フェアでローストビーフや天ぷらがメイン。今年のカニは終わってしまっていましたが。有頭えびのブイヤベースなどもありました。
たまに満席で予約できないこともありますので、訪問時は予約を。中国料理レストランもおすすめ。
神戸ベイ・シェラトンの情報は【神戸探訪⑦】神戸ベイシェラトンの記事で詳しくご説明しています。
【近隣探訪❷】灘五郷酒蔵巡り
せっかく六甲ライナーに乗って出かけてきたならば、アイランドセンターから住吉方向に向かって2駅先の南魚崎駅で近隣酒蔵巡りもおすすめ。実際私は、てっちゃん工房の12時の回体験後に南魚崎出発で酒蔵巡りに行きましたが時間的に夕方までで充分楽しめました。
詳しい記事はこちらも【灘五郷❷】甘党女性の酒蔵巡り 御影郷・魚崎郷モデルルートをご参照願います。