2022年3月1日に京都梅小路に梅小路花伝抄がオープンしたため、近隣探索を行った際の訪問記として京都鉄道博物館をご紹介します。
※本訪問記は旅行観光客が京都鉄道博物館を訪れた目線で記載しています。鉄道コアファンの方には物足りない内容だと思いますがご容赦ください。
- 1 チケットは時間指定券またはセット券を事前購入
- 2 京都鉄道博物館は京都梅小路京都西駅目の前
- 3 所要時間1時間30分では全く足りない 時間のない方はテーマを決めて見学がおすすめ
- 4 鉄道博物館見学スポット1 プロムナード
- 5 プロムナードでお弁当
- 6 鉄道博物館見学スポット2 鉄道の歩み
- 7 昭和乃駅
- 8 鉄道博物館見学スポット3 車両工場
- 9 鉄道博物館見学スポット4 車両のしくみ
- 10 鉄道博物館見学スポット5 車両工場鉄道の施設
- 11 鉄道博物館見学スポット6 鉄道ジオラマ
- 12 鉄道博物館見学スポット7 列車を安全に走らせよう
- 13 鉄道博物館見学スポット8 鉄道と文化
- 14 鉄道博物館見学スポット9 物を運ぶ
- 15 鉄道博物館見学スポット10 列車に乗ろう
- 16 鉄道博物館見学スポット11 関西の鉄道会社
- 17 鉄道博物館見学スポット12 運転シュミレーター
- 18 鉄道博物館見学スポット13 指令室
- 19 鉄道博物館見学スポット14 レストラン
- 20 鉄道博物館見学スポット15 スカイテラス
- 21 鉄道博物館見学スポット16 トワイライトプラザ
- 22 【京都鉄道博物館展示ではありません】トワイライトエクスプレス乗車記念プレート
- 23 鉄道博物館見学スポット17 扇型車庫
- 24 鉄道博物館見学スポット18 旧二条駅舎
チケットは時間指定券またはセット券を事前購入
チケットは時間指定券または京都水族館とのセット券を事前購入が便利です。セット券を別日利用が可能かどうか問い合わせたところ、有効期限内であれば別日利用も可能との回答がありました。宿泊旅行の際に別日利用できるのはありがたいですね。
京都鉄道博物館チケット販売サイト(日時指定チケット)※アソビュー公式サイト
京都鉄道博物館と京都水族館セット券(有効期限内で利用可能)※アソビュー公式サイト
京都鉄道博物館は京都梅小路京都西駅目の前
京都鉄道博物館は、JR京都駅が始発駅となるJR西日本山陰本線で京都駅から一駅の駅となります。
所要時間1時間30分では全く足りない 時間のない方はテーマを決めて見学がおすすめ
訪問時は平日午後以降のお休みとなり訪問に充てられる時間は昼食時間込みで1時間30分。この時間だと全く不足で、さっとみるのに2時間、じっくり見るなら半日かけてがちょうど良いことが、中でいただいたおすすめ見学コースリーフレットをみて判明。ただ、時間の制約は仕方ないためざっくりとだけ見てまわりました。
なんといってもフロアガイドリーフレットに書かれている場所案内が『モハ80−1』とか、『キハ81−3』とかですので、一介の旅行者には読み解くのが難解でした。インターネットで見ると車両写真等が出ているため予習して何を見たいかを決めておくか、時間をたっぷり取るのが正解だと思います。
鉄道博物館見学スポット1 プロムナード
エントランスホールを入ってすぐ。プラットフォームを模した展示場に機関車が登場です。C62 26というのが機関車の車両番号。旅好き気分を盛り上げる食堂車が連結されていました。
0系新幹線車両もありました。新幹線を夢の超特急などと表現していた時代のものでしょうか。
プロムナードでお弁当
プロムナードの一角でお弁当を販売していました。2Fにレストランがありますが、プロムナードでお弁当を買って食べることもできるようです。お弁当を食べて良いエリアなども掲示されています。
鉄道博物館見学スポット2 鉄道の歩み
国産初量産蒸気機関車
屋内展示場に入るとまず目に入るのは蒸気機関車です。この車両(230系233号)は国産で初めて量産化された蒸気機関車とのことでした。
世界の鉄道の始まり
その奥には、世界の鉄道の始まり。
世界初の鉄道は1825年英国で開通しました。その始まりまでの実験の車両の模型が展示されています。
新橋駅(初代)
日本の最初の鉄道は新橋ー横浜間。新橋駅の初代模型です。1872年に開業しています。
大阪駅(初代・2代目)
