神戸異人館『うろこの家』についての基本情報は前記事をのご覧下さいますようお願いいたします。
カップルパワースポットのある展望ギャラリーとは?
うろこの家の外観全景写真を撮ると塔のようなものが2つあるように見えますが、本当のうろこの家は写真右の建物。写真左側の建物はうろこの家を模して1982年に新しく建てられた(といってももう40年、いつかは歴史になりそう)展望ギャラリーです。

屋外:仏頭
そして緑の影、展望ギャラリーの奥にはガンダーラ仏頭展の展示品という仏頭が。まあ、美術館ですので、異人館の雰囲気と合うかどうかは別として。
うろこの家2Fにも、海外の来訪者が増えたからという理由で鎧兜も置かれているので、アジアにいらした方向けのサービスかもしれません。(真偽不明情報です)
展望ギャラリーは1F・2Fは美術品の展示、3Fは主として景観を眺める展望フロアとなっています。
今月のとあるため催物はきっと入れ替わるのかと。
1F:絵葉書の原画展
今回の1Fは美術の素養のない私にも気軽に楽しめる絵葉書の原画展。
異人館は絵葉書のモチーフとなった時は、その良さに絵師の方の味わいが加わって一段と美しさが際立つような気がします。
ゆったり椅子に座っての鑑賞も可能です。
2F:エミールガレのガラス工芸と名画展
2階には名画のフロアとありますが、私が注目したのはエミール・ガレ氏のガラス工芸品たち。1800年代後半から1900年代前半を生きられたガラス工芸作家のエミールガレ氏の作品は花や植物を描くアールヌーヴォー様式の流れを汲むもの。
異人館のランプとしても、目に止まるものがよくあります。
入り口案内には2Fはヨーロッパ名画がのフロアとありました。個人的にはエミールガレ氏の作品に着目しすぎてしまいましたが、名画も多く飾られています。
3Fに続く階段の踊り場にも絵画があって、その前で美術に詳しそうな学生さん(推定)が、構図の素晴らしいのが名画だと語っているのが聞こえました。
私には語る知識はありませんが、その絵画を見てとてものびのびした気持ちになりました!ので写真ご紹介します。
3F:展望フロア カップルパワースポット
人工的な灯りが中心の2階までから3階に上がると、鮮やかな神戸の山手からの風景が。
3階でもこれだけの景色なのは、うろこの家の場所が異人館街の中でもかなり斜面の高いところにあるから。ここに訪れるまでの急斜面を思い出しながら眺めるとちょっとした感慨があります。
このフロアが、カップルのパワースポットといわれるのは、ハート石があるから。
2つの連なったハートの石をクロスで磨くとはいかにも良いことがありそうです。
展望窓以外にもこのフロアには高いガラス窓があって、そこからはうろこの家の特徴的な外観を眺められるようになっています。
また下を眺めればお庭にある赤い公衆電話ボックスを別の角度からも眺められ、レトロな世界観を味わえます。
お茶休憩は敷地内かお隣カフェか
敷地内は現在自販機対応 お気軽に
さてうろこの家の敷地内あるカフェ、外観は雰囲気がありますが。
中に入ると、カフェ営業はしておらず、自販機が設置されていました。
でも、テーブルはカフェの要素があります。また、2022年8月上旬は異人館をモチーフとしたゲーム『Fate』の展示がされていました。
っq
隣接カフェ ティファニーの休日
せっかく坂道をはるばる上がってきたからには、きちんとカフェで休憩したいという方には、うろこの家のお隣にセルフとはいえ、カフェ・軽食のお店があります。
行き方は、うろこの家の門扉を出て上り方向に進んで下さい。
ドリンクは500円程度のお店。神戸プリンとドリンクのセットは750円でした。
窓からは緑が眺められて良いお席でした。
天井の証明も異人館風です。