ザプリンス京都宝ヶ池はクラブルーム宿泊者とマリオット・SEIBUPRINCEプラチナ会員以上のメンバーはクラブラウンジでの朝食となりますが、一般フロアの方で朝食付の場合はメインダイニング『いと桜』または日本食レストラン『宝ヶ池』でとなります。
ただ、私の宿泊した日は感染防止対策で日本食レストランは休業、そして前日のクラブラウンジが混み合っている様子から推測すると。
普通に朝食付きにされている方のほうが、ラウンジ利用者より少ないかも?と予測して、クラブラウンジは利用せず、2回の朝食をメインダイニング『いと桜』でいただきました。
ザ プリンス京都宝ヶ池の朝食は一律価格
朝食付きでない場合の価格はどのメニューを選択しても3850円(税・サ込)です。
ザ プリンス京都宝ヶ池朝食の圧倒的1番人気は『和食』
1泊目・2泊目とも周囲を見渡しても圧倒的に和食が多かったです。
複数人でお食事されている場合でも必ずお一人は和食。というぐらいの和食率。でも、一泊目で和食をいただいてみてそれも納得。
お米の炊き加減も絶妙で、おかず類も豊富。世の中にカロリーがないのであればごはん2杯ぐらいは普通に食べられそうな美味しさです。(カロリー気にしない方はごはん・お味噌汁おかわりできます。)
お重は三段でテーブルにも乗り切れないほど。

さらに嬉しいことに連泊すると一部のメニューが変わっていました。
連泊でいただくと一部日替わりのメニューがある
1泊目と2泊目ではお魚料理や近江牛料理の内容が小鉢系メニューの一部も変わっていました。毎日和食という方も多いと思いますので、ありがたいラインナップですね。
和食でも食後に珈琲あり
和食の場合、ジュースはつかずお茶となりますが、食後の珈琲はいただくことができます。また、珈琲はお部屋へのお持ち帰りも可能です。
お子様のザ プリンス京都宝ヶ池宿泊者にも人気が出そう 『パンケーキ ブレックファースト』
洋食は3種類から選べます。その中の一つがパンケーキブッレクファーストです。
このパンケーキブレックファーストで出てくるのは『ベリーベリーパンケーキ』。できれば、朝ではなくて3時のおやつにいただきたい!というぐらいの可愛らしいパンケーキです。
サラダ・ヨーグルト・フルーツが独立して出てきてます。サラダは京都ポークベーコンがのっています。
デザートのフルーツ盛り合わせよりメインの方がデザートっぽいですね。小さなグラスはパンケーキ用のメイプルシロップです。他の洋食朝食時にはつかなかったので、ヨーグルト用ではなさそうです。
ジュースはオレンジジュース・グレープフルーツジュース・野菜ジュースから選択式です。珈琲ももちろんついています。
ザ プリンス宝ヶ池の『リュクスプレートブレックファースト』はクロックマダムとエッグベネディクトの食べ比べ
洋食メニューの1つであるリュクスプレートブレックファーストは、クロックマダムとエッグベネディクトの競演にパン4個というボリュームあるもの。
卵料理がメインとなるこのプレート。使われている卵は『宇治の平飼い卵』。ナイフを入れると黄身の色が鮮やかなオレンジなのがわかります。見た目だけだとソースとみまがうような鮮やかさです。
フルーツ盛り合わせとサイドサラダ・ヨーグルト・ジュースはついています。ジュースはパンケーキブレックファーストと同様オレンジジュース・グレープフルーツジュース・野菜ジュースから選択可能。珈琲もついています。
クロックマダムとエッグベネディクトって何が違うの?
さて、ホテル朝食の時はなんとなく名物になっているところも多いからエッグベネディクトを頼むという方もクロックマダムと何が違うのと改めて聞かれると不明という方もいるはず(私だけではないと信じたい)。
そもそもクロックマダムのベースはクロックムッシュ!?
クロックマダムとは!?で調べてみると、クロックムッシュに目玉焼きを乗せたものとあります。ということはクロックムッシュがあって初めてクロックマダムが生まれたということかと思います。
では、ベースの『クロックムッシュ』とは何か。
生まれはフランスのオペラ座近く、フランスパンにハムとチーズを挟んで焼いたものです。ソースはベシャメルソース。ルーを牛乳で溶いたホワイトソースです。クロックムッシュのクロックはフランス語で『カリカリ』という音を指すそうです。
カリカリと音がするからムッシュ(紳士)専用という説もあるようです。
フランスではカフェの軽食として有名、日本でもクロックムッシュはドトールのイメージもありますね。
それをより上品に、つまり『マダム』風に仕上げたのがクロックマダムという意味でしょうか。
目玉焼きを乗せることで、片手で持って食べるのではなく、お皿に乗せてナイフ・フォークでいただくイメージで。
エッグベネディクトはクロックマダム(ムッシュ)とは生まれが違う
では、対するエッグベネディクトは?というと。まず、生まれからして異なりました。
エッグベネディクトは、フランスではなく生まれはニューヨーク。
エッグベネディクトのベネディクトが紳士などの一般名詞ではなく固有名詞なのは、「ベネディクト」さん用のメニューから発祥しているから。ただ、ベネディクトさん用オリジナルの朝食という部分はおそらく共通ながら生まれは超高級ホテルウェルドルフアストリアや高級イタリアン等諸説あるらしいです。
定義としては、イングリッシュマフィンを半分に切ったものに、ベーコンとポーチドエッグを乗せてオランデーズソースをかけたもの。
オランデーズソースはバターとレモン果汁と卵黄を乳化し、塩と黒コショウで風味付けしたもの。オランダのソースを模したものですね。
結論:クロックマダムとエッグベネディクトの違いは?
ホテル朝食などではオリジナル要素もありますが、基本に返った時の違いは以下の通りでした。そもそも生まれも違うため、時代が異なれば競演すること自体がめずらしいのでしょうね。
パン
クロックマダムはフランスパン。
エッグベネディクトはイングリッシュマフィン
たまご
クロックマダムは目玉焼き
エッグベネディクトはポーチドエッグ
ソース
クロックマダムはベシャメルソース
エッグベネディクトはオランデーズソース
具材
クロックマダムはハム&チーズ
エッグベネディクトはベーコン
こうして対比してみると似ていながら異なるものなのですね。
ぜひ、ザプリンス京都宝ヶ池訪問の際には食べ比べをして見てください。
なお、今回ご紹介できていない朝食はアメリカンブレックファーストです。近くにも食べている方はいらっしゃらなかったため不明なままですが、王道メニューですので、たまご料理+ソーセージなどではないかなと思います。