国内2路線目は1874年の関西の大阪ー神戸間。初代大阪駅の雰囲気では、駅への移動はタクシーならぬ人力車であることも興味深いですね。画面切り替えで見ることができる1896年開業の2代目大阪駅。周囲に車や市電があることが時代の変遷を感じます。
鉄道黄金期(鉄道は日本各地に広がる)
そして鉄道は日本全国を網羅するように広がって行きます。『つばめ』はJR九州が運行する列車、『富士』は東京駅ー大分駅を走る寝台特急、2009年に廃止となったブルートレインのことです。
電気機関車 EF52型1号機
鉄道の変遷を説明するパネル横に大きく展示されているのは日本最初の電気機関車 EF52型1号機。1928年に生まれ、1973年まで走っていた車両です。
製造は日立製作所さんと記されていました。
昭和乃駅
そして、鉄道のあゆみのコーナーの最奥は昭和乃駅。架空の駅だと思いますが、レトロな雰囲気を演出しています。なつかし商店の中のお菓子小物や、タバコの箱なども昭和らしい演出です。またなつかし商店前にはダイハツ ミゼット(オート三輪)が停車しています。
鉄道博物館見学スポット3 車両工場
1F屋内展示スペースの最も奥側には車両工場の様子が展示されているとありましたが、2022年3月は愛媛を走る『伊予灘ものがたり』が2代目に引き継ぎされる時期であるためか、伊予灘ものがたり大展示場のようでした。
伊予灘ものがたり展示車両
車両のシンボルマークは伊予灘の夕景をモチーフとしており、茜色と黄金色にカラーリングは2代目にも引き継がれるそうです。
伊予灘ものがたりアテンダントさんの制服
伊予灘ものがたりは観光列車のため、美味しい食事などのシーンを彩るアテンダントスタッフの方の制服も凝った造りとなっています。
お食事も充実 伊予灘ものがたり
観光列車としてお食事も充実している伊予灘ものがたりは食器も綺麗。
2022年の伊予灘ものがたり2代目の走行開始。楽しみにしている方も多いでしょうね。予約を取るのが大変そうです。
鉄道博物館見学スポット4 車両のしくみ
運転台と車掌室
車両のしくみのコーナーでは本物の運転台や車掌室が、置いていて、運転手さんや車掌さんになった気分で座ることができるようになっています。(シュミレーターではありません。運転シュミレーターは2Fにあります)。
よく見るJR新快速の車掌室もあります。
鉄道構成部品
あと、鉄道の構成部品なども見ることができるようになっています。
EF65-35
鉄道博物館見学スポット5 車両工場鉄道の施設
鉄道の施設では線路の切り替えをするポイントや、改札などの列車そのものではなく、付帯する設備に関する展示が行われています。
鉄道博物館見学スポット6 鉄道ジオラマ
広大な1F屋内展示場を見終えたら2Fに。2Fには鉄道ジオラマがあるようですが、見学開始時間が決まっており、時間不足で見学できませんでした。
座席数も限定となっています。
鉄道博物館見学スポット7 列車を安全に走らせよう
ジオラマのコーナー以外に広いスペースに電車の模型が走っていて、運転体験ができるようになっています。ATS・ATCの仕組みを知ることができるようになっています。自分で列車を止めるのが難しそうと思う私のような人向けに自動運転というボタンがあって、走っている電車の停車の様子などを見るだけというコースも選択できます。(鉄道ファンの方には「それ選択して面白いの?」と思われそうなボタンですが、じっくり眺めていられるのはありがたい機能でした)。
鉄道博物館見学スポット8 鉄道と文化
鉄道と文化のコーナーでは鉄道駅貴賓室の装飾や鉄道に関する書籍などを展示しています。
鉄道博物館見学スポット9 物を運ぶ
物を運ぶのエリアでは、昨今そのグッズなども人気が出ているコンテナなど、旅客ではなく物を運ぶにテーマが当たっています。
鉄道博物館見学スポット10 列車に乗ろう
列車に乗ろうのコーナーは、レジャーブームに乗った企画切符などの展示や、列車の内装などにスポットを当てる展示を行っています。グリーン車より上位のグランクラス座席。座れませんが、見ただけでも快適そう。包み込まれるような頭の部分など見ていると遠くに旅に出たい気分が高まりますね、
鉄道博物館見学スポット11 関西の鉄道会社
この鉄道博物館が京都にある土地柄関西の鉄道会社コーナーがありました。
各社の企画切符や電車模型などが飾られています。
【京都鉄道博物館展示ではありません】阪急電鉄京トレイン
京都鉄道博物館の展示ではなく本物ですが、阪急電鉄京都大阪間には特急料金のかからない企画列車『京トレイン』が走っています。列車の中に坪庭などもある面白い列車ですので、見かけたらぜひ乗ってみてください。
鉄道博物館見学スポット12 運転シュミレーター
鉄道の運転シュミレーターは完全予約制の抽選制です。20回外れたら1回利用できるような救済制度があるぐらいですので、ものすごい人気なのだと思います。(時間の制約上抽選参加もできていませんが)
鉄道博物館見学スポット13 指令室
運転シュミレーターのコーナー隣には、指令室コーナーが。こちらは指令を出せるわけでなありませんが、広い指令室を見学できます。
このさらに先にはキッズパークというお子さまの遊び場がありますが、お子さまが多く遊んでいらっしゃるので、写真は遠慮しました。
鉄道博物館見学スポット14 レストラン
2Fには広めのカフェレストランがあります。食券方式で食券購入後カウンターで受け取り自由座席でいただきます。
メニューはドクターイエローをモチーフにしたものなどもあり、お子さまには楽しい物となっています。おすすめは環状線をモチーフにした『まあるくケーキプレート』です。
私は京都という土地柄しば漬ピザをいただきましたが、塩味が効いていて、生地はカリっとしていていました。写真では誰もいないように見えますが、これは平日で利用していないエリア側の写真。手前に同じぐらいの広さの同じ雰囲気の座席があって、こちらはほぼ満席の盛況ぶりですが、座席間はゆったりしています。
鉄道博物館見学スポット15 スカイテラス
3Fは完全予約制の図書資料室とホールがあり、一般利用客はスカイテラスのみの利用となります。
スカイテラスからは、京都駅を発着する列車が見えます。(写真は貨物列車)
鉄道博物館見学スポット16 トワイライトプラザ
トワイライトプラザは札幌・大阪間を運行するトワイライトエクスプレスの車両を展示しているスペース。
【京都鉄道博物館展示ではありません】トワイライトエクスプレス乗車記念プレート
私もこの時代のトワイライトエクスプレスに連休に乗るために9月のチケット争奪戦に2月の旅行パッケージ発売開始時にパッケージ申し込みをして奇跡的に勝ち取れた思い出があります。
(旅行パッケージに予約申し込んでおいても旅行会社の方が発売開始日の争奪登録を行なってアクセスできた時のみパッケージ購入ができるという壮絶な競争率のものだと言われました。旅行会社の係の方には本当に感謝しています)
途中何度も機関車の繋ぎ替えなどがある、鉄道ファンの方にも猛烈な人気がある列車でした。『なんたらターンです。』(すみません、ターンの名前思い出せません)など、実際乗ってみても鉄道ファン向けの放送も何度も流れてマニアの心鷲掴みという感じで、二人用のお部屋はパッケージ旅行者の雰囲気でしたが、一人用のお部屋は物凄く良いカメラを持った鉄道ファンの方でいっぱいだったのも思い出しました。
自宅に保管しているトワイライトエクスプレスの乗車記念プレートも今や貴重なものかもしれませんね。写真の色褪せ方と画像の荒さが時代を感じますね。
鉄道博物館見学スポット17 扇型車庫
トワイライトプラザから出口方面に歩くと広大な扇形車庫が。中にはSLが沢山停まっています。予約をすればSLスチーム号乗車も可能。SL乗り場で別料金300円で乗車できます。
時間があれば、このSLのコーナーを廻るだけでもかちがありそう。多数の保存車両は重要文化財にもなっているそうです。菊の御紋が掲げてある車両は後で調べてみると、昭和天皇のお召し列車でした。優美な姿ですね。
鉄道博物館見学スポット18 旧二条駅舎
出口に当たる建物は旧二条駅舎。SLに関する展示があり、出口を出たところにミュージアムショップがあります。
ミュージアムショップでは、博物館限定のマグカップや鉄道関連のおもちゃなど、ミュージアムショップだけでも楽しめそうなお土産が沢山。ただ、この日は荷物にならないものをと、軽そうな石炭型焼きチーズのみを買いました。真っ黒なチーズですが、よく見ると左肩にKOBEの文字が。京都土産ではなかったですね。
ミュージアムショップは入場券がなくても入れますので、梅小路公園に遊びに来られたついでに立ち寄るだけでも楽しいと思います